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【COGHCC聖書通読】 2020/04/07

2020-04-07 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀上 8:1-11

ソロモンは主の契約の箱をダビデの町、すなわちシオンからかつぎ上ろうとして、イスラエルの長老たちと、すべての部族のかしらたちと、イスラエルの人々の氏族の長たちをエルサレムでソロモン王のもとに召し集めた。 イスラエルの人は皆エタニムの月すなわち七月の祭にソロモン王のもとに集まった。 イスラエルの長老たちが皆来たので、祭司たちは箱を取りあげた。 そして彼らは主の箱と、会見の幕屋と、幕屋にあるすべての聖なる器をかつぎ上った。すなわち祭司とレビびとがこれらの物をかつぎ上った。 ソロモン王および彼のもとに集まったイスラエルの会衆は皆彼と共に箱の前で、羊と牛をささげたが、その数が多くて調べることも数えることもできなかった。 祭司たちは主の契約の箱をその場所にかつぎ入れた。すなわち宮の本殿である至聖所のうちのケルビムの翼の下に置いた。 ケルビムは翼を箱の所に伸べていたので、ケルビムは上から箱とそのさおをおおった。 さおは長かったので、さおの端が本殿の前の聖所から見えた。しかし外には見えなかった。そのさおは今日までそこにある。 箱の内には二つの石の板のほか何もなかった。これはイスラエルの人々がエジプトの地から出たとき、主が彼らと契約を結ばれたときに、モーセがホレブで、それに納めたものである。 そして祭司たちが聖所から出たとき、雲が主の宮に満ちたので、 祭司たちは雲のために立って仕えることができなかった。主の栄光が主の宮に満ちたからである。

神殿建築を成し遂げたソロモンは、7月の祭にあわせてイスラエルの長老たち、すべての部族の族長たち、氏族の長たちを召集して、神殿奉献式を執り行いました。そして祭司とレビ人に命じてダビデの町にある幕屋から神の契約の箱を担ぎ上り、神殿の至聖所に納めました。また神に犠牲を捧げるために用いる聖なる器も幕屋から神殿に携え上りました。そのときソロモンとイスラエルの会衆は牛と羊の犠牲を捧げましたが、その数が余りにも多くて、調べることも数えることもできないほどおびただしいものでした。彼らがいかに神殿の落成を心から喜んだかがわかります。そして契約の箱を至聖所のケルビムの間に安置すると、聖所に栄光の雲が宮の中に満ちたので、祭司たちはその勤めを行うことができないほどでした。これはモーセが神に命じられて幕屋を建て上げたときと同じことが起きたのです。神もまたソロモンの建てた神殿をお喜びになり、宮にその御名を置かれたことがわかります。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.8.1-11.ja1955

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列王紀上 8:12-21

そこでソロモンは言った、「主は日を天に置かれた。しかも主は自ら濃き雲の中に住まおうと言われた。 わたしはあなたのために高き家、とこしえのみすまいを建てた」。 王は身をめぐらして、イスラエルのすべての会衆を祝福した。その時イスラエルのすべての会衆は立っていた。 彼は言った、「イスラエルの神、主はほむべきかな。主はその口をもってわたしの父ダビデに約束されたことを、その手をもってなし遂げられた。主は言われた、 『わが民イスラエルをエジプトから導き出した日から、わたしはわたしの名を置くべき宮を建てるために、イスラエルのもろもろの部族のうちから、どの町をも選んだことがなかった。ただダビデを選んで、わが民イスラエルの上に立たせた』と。 イスラエルの神、主の名のために宮を建てることは、わたしの父ダビデの心にあった。 しかし主はわたしの父ダビデに言われた、『わたしの名のために宮を建てることはあなたの心にあった。あなたの心にこの事のあったのは結構である。 けれどもあなたはその宮を建ててはならない。あなたの身から出るあなたの子がわたしの名のために宮を建てるであろう』と。 そして主はその言われた言葉を行われた。すなわちわたしは父ダビデに代って立ち、主が言われたように、イスラエルの位に座し、イスラエルの神、主の名のために宮を建てた。 わたしはまたそこに主の契約を納めた箱のために一つの場所を設けた。その契約は主がわれわれの先祖をエジプトの地から導き出された時に、彼らと結ばれたものである」。

主の栄光が神殿の中に立ちこめたことを見たソロモンは、神がこの神殿を喜ばれたことを確信し、父ダビデが志した神殿建築を二代にわたって実現してくださった神の御名をほめたたえました。そして天地万物を造られ天の御座に住まわれる大いなる神が、永遠にその御名を置く場所としてエルサレムを選ばれたことにも感謝しました。天地万物を造られた神と人とが交わした永遠の契約を置く場所、それがソロモンの神殿であり、エルサレムです。この地上において神に特別に選ばれたイスラエル、ダビデ、そしてエルサレムの祝福を祈ることこそが、さいわいな人生の秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.8.12-21.ja1955

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列王紀上 8:22-30

ソロモンはイスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、手を天に伸べて、 言った、「イスラエルの神、主よ、上の天にも、下の地にも、あなたのような神はありません。あなたは契約を守られ、心をつくしてあなたの前に歩むあなたのしもべらに、いつくしみを施し、 あなたのしもべであるわたしの父ダビデに約束されたことを守られました。あなたが口をもって約束されたことを、手をもってなし遂げられたことは、今日見るとおりであります。 それゆえ、イスラエルの神、主よ、あなたのしもべであるわたしの父ダビデに、あなたが約束して『おまえがわたしの前に歩んだように、おまえの子孫が、その道を慎んで、わたしの前に歩むならば、おまえにはイスラエルの位に座する人が、わたしの前に欠けることはないであろう』と言われたことを、ダビデのために守ってください。 イスラエルの神よ、どうぞ、あなたのしもべであるわたしの父ダビデに言われた言葉を確認してください。 しかし神は、はたして地上に住まわれるでしょうか。見よ、天も、いと高き天もあなたをいれることはできません。ましてわたしの建てたこの宮はなおさらです。 しかしわが神、主よ、しもべの祈と願いを顧みて、しもべがきょう、あなたの前にささげる叫びと祈をお聞きください。 あなたが『わたしの名をそこに置く』と言われた所、すなわち、この宮に向かって夜昼あなたの目をお開きください。しもべがこの所に向かって祈る祈をお聞きください。 しもべと、あなたの民イスラエルがこの所に向かって祈る時に、その願いをお聞きください。あなたのすみかである天で聞き、聞いておゆるしください。」

ダビデの遺志を継いでソロモンが建てた神殿は実に壮大で立派なものでしたが、天地万物を造られた神は、このちっぽけな神殿の中に住むことなどできない更にスケールの大きなお方であることを、ソロモン自身がよく知っていました。私たちは目に見える実物に心を奪われ本質を見失いやすい愚かな者ですが、目に見える者は象徴であり束の間の影に過ぎないと知ることは、永遠を思う信仰に必要な要素です。目に見えるものを偶像化することは罪です。一瞬に過ぎないこの世の栄光、誉れ、富に執着することなく、誇ることなく、ただ永遠なる神に望みを置き、寄り頼む、真の信仰を身に付けさせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.8.22-30.ja1955

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列王紀上 8:31-40

「もし人がその隣り人に対して罪を犯し、誓いをすることを求められる時、来てこの宮であなたの祭壇の前に誓うならば、 あなたは天で聞いて行い、あなたのしもべらをさばき、悪人を罰して、そのおこないの報いをそのこうべに帰し、義人を義として、その義にしたがって、その人に報いてください。 もしあなたの民イスラエルが、あなたに対して罪を犯したために敵の前に敗れた時、あなたに立ち返って、あなたの名をあがめ、この宮であなたに祈り願うならば、 あなたは天にあって聞き、あなたの民イスラエルの罪をゆるして、あなたが彼らの先祖に賜わった地に彼らを帰らせてください。 もし彼らがあなたに罪を犯したために、天が閉ざされて雨がなく、あなたが彼らを苦しめられる時、彼らがこの所に向かって祈り、あなたの名をあがめ、その罪を離れるならば、 あなたは天で聞き、あなたのしもべ、あなたの民イスラエルの罪をゆるし、彼らに歩むべき良い道を教えて、あなたが、あなたの民に嗣業として与えられた地に雨を降らせてください。 もし国にききんがあるか、もしくは疫病、立ち枯れ、腐り穂、いなご、青虫があるか、もしくは敵のために町の中に攻め囲まれることがあるか、どんな災害、どんな病気があっても、 もし、だれでも、あなたの民イスラエルがみな、おのおのその心の悩みを知って、この宮に向かい、手を伸べるならば、どんな祈、どんな願いでも、 あなたは、あなたのすみかである天で聞いてゆるし、かつ行い、おのおのの人に、その心を知っておられるゆえ、そのすべての道にしたがって報いてください。ただ、あなただけ、すべての人の心を知っておられるからです。 あなたが、われわれの先祖に賜わった地に、彼らの生きながらえる日の間、常にあなたを恐れさせてください。」

ソロモンはまたこの神殿が天の宮の影に過ぎないことを知りながらも、この神殿に向かって民が捧げる祈り、悔い改め、感謝、その他諸々の犠牲を、神が喜んで受け取り、私たちの願いを聞き届け、罪を赦し、豊かな恵みをもって祝福してくださるようにと祈りを捧げました。この世のものの限界を知りつつも、その限界を超えたお方である神に全き信仰をもって仕え、捧げるとき、神はその心の中にある思いの丈を受け止めてくださり、私たちに答えてくださる、実に憐れみ深いお方です。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.8.31-40.ja1955

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列王紀上 8:41-53

「またあなたの民イスラエルの者でなく、あなたの名のために遠い国から来る異邦人が、 -それは彼らがあなたの大いなる名と、強い手と、伸べた腕とについて聞き及ぶからです、-もしきて、この宮に向かって祈るならば、 あなたは、あなたのすみかである天で聞き、すべて異邦人があなたに呼び求めることをかなえさせてください。そうすれば、地のすべての民は、あなたの民イスラエルのように、あなたの名を知り、あなたを恐れ、またわたしが建てたこの宮があなたの名によって呼ばれることを知るにいたるでしょう。 あなたの民が敵と戦うために、あなたがつかわされる道を通って出て行くとき、もし彼らがあなたの選ばれた町、わたしがあなたの名のために建てた宮の方に向かって、主に祈るならば、 あなたは天で、彼らの祈と願いを聞いて彼らをお助けください。 彼らがあなたに対して罪を犯すことがあって、-人は罪を犯さない者はないのです、-あなたが彼らを怒り、彼らを敵にわたし、敵が彼らを捕虜として遠近にかかわらず、敵の地に引いて行く時、 もし彼らが捕われていった地で、みずから省みて悔い、自分を捕えていった者の地で、あなたに願い、『われわれは罪を犯しました、そむいて悪を行いました』と言い、 自分を捕えていった敵の地で、心をつくし、精神をつくしてあなたに立ち返り、あなたが彼らの先祖に与えられた地、あなたが選ばれた町、わたしがあなたの名のために建てた宮の方に向かって、あなたに祈るならば、 あなたのすみかである天で、彼らの祈と願いを聞いて、彼らを助け、 あなたの民が、あなたに対して犯した罪と、あなたに対して行ったすべてのあやまちをゆるし、彼らを捕えていった者の前で、彼らにあわれみを得させ、その人々が彼らをあわれむようにしてください。 (彼らはあなたがエジプトから、鉄のかまどの中から導き出されたあなたの民、あなたの嗣業であるからです)。 どうぞ、しもべの願いと、あなたの民イスラエルの願いに、あなたの目を開き、すべてあなたに呼び求める時、彼らの願いをお聞きください。 あなたは彼らを地のすべての民のうちから区別して、あなたの嗣業とされたからです。主なる神よ、あなたがわれわれの先祖をエジプトから導き出された時、モーセによって言われたとおりです」。

ソロモンはまた同胞イスラエルのためだけでなく、イスラエルの内に住む異邦人や寄留者に対しても、この神殿に向かって祈りを捧げるならば、神がその信仰に応えてくださるように祈り願いました。天地万物を造られた神は、民族を超えたまことの神であられます。ソロモンはまた、エルサレムから遠く離れた地に連れ去られても、この神殿の方向に向かって祈りを捧げるならば、その心の願いを聞き届けてくださいと祈りました。これはあたかもバビロン捕囚を預言したかのような祈りですが、この祈りあってこそ、後にダニエルが、エステルが、ネヘミヤが、遠く離れた地にあってもエルサレムを思い捧げた祈りが聞かれたのです。神に特別に選ばれた民イスラエルに脈々と流れるこの信仰こそ、永遠の契約に相応しいものです。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.8.41-53.ja1955

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列王紀上 8:54-66

ソロモンはこの祈と願いをことごとく主にささげ終ると、それまで天に向かって手を伸べ、ひざまずいていた主の祭壇の前から立ちあがり、 立って大声でイスラエルの全会衆を祝福して言った、 「主はほむべきかな。主はすべて約束されたように、その民イスラエルに太平を賜わった。そのしもべモーセによって仰せられたその良き約束は皆一つもたがわなかった。 われわれの神がわれわれの先祖と共におられたように、われわれと共におられるように。われわれを離れず、またわれわれを見捨てられないように。 われわれの心を主に傾けて、主のすべての道に歩ませ、われわれの先祖に命じられた戒めと定めと、おきてとを守らせられるように。 主の前にわたしが述べたこれらの願いの言葉が、日夜われわれの神、主に覚えられるように。そして主は日々の事に、しもべを助け、主の民イスラエルを助けられるように。 そうすれば、地のすべての民は主が神であることと、他に神のないことを知るに至るであろう。 それゆえ、あなたがたは、今日のようにわれわれの神、主に対して、心は全く真実であり、主の定めに歩み、主の戒めを守らなければならない」。 そして王および王と共にいるすべてのイスラエルびとは主の前に犠牲をささげた。 ソロモンは酬恩祭として牛二万二千頭、羊十二万頭を主にささげた。こうして王とイスラエルの人々は皆主の宮を奉献した。 その日、王は主の宮の前にある庭の中を聖別し、その所で燔祭と素祭と酬恩祭の脂肪をささげた。これは主の前にある青銅の祭壇が素祭と酬恩祭の脂肪とを受けるに足りなかったからである。 その時ソロモンは七日の間われわれの神、主の前に祭を行った。ハマテの入口からエジプトの川に至るまでのすべてのイスラエルびとの大いなる会衆が彼と共にいた。 八日目にソロモンは民を帰らせた。民は王を祝福し、主がそのしもべダビデと、その民イスラエルとに施されたもろもろの恵みを喜び、心に楽しんでその天幕に帰って行った。

神殿奉献式で神に向かって祈りを捧げた後、ソロモンは召集された全イスラエルに向かって祝福の祈りを捧げ、またその信仰を堅く保つようにと勧めの言葉を述べました。そしてソロモンもイスラエルの全会衆も主の御前に、牛2万2千頭、羊12万頭ものおびただしい数の犠牲を捧げて、神殿奉献式を祝いました。そのため犠牲を捧げるために造られた青銅の祭壇のキャパシティを越えてしまったため、急遽、前庭を聖別して犠牲を捧げる場としなければならないほどでした。このようにしてソロモンと全イスラエルの会衆は7日間にわたって聖会を行い、神がダビデとイスラエルに施された恵みを心から喜び楽しんで、その後それぞれの嗣業の地に帰って行きました。私たちもまた神を喜び祝うために心を尽くして捧げ、喜び、そしてそれぞれが遣わされている地に祝福を携えて戻り、周囲の人々に神の愛と恵みを分かち合う者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.8.54-66.ja1955
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【今日の聖句】 2020/04/07

2020-04-07 06:05:08 | 今日の聖句
フィリピの信徒への手紙 2:6-8 新共同訳

キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、 かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、 へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。

いと高き神の御子イエスが、神に等しきその身分を捨て、私たちと同じ弱く欠けだらけの人間の身分となってこの世に降られ、十字架の死に至るまで人に仕えられました。この従順と謙遜の故に全ての人の罪が赦され、神の御許に高く上げられるさいわいを得たことに心から感謝を捧げる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/php.2.6-8.新共同訳
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