しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

伝えるべき技は伝えた方がいい。

2016年04月01日 23時44分19秒 | ニュース・テレビ関係

本日の西日本新聞より

以前久留米の籃胎漆器の工場を見学に行ったとき、竹を編んでできないものはないという職人のおじいさんがいらっしゃいました。極めればすごいアートが竹で作れるのだと思いました。

別にそんなことを求めなくてもいいけど、子供たちに竹細工の楽しさを教えるだけで、未来にものすごい創造的な財産の種を植えたことになるように思います。義務教育や文科省は竹細工を教えませんが、生きるための道具をずっと日本人は作り続づけて生きてきました。これは文化です。日本には環境破壊で、ある種の生き物がいなくなったり。植物が採りつくされてある道具がもう作れなくなっているものとか、今ある職人さんが亡くなると伝統工芸に使うための材料が作れなくなったり、作るための道具が作れなくなって、一つの伝統産業が無くなるような、大事な技術の継承が問題になっています。日本人は地域の文化を守ったり伝えたりすることに熱心ではないように思います。地元の事に無関心で、歴史もちゃんと伝えようとしてないし、歴史を知っている人の記憶や文化の価値を失う危機に瀕して慌てている感じです。本当に考える力や総合的に社会を見る力を持っていないのだと思います。

長糸地区の活動が、大人は無理かもしれませんが、地域の子供さんや若者に伝わることを願っています。手の仕事は夢中になれる魅力があります。