しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

11日「糸島学」講座です。

2017年02月08日 15時29分29秒 | ニュース・テレビ関係

7日の西日本新聞より

日本の文字の始まりについての講座のようです。

「やまたいこく」というのが魏志倭人伝に「邪馬台国」と記録されたために、文字のない日本で最初にできた国の名前が「邪」や「馬」の入ったなんか国の名にふさわしくない文字で残りました。そして、現代でもずっと日本では「邪馬台国」と歴史で教わります。また、邪馬台国の女王も卑弥呼と「卑しい(いやしい)」と見下された文字が記録されました。おそらく「やまとのくに」の「ひめみこ」という名前が音で聞き取られた時、ああいう当て字で記録が残ったのではないかと推察されます。かってのネイティブアメリカン・インディアンのように文字が無くて、口伝で1万年以上も伝承される文化もありますが、日本最古の正倉院に残された文字の記録は糸島志摩の年貢の記録だったり、日本最古の暦の文字は元岡の遺跡から発見された鉄剣に刻まれた金文字だったりと、糸島の文字文化も面白いものがあります。

糸島の地名にも韓国的な「可也山」などが残っています。なんか、文字の伝来と当時の文化の融合で、いろいろなモノやことや土地の名前に文字が当てられていった経緯が見えると面白いと思います。

この講座、僕もいけたら行こうかなと思っています。

 


博多人形工芸士井上あき子さんご逝去

2017年02月08日 14時21分33秒 | ニュース・テレビ関係

昨日夕方のNHKニュースで今宿の井上博多人形の博多人形工芸士の井上あき子さんが5日福岡市内の病院でご逝去されたようです。

今宿の文化の巨大な宝が失われた感じがします。平成13年のNHKのインタビューに答えられる井上さんの様子が紹介されていました。

4年ほど前に、井上博多人形工房で、2階にある、井上さんの凛として気品にあふれ、見飽きることのない、美しい博多人形の作品群を見学させていただいた後、1階で外出から帰られた井上さんに会釈をさせていただいたのが僕の唯一の思い出です。女性ならではの作品の緻密さや洗練された色や形や力強さに加え、何よりも顔がいい人形を拝見させていただいて、感動の余韻にひたっていたときに、おつきの方に、手を引かれて上品な笑顔をたたえられて奥の部屋に歩いて行かれました。もうその頃は井上さんは作品を創られていないようでしたが、あのすごい作品群をよくお創りいただきありがとうございますと、一人の創作者の背中に思わず感謝の念を覚えました。

今宿駅の待合室に井上さんの人形が季節ごとに展示されています。今後もこの展示を続けていただけることを祈っています。今宿で、一流の本物の文化を気軽に楽しめることができる数少ない場所なので。

上記の井上さんへのインタビューの中で「歴史を守り創意工夫を重ねていい作品ををつくり、何年何十年もいきてくる、人の心を和ませる、そういう作品を創っていきたい。」という言葉通り、井上さんの作品は未来の人々にも多くの感動を与え続けることと思います。

このような素晴らしい先達が今宿にいたことを忘れないでおきたいと思いました。井上あき子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。