しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

糸島農業高校創立110周年だそうです。あと「海を渡ったコメ農家」のこと

2012年10月22日 12時54分19秒 | 糸島関係

21日の西日本新聞より

海外研修などもやってるんですね。

日本の農業を救うには、または農家として生き残るためには、世界に自分で販売するか、世界で農作物を作って世界に売っていくしかありません。地産地消も大切ですが、「俺が世界を食わせてやる!!」というくらいの気概を持った国際人の育成が必要です。

奇しくも、昨日深夜に「海を渡ったコメ農家」というドキュメントをやっていました。世界に日本のコメ造り技術で打って出ようとしているお二人のコメ農家を紹介していた。米を食べなくなった日本人より、所得が上り、よりよい食糧を求めるようになった他のアジア人の胃袋に日本の美味い米を食べさせることをはじめようとされていた。

まず、お一人目は新潟の有機米農家の石附さん。中国の江西省で新潟の米の栽培を試験的にされていました。試験場の田んぼの写真をメールで送ってもらったり、現地に行って直接指導されていました。

今年は、中国でお米が見事に実りました。今年の米を種もみにして、来年は500ヘクタールで日本の米がつくられるそうです。ゆくゆくは5000ヘクタールまで広げる構想とのこと。

 

もう一人の日本人は新潟の魚沼で作った米を台湾に販売され、人脈を広げることで台湾でこしひかりを作ろうとされている、大島さんです。

台湾で行なわれたフードタイペイで黄千明氏と出会い、台湾で米を作ろうとされていました。また、新潟の様々な食品を台湾のデパートで売り込む約束をされていました。

あおそらく、日本の米作りの技術は世界一です。しかし、その技術を持っていても日本で栽培していては規模が小さく、アジアの人々の胃袋を満たすには至らないのだと思います。今回登場された人たちのように、世界に日本の米作り技術が出て行けば、さらに、日本の農家は海外の安い米に押されて、苦境に落ち入るかもしれません。

しかし、この番組で紹介された方々は、世界で米作りをして儲ける方法や技術、そして何より人脈ができています。その技術や方法が、日本に広がれば、1桁2桁違う農業ビジネスが日本で展開することになると思います。世界中でビジネスをする農家にならなくてはならないのだと思います。国もJAも個人農家を守ってくれません。自分の頭で考え、自分で行動するという、商業や工業やサービス業で行なわれている当たり前のことが国の縛りでできていなかったのです。食糧をコントロールしようとする、国のシステムがすでに農業をだめにしています。自分で作った農作物の値段を自分で決められる農業が必要なんだと思います。

もし、個人で経営が難しい人たちは仲間同士で農業法人などのチームを作り、都会のまとまった消費者さんたちと食糧購入の年間契約をして、農繁期には田植えや稲刈りの仕事を手伝だって貰ったりしていっしょに収穫を祝ったりして、生き残っていけると良いと思います。消費者といっしょに作物を作ることで、より必要とされる作物が生み出されると思います。

 

食糧危機はすでに始まっています。

自分で観て、自分で考え、自分で行動するる農業を糸島農業高校で教えられていることを願って。そして、消費者の人たちが、食糧危機を前にして、自分で観て、考えて、備える人になるよう教育されていることを願って。

なんちゃって。

 

 


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