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【COGHCC聖書通読】 2020/08/23

2020-08-23 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
ヨブ記 1:1-5

ウヅの地にヨブという名の人があった。そのひととなりは全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかった。 彼に男の子七人と女の子三人があり、 その家畜は羊七千頭、らくだ三千頭、牛五百くびき、雌ろば五百頭で、しもべも非常に多く、この人は東の人々のうちで最も大いなる者であった。 そのむすこたちは、めいめい自分の日に、自分の家でふるまいを設け、その三人の姉妹をも招いて一緒に食い飲みするのを常とした。 そのふるまいの日がひとめぐり終るごとに、ヨブは彼らを呼び寄せて聖別し、朝早く起きて、彼らすべての数にしたがって燔祭をささげた。これはヨブが「わたしのむすこたちは、ことによったら罪を犯し、その心に神をのろったかもしれない」と思ったからである。ヨブはいつも、このように行った。

今日からヨブ記の通読に入ります。ヨブ記のテーマは、正しいことを行っている人がなぜ苦しみに遭わなければならないのか?という、すべての人に必ずや当てはまる、人生の不条理という共通テーマです。そのような意味でヨブ記は、旧約聖書の中では「知恵文学」というジャンルに分類されています。この書の主人公であるヨブは、ウヅというエドム人の地に住んでいました。理由はわかりませんが、まことの神を畏れつつも異邦人の中に住んでいた、もしかしたら正統的なイスラエル民族ではないかもしれません。しかしヨブの生活態度は実に真面目で実直、神の御前に正しい人のお手本とも言える、神の僕に相応しい人物像でした。それ故彼は多くの財産を所有し、10人の子宝にも恵まれていました。しかも自分だけでなく子どもたちが犯したかもしれない未必の罪のためにも毎日神に燔祭を捧げるほど、義を守り行うことに徹底した人でした。このように行いにおいて何一つ非の打ち所のなかったヨブが、どのような試練に遭い、どのように神に取り扱われたかを学ぶことは、私たちが神に喜ばれる人生を送るために非常に参考になります。

https://www.bible.com/bible/81/job.1.1-5.ja1955

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ヨブ記 1:6-12

ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。サタンも来てその中にいた。 主は言われた、「あなたはどこから来たか」。サタンは主に答えて言った、「地を行きめぐり、あちらこちら歩いてきました」。 主はサタンに言われた、「あなたはわたしのしもべヨブのように全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかる者の世にないことを気づいたか」。 サタンは主に答えて言った、「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。 あなたは彼とその家およびすべての所有物のまわりにくまなく、まがきを設けられたではありませんか。あなたは彼の勤労を祝福されたので、その家畜は地にふえたのです。 しかし今あなたの手を伸べて、彼のすべての所有物を撃ってごらんなさい。彼は必ずあなたの顔に向かって、あなたをのろうでしょう」。 主はサタンに言われた、「見よ、彼のすべての所有物をあなたの手にまかせる。ただ彼の身に手をつけてはならない」。サタンは主の前から出て行った。

ここで場面は突然神とサタンが対峙する霊の世界に移ります。先ほど紹介されたように神の御前に正しい生活に徹していたヨブは、神にとって自慢の種となるほど大いに喜ばれていました。しかしサタンはそんなヨブのことを、神が祝福しているから忠実に信仰生活を送っているのだ、祝福が奪われたならば神を呪うようになるでしょうと訴えます。すると神はサタンに、ヨブの身に危害を及ぼさない範囲において、その所有物をすべて取り去ってもかまわない、すなわち神の祝福を奪っても良いと、サタンに許可しました。人の目には見えない霊の世界において、神と悪しき者の勢力との戦いは、私たちの与り知らないところで常にせめぎ合っています。霊の世界に目が開かれるならば、私たちは突然の苦難や試練の意味をより深く知ることのできる助けとなります。

https://www.bible.com/bible/81/job.1.6-12.ja1955

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ヨブ記 1:13-22

ある日ヨブのむすこ、娘たちが第一の兄の家で食事をし、酒を飲んでいたとき、 使者がヨブのもとに来て言った、「牛が耕し、ろばがそのかたわらで草を食っていると、 シバびとが襲ってきて、これを奪い、つるぎをもってしもべたちを打ち殺しました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「神の火が天から下って、羊およびしもべたちを焼き滅ぼしました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「カルデヤびとが三組に分れて来て、らくだを襲ってこれを奪い、つるぎをもってしもべたちを打ち殺しました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「あなたのむすこ、娘たちが第一の兄の家で食事をし、酒を飲んでいると、 荒野の方から大風が吹いてきて、家の四すみを撃ったので、あの若い人たちの上につぶれ落ちて、皆死にました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。 このときヨブは起き上がり、上着を裂き、頭をそり、地に伏して拝し、 そして言った、「わたしは裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな」。 すべてこの事においてヨブは罪を犯さず、また神に向かって愚かなことを言わなかった。

霊の世界における戦いの結果、ヨブの財産に手を付けても良いと許可を得たサタンは、さっそくヨブの所有する畑や家畜、僕たちを敵に奪わせ、更に愛する子どもたちを突風によって一度に全員のいのちを奪ってしまいました。立て続けに襲った不幸によってすべてを失ったヨブは、服を裂き、髪を剃って最大限の悲しみを表現しながらも、主によって与えられたこれらすべてのものを主が取り去られたのだと、主の御名をあがめて、神に向かって愚かなことを口走ることなく、罪を犯すことをしませんでした。私たちの所有、そして家族も、自分で勝ち取ったものではなく、すべて主が与えてくださったものだとの徹底した信仰に、私たちも見習いたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/job.1.13-22.ja1955
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【今日の聖句】 2020/08/23

2020-08-23 06:25:10 | 今日の聖句
箴言 序 15:1 新共同訳‬‬

「柔らかな応答は憤りを静め
 傷つける言葉は怒りをあおる。」

たとい正論であっても、とげとげしい言葉では相手の怒りに火を注ぐだけで事態を収拾することはできません。塩で味付けられた柔和な言葉で相手の怒りを静めつつ反省を促す、愛と知恵を神から賜る私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/pro.15.1.新共同訳
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