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【COGHCC聖書通読】 2020/04/30

2020-04-30 20:00:00 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀下 9:1-10

時に預言者エリシャは預言者のともがらのひとりを呼んで言った、「腰をひきからげ、この油のびんを携えて、ラモテ・ギレアデへ行きなさい。 そこに着いたならば、ニムシの子ヨシャパテの子であるエヒウを尋ね出し、内にはいって彼をその同僚たちのうちから立たせて、奥の間に連れて行き、 油のびんを取って、その頭に注ぎ、『主はこう仰せられる、わたしはあなたに油を注いでイスラエルの王とする』と言い、そして戸をあけて逃げ去りなさい。とどまってはならない」。 そこで預言者であるその若者はラモテ・ギレアデへ行ったが、 来て見ると、軍勢の長たちが会議中であったので、彼は「将軍よ、わたしはあなたに申しあげる事があります」と言うと、エヒウが答えて、「われわれすべてのうちの、だれにですか」と言ったので、彼は「将軍よ、あなたにです」と言った。 するとエヒウが立ちあがって家にはいったので、若者はその頭に油を注いで彼に言った、「イスラエルの神、主はこう仰せられます、『わたしはあなたに油を注いで、主の民イスラエルの王とする。 あなたは主君アハブの家を撃ち滅ぼさなければならない。それによってわたしは、わたしのしもべである預言者たちの血と、主のすべてのしもべたちの血をイゼベルに報いる。 アハブの全家は滅びるであろう。アハブに属する男は、イスラエルにいて、つながれた者も、自由な者も、ことごとくわたしは断ち、 アハブの家をネバテの子ヤラベアムのようにし、アヒヤの子バアシャの家のようにする。 犬がイズレルの地域でイゼベルを食い、彼女を葬る者はないであろう』」。そして彼は戸をあけて逃げ去った。

ユダの王アハジヤがイスラエルの王ヨラムの見舞いに来たそのとき、預言者エリシャは預言者のともがらを呼び、今すぐラモテ・ギレアデに行き、戦いの最前線にいるヨシャパテの子エヒウに油を注いでイスラエルの王とするように命じました。なぜ急がせたかというと、イスラエル最悪の王アハブの血筋であるユダの王アハジヤとアハブの子ヨラムを同時に滅ぼして、その罪に報いる絶好のチャンスだったからです。また主の預言者たちを殺害し、無実の罪でナボテを処刑した悪妻イゼベルの罪にも報いるようエヒウに使命を授けました。神は義のために迫害された者たちの貴い犠牲を覚えて、その罪に必ず報いられるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.9.1-10.ja1955

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列王紀下 9:11-16

やがてエヒウが主君の家来たちの所へ出て来ると、彼らはエヒウに言った、「変った事はありませんか。あの気違いは、なんのためにあなたの所にきたのですか」。エヒウは彼らに言った、「あなたがたは、あの人を知っています。またその言う事も知っています」。 彼らは言った、「それは違います。どうぞわれわれに話してください」。そこでエヒウは言った、「彼はこうこう、わたしに告げて言いました、『主はこう仰せられる、わたしはあなたに油を注いで、イスラエルの王とする』」。 すると彼らは急いで、おのおの衣服をとり、それを階段の上のエヒウの下に敷き、ラッパを吹いて「エヒウは王である」と言った。 こうしてニムシの子であるヨシャパテの子エヒウはヨラムにそむいた。(ヨラムはイスラエルをことごとく率いて、ラモテ・ギレアデでスリヤの王ハザエルを防いだが、 ヨラム王はスリヤの王ハザエルと戦った時に、スリヤびとに負わされた傷をいやすため、エズレルに帰っていた。)エヒウは言った、「もしこれがあなたがたの本心であるならば、ひとりもこの町から忍び出て、これをエズレルに告げてはならない」。 そしてエヒウは車に乗ってエズレルへ行った。ヨラムがそこに伏していたからである。またユダの王アハジヤはヨラムを見舞うために下っていた。

預言者から油注がれたエヒウが軍事会議に戻ると、ヨラム王の家来たちからかの預言者は何を告げたのかと問われ、エヒウに託された使命を告げると、その場にいた人々はエヒウをイスラエルの王として認め、着ていた服を敷き、ラッパを吹いて王の就任式を行いました。エヒウは彼らに、本心から自分をイスラエルの王と認めるならば、この知らせをエズレルにいるヨラムに密告しないようにと釘を刺しました。クーデターがアヒヤに知られたら彼を滅ぼす好機を失うからです。そしてエヒウはヨラムが療養しているエズレルに急行します。このように神の時は突然、一刻を争うかたちで訪れます。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.9.11-16.ja1955

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列王紀下 9:17-21

さてエズレルのやぐらに、ひとりの物見が立っていたが、エヒウの群衆が来るのを見て、「群衆が見える」と言ったので、ヨラムは言った、「ひとりを馬に乗せてつかわし、それに会わせて『平安ですか』と言わせなさい」。 そこでひとりが馬に乗って行き、彼に会って言った、「王はこう仰せられます、『平安ですか』」。エヒウ言った、「あなたは平安となんの関係がありますか。わたしのあとについてきなさい」。物見はまた告げて言った、「使者は彼らの所へ行きましたが、帰ってきません」。 そこで再び人を馬でつかわしたので、彼らの所へ行って言った、「王はこう仰せられます、『平安ですか』」。エヒウは答えて言った、「あなたは平安となんの関係がありますか。わたしのあとについてきなさい」。 物見はまた告げて言った、「彼も、彼らの所へ行きましたが帰ってきません。あの車の操縦はニムシの子エヒウの操縦するのに似て、猛烈な勢いで操縦して来ます」。 そこでヨラムが「車を用意せよ」と言ったので、車を用意すると、イスラエルの王ヨラムと、ユダの王アハジヤは、おのおのその車で出て行った。すなわちエヒウに会うために出ていって、エズレルびとナボテの地所で彼に会った。

ヨラムが滞在していたエズレルでは、物見やぐらの番人が、エヒウを先頭に群衆が猛烈な勢いで突進してくるのを見つけました。そこでヨラムは、スリヤとの戦いの最前線から最新情報を知らせにきたのだろうと思い、使者を遣わして平安ですか(様子に変わりないか)と問わせました。しかしヨラムは、スリヤとの戦いに何の関係があるかと答え、自分に従うようにと命じました。物見やぐらの番人は、遣わした使者が戻ってこないことを告げると、ヨラムは再び使者を遣わしましたが、先の使者と同じくエヒウに従いました。そこでエヒウから直接話を聞こうと、ヨラムとアハジヤは王の車に乗ってエヒウと会いにナボテの畑まで出向きました。このようにして神がアハブの罪に報いるお膳立てが整ったのです。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.9.17-21.ja1955

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列王紀下 9:22-29

ヨラムはエヒウを見て言った、「エヒウよ、平安ですか」。エヒウは答えた、「あなたの母イゼベルの姦淫と魔術とが、こんなに多いのに、どうして平安でありえましょうか」。 その時ヨラムは車をめぐらして逃げ、アハジヤにむかって、「アハジヤよ、反逆です」と言うと、 エヒウは手に弓をひきしぼって、ヨラムの両肩の間を射たので、矢は彼の心臓を貫き、彼は車の中に倒れた。 エヒウはその副官ビデカルに言った、「彼を取りあげて、エズレルびとナボテの畑に投げ捨てなさい。かつて、わたしとあなたと、ふたり共に乗って、彼の父アハブに従ったとき、主が彼について、この預言をされたことを記憶しなさい。 すなわち主は言われた、『まことに、わたしはきのうナボテの血と、その子らの血を見た』。また主は言われた、『わたしはこの地所であなたに報復する』と。それゆえ彼を取りあげて、その地所に投げすて、主の言葉のようにしなさい」。 ユダの王アハジヤはこれを見てベテハガンの方へ逃げたが、エヒウはそのあとを追い、「彼をも撃て」と言ったので、イブレアムのほとりのグルの坂で車の中の彼を撃った。彼はメギドまで逃げていって、そこで死んだ。 その家来たちは彼を車に載せてエルサレムに運び、ダビデの町で彼の墓にその先祖たちと共に葬った。 アハブの子ヨラムの第十一年にアハジヤはユダの王となったのである。

イスラエルの王アハブの子ヨラムは、スリヤとの戦いの最前線から戻ってきたエヒウに向かい、平安ですか?と、戦況を問いました。しかしエヒウの答えは、ヨラムの母イゼベルがイスラエルに犯させた偶像礼拝の罪と悪事の数々がこれほど重いのに何が平安かと答えました。ここにきてようやくヨラムは、エヒウがクーデターを起こしたのだと気付き、車を引き返して逃亡を図り、共にいたアハジヤに謀反だと叫びましたが、エヒウが弓を力一杯引き絞って放った矢が心臓を貫き、即死しました。エヒウは副官に、かつて預言者エリヤがアハブに、無実の罪に陥れて殺したナボテの地所で報復すると預言したことを記憶しなさいと語り、ヨラムの死体をナボテの地所に投げ捨てるように命じました。盟友ヨラムの死を目の当たりにしたユダの王アハジヤは逃亡を図りましたが、エヒウは追撃して討ち取るようにと命じ、車に乗った彼を撃ったため、メギドまで逃げたところでアハジヤも息絶えました。このようにして、イスラエル王国とユダ王国を偶像礼拝の罪で満たしたアハブの血を引く王はあっけなく滅ぼされたのです。神の預言は一言も廃ることなく、罪の支払う報酬は死である、との神の言葉は真実です。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.9.22-29.ja1955

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列王紀下 9:30-37

エヒウがエズレルにきた時、イゼベルはそれを聞いて、その目を塗り、髪を飾って窓から望み見たが、 エヒウが門にはいってきたので、「主君を殺したジムリよ、無事ですか」と言った。 するとエヒウは顔をあげて窓にむかい、「だれか、わたしに味方する者があるか。だれかあるか」と言うと、二、三人の宦官がエヒウを望み見たので、 エヒウは「彼女を投げ落せ」と言った。彼らは彼女を投げ落したので、その血が壁と馬とにはねかかった。そして馬は彼女を踏みつけた。 エヒウは内にはいって食い飲みし、そして言った、「あののろわれた女を見、彼女を葬りなさい。彼女は王の娘なのだ」。 しかし彼らが彼女を葬ろうとして行って見ると、頭蓋骨と、足と、たなごころのほか何もなかったので、 帰って、彼に告げると、彼は言った、「これは主が、そのしもべ、テシベびとエリヤによってお告げになった言葉である。すなわち『エズレルの地で犬がイゼベルの肉を食うであろう。 イゼベルの死体はエズレルの地で、糞土のように野のおもてに捨てられて、だれも、これはイゼベルだ、と言うことができないであろう』」。

イスラエルの王ヨラムとユダの王アハジヤがエヒウに討ち取られたと知ったイゼベルは、化粧をして皇太后としての尊厳を保とうとして、エヒウに向かい、主君殺しのジムリと汚名を着せて罵倒しました。しかしエヒウはイゼベルの言葉を無視し、イゼベルに仕える者に向かって、自分に味方する者はないかと声を上げると、数人の宦官がエヒウの言葉に従ってイゼベルを窓から投げ落とし、地に墜ちたイゼベルを馬が踏みつけて殺害しました。しばらく経ってエヒウが、シドンの王族出身のイゼベルを憐れんで葬ろうとしましたが、そのときにはすでに野犬がイゼベルの死体を食い散らかし、頭蓋骨と足と腕の骨しか残っていない状態でした。これもまたエリヤがイゼベルの最期を預言した通りの結果となりました。ヨラムも、イゼベルも、誰一人として味方する家臣もなく、謀反を起こしたエヒウに従ったことから、アハブ一族がどれほど人望がなかったかがわかります。神を捨てる者は、人からも捨てられます。

https://www.bible.com/bible/81/2ki.9.30-37.ja1955
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【今日の聖句】 2020/04/30

2020-04-30 05:30:51 | 今日の聖句
イザヤ書 41:10 新共同訳

恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。 たじろぐな、わたしはあなたの神。 勢いを与えてあなたを助け わたしの救いの右の手であなたを支える。

困難や試練に遭うときも、私たちは決して孤独ではありません。むしろ、そのようなときこそ天地万物の造り主なる神が共にいて私たちを助け、支えてくださいます。御臨在くださる主の力強い御手を背後に感じつつ、雄々しく力強く大胆に勝利の人生を歩ませていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/isa.41.10.新共同訳
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