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【COGHCC聖書通読】 2020/04/01

2020-04-01 08:05:30 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀上 2:1-12

ダビデの死ぬ日が近づいたので、彼はその子ソロモンに命じて言った、 「わたしは世のすべての人の行く道を行こうとしている。あなたは強く、男らしくなければならない。 あなたの神、主のさとしを守り、その道に歩み、その定めと戒めと、おきてとあかしとを、モーセの律法にしるされているとおりに守らなければならない。そうすれば、あなたがするすべての事と、あなたの向かうすべての所で、あなたは栄えるであろう。 また主がさきにわたしについて語って『もしおまえの子たちが、その道を慎み、心をつくし、精神をつくして真実をもって、わたしの前に歩むならば、おまえに次いでイスラエルの位にのぼる人が、欠けることはなかろう』と言われた言葉を確実にされるであろう。 またあなたはゼルヤの子ヨアブがわたしにした事、すなわち彼がイスラエルのふたりの軍の長ネルの子アブネルと、エテルの子アマサにした事を知っている。彼はこのふたりを殺して、戦争で流した地を太平の時に報い、罪のない者の血をわたしの腰のまわりの帯と、わたしの足のくつにつけた。 それゆえ、あなたの知恵にしたがって事を行い、彼のしらがを安らかに陰府に下らせてはならない。 ただしギレアデびとバルジライの子らには恵みを施し、彼らをあなたの食卓で食事する人々のうちに加えなさい。彼らはわたしがあなたの兄弟アブサロムを避けて逃げた時、わたしを迎えてくれたからである。 またバホリムのベニヤミンびとゲラの子シメイがあなたと共にいる。彼はわたしがマハナイムへ行った時、激しいのろいの言葉をもってわたしをのろった。しかし彼がヨルダンへ下ってきて、わたしを迎えたので、わたしは主をさして彼に誓い、『わたしはつるぎをもってあなたを殺さない』と言った。 しかし彼を罪のない者としてはならない。あなたは知恵のある人であるから、彼になすべき事を知っている。あなたは彼のしらがを血に染めて陰府に下らせなければならない」。 ダビデはその先祖と共に眠って、ダビデの町に葬られた。 ダビデがイスラエルを治めた日数は四十年であった。すなわちヘブロンで七年、エルサレムで三十三年、王であった。 このようにしてソロモンは父ダビデの位に座し、国は堅く定まった。

自分の死期を悟ったダビデは、王となったソロモンを呼び、神の国イスラエルを正しく導く王としての心構えを授けました。それはとりもなおさず、神の御心を常に求め、その教えと戒めを守ることこそ真の祝福の基であるとの教訓でした。同時に、自分の在世中には成し得なかった罪の清算、代替わりしたソロモンの治世を脅かす存在に対する対処法を申し送りしました。また、アブサロムの謀反の際に、窮地に陥ったダビデを支援してくれたギレアデ人バルジライの子孫に礼を尽くすべきことも命じました。このようにしてイスラエル王国の基礎を築いた王ダビデは激動の生涯を閉じ、先祖たちの墓に葬られました。その治世は40年、これは出エジプトや主イエスの荒野の試みに相当する年です。またヘブロンでの王政は7年は完全数を意味し、エルサレムに移ってからの33年は主イエスの地上での生涯の年数と同じであると考えられます。ダビデはやがて来たるべき救い主イエスの予表として、その人生を全うしたのでした。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.2.1-12.ja1955

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列王紀上 2:13-25

さて、ハギテの子アドニヤがソロモンの母バテシバのところへきたので、バテシバは言った、「あなたは穏やかな事のためにきたのですか」。彼は言った、「穏やかな事のためです」。 彼はまた言った、「あなたに申しあげる事があります」。バテシバは言った、「言いなさい」。 彼は言った、「ごぞんじのように、国はわたしのもので、イスラエルの人は皆わたしが王になるものと期待していました。しかし国は転じて、わたしの兄弟のものとなりました。彼のものとなったのは、主から出たことです。 今わたしはあなたに一つのお願いがあります。断らないでください」。バテシバは彼に言った、「言いなさい」。 彼は言った、「どうかソロモン王に請うて、-王はあなたに断るようなことはないでしょうから-シュナミびとアビシャグをわたしに与えて妻にさせてください」。 バテシバは言った、「よろしい。わたしはあなたのために王に話しましょう」。 バテシバはアドニヤのためにソロモン王に話すため、王のもとへ行った。王は立って迎え、彼女を拝して王座に着き、王母のために座を設けさせたので、彼女は王の右に座した。 そこでバテシバは言った、「あなたに一つの小さいお願いがあります。お断りにならないでください」。王は彼女に言った、「母上よ、あなたの願いを言ってください。わたしは断らないでしょう」。 彼女は言った、「どうぞ、シュナミびとアビシャグをあなたの兄弟アドニヤに与えて、妻にさせてください」。 ソロモン王は答えて母に言った、「どうしてアドニヤのためにシュナミびとアビシャグを求められるのですか。彼のためには国をも求めなさい。彼はわたしの兄で、彼の味方には祭司アビヤタルとゼルヤの子ヨアブがいるのですから」。 そしてソロモン王は主をさして誓って言った、「もしアドニヤがこの言葉によって自分の命を失うのでなければ、どんなにでもわたしを罰してください。 わたしを立てて、父ダビデの位にのぼらせ、主が約束されたように、わたしに一家を与えてくださった主は生きておられる。アドニヤはきょう殺されなければならない」。 ソロモン王はエホヤダの子ベナヤをつかわしたので、彼はアドニヤを撃って殺した。

父ダビデの死後、かつて自らダビデに代わるイスラエルの王となろうとしたハギテの子アドニヤがソロモンの母バテシバの元にやってきて、ダビデ王の最後の世話をしたシュナミびとアビシャグを自分の嫁としたいと申し出ました。バテシバはソロモンにその申し出を伝えることを了承しましたが、ソロモンは敏感に事の重大さに気付きました。それは、先代の王の側女を妻とするということは王位に就こうとする野心の現れであり、また兄アブサロムがかつて、エルサレムの家を守るために残したダビデの側女を公衆の面前で犯した罪の二の轍を踏むことだったからです。ソロモンはこの動向を謀反であると捉え、エホヤダの子ベナヤを遣わしてその日の内に討ち取らせました。私たちの信仰生活も、一見、順風満帆に見えても、密かにサタンの策略が水面下で動き出しています。危険を敏感に察知し、未然に防ぐことが、長く平和を保つ秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.2.13-25.ja1955

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列王紀上 2:26-35

王はまた祭司アビヤタルに言った、「あなたの領地アナトテへ行きなさい。あなたは死に当る者ですが、さきにわたしの父ダビデの前に神、主の箱をかつぎ、またすべてわたしの父が受けた苦しみを、あなたも共に苦しんだので、わたしは、きょうは、あなたを殺しません」。 そしてソロモンはアビヤタルを主の祭司職から追放した。こうして主がシロでエリの家について言われた主の言葉が成就した。 さてこの知らせがヨアブに達したので、ヨアブは主の幕屋にのがれて、祭壇の角をつかんだ。ヨアブはアブサロムを支持しなかったけれども、アドニヤを支持したからである。 ヨアブが主の幕屋にのがれて、祭壇のかたわらにいることを、ソロモン王に告げる者があったので、ソロモン王はエホヤダの子ベナヤをつかわし、「行って彼を撃て」と言った。 ベナヤは主の幕屋へ行って彼に言った、「王はあなたに、出て来るようにと申されます」。しかし彼は言った、「いや、わたしはここで死にます」。ベナヤは王に復命して言った、「ヨアブはこう申しました。またわたしにこう答えました」。 そこで王はベナヤに言った、「彼が言うようにし、彼を撃ち殺して葬り、ヨアブがゆえなく流した血のとがをわたしと、わたしの父の家から除き去りなさい。 主はまたヨアブが血を流した行為を、彼自身のこうべに報いられるであろう。これは彼が自分よりも正しいすぐれたふたりの人、すなわちイスラエルの軍の長ネルの子アブネルと、ユダの軍の長エテルの子アマサを、つるぎをもって撃ち殺し、わたしの父ダビデのあずかり知らない事をしたからである。 それゆえ、彼らの血は永遠にヨアブのこうべと、その子孫のこうべに帰すであろう。しかしダビデと、その子孫と、その家と、その位とには、主から賜わる平安が永久にあるであろう」。 そこでエホヤダの子ベナヤは上っていって、彼を撃ち殺した。彼は荒野にある自分の家に葬られた。 王はエホヤダの子ベナヤを、ヨアブに代って軍の長とした。王はまた祭司ザドクをアビヤタルに代らせた。

シュナミびとアビシャグを妻としたいというアドニヤの申し出の背後に、かつてアドニヤが造反を企てたときに荷担した祭司アビヤタルと軍の長ヨアブの存在を察したソロモンは、アビヤタルを祭司の職から解任し、エルサレムから追放しました。ソロモンはダビデと長年苦楽を共にした祭司アビヤタルの命を奪うことはしませんでしたが、このようにしてサムエルによって預言された祭司エリの家系に対する裁きが成就したのでした。この話を伝え聞いた軍の長ヨアブは、自分に身の危険が迫っていることを察知し、祭壇の角を掴んで離れず、ソロモンの前に出頭することを拒みましたが、ソロモンはヨアブをその場で討ち取るようにとエホヤダの子ベナヤに命じ、自分の地位を守るために故なく義人の血を流した罪を最後まで悔い改めなかったヨアブは滅ぼされました。こうしてアビヤタルの祭司職はザドクに受け継がれ、ヨアブに代わってベナヤが軍の長となりました。罪の報いは必ず受けることになると、私たちは肝に銘じなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.2.26-35.ja1955

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列王紀上 2:36-46

また王は人をつかわし、シメイを召して言った、「あなたはエルサレムのうちに、自分のために家を建てて、そこに住み、そこからどこへも出てはならない。 あなたが出て、キデロン川を渡る日には必ず殺されることを、しかと知らなければならない。あなたの血はあなたのこうべに帰すであろう」。 シメイは王に言った、「お言葉は結構です。王、わが主の仰せられるとおりに、しもべはいたしましょう」。こうしてシメイは久しくエルサレムに住んだ。 ところが三年の後、シメイのふたりの奴隷が、ガテの王マアカの子アキシのところへ逃げ去った。人々がシメイに告げて、「ごらんなさい、あなたの奴隷はガテにいます」と言ったので、 シメイは立って、ろばにくらを置き、ガテのアキシのところへ行って、その奴隷を尋ねた。すなわちシメイは行ってその奴隷をガテから連れてきたが、 シメイがエルサレムからガテへ行って帰ったことがソロモン王に聞えたので、 王は人をつかわし、シメイを召して言った、「わたしはあなたに主をさして誓わせ、かつおごそかにあなたを戒めて、『あなたが出て、どこかへ行く日には、必ず殺されることを、しかと知らなければならない』と言ったではないか。そしてあなたは、わたしに『お言葉は結構です。従います』と言った。 ところで、あなたはなぜ主に対する誓いと、わたしが命じた命令を守らなかったのか」。 王はまたシメイに言った、「あなたは自分の心に、あなたがわたしの父ダビデにしたもろもろの悪を知っている。主はあなたの悪をあなたのこうべに報いられるであろう。 しかしソロモン王は祝福をうけ、ダビデの位は永久に主の前に堅く立つであろう」。 王がエホヤダの子ベナヤに命じたので、彼は出ていってシメイを撃ち殺した。こうして国はソロモンの手に堅く立った。

ソロモンはまた、かつて父ダビデを呪ったシメイを呼び出して、自分の命を守りたいならばエルサレムに蟄居するようにと命じましたが、シメイはその約束を破り、ガテに逃げた奴隷を追ってエルサレムから離れたため、ソロモンはシメイを呼び出して、自ら約束した命令を守らなかった罪を問い、父ダビデに対して行った罪の報いを受けて、シメイはたちどころに撃ち殺されました。このようにして王政を脅かす存在を粛正したソロモンの王位は堅く立ちました。シメイの件から私たちが学ぶべき教訓は、ひとたび主イエスの十字架の購いにより罪赦され救いの恵みに与っても、自ら信仰を捨て福音の恵みから離れてしまったならば、その罪は赦されることなく己の頭に帰するということです。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.2.36-46.ja1955
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【今日の聖句】 2020/04/01

2020-04-01 05:35:18 | 今日の聖句
コリントの信徒への手紙一 3:18 新共同訳

だれも自分を欺いてはなりません。もし、あなたがたのだれかが、自分はこの世で知恵のある者だと考えているなら、本当に知恵のある者となるために愚かな者になりなさい。

まことの知恵はこの世の考え方によれば愚かに見えますが、永遠のいのちに至る神の真理です。小賢しい処世術で世渡り上手な人生を送っても死を免れることはできないことに早く気付き、神の大いなる憐れみに寄りすがって永遠の天に宝を積むまことに知恵ある者となる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/1co.3.18.新共同訳
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