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【COGHCC聖書通読】 2020/04/21

2020-04-21 17:15:00 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀上 22:1-12

スリヤとイスラエルの間に戦争がなくて三年を経た。 しかし三年目にユダの王ヨシャパテがイスラエルの王の所へ下っていったので、 イスラエルの王はその家来たちに言った、「あなたがたは、ラモテ・ギレアデがわれわれの所有であることを知っていますか。しかもなおわれわれはスリヤの王の手からそれを取らずに黙っているのです」。 彼はヨシャパテに言った、「ラモテ・ギレアデで戦うためにわたしと一緒に行かれませんか」。ヨシャパテはイスラエルの王に言った、「わたしはあなたと一つです。わたしの民はあなたの民と一つです。わたしの馬はあなたの馬と一つです」。 ヨシャパテはまたイスラエルの王に言った、「まず、主の言葉を伺いなさい」。 そこでイスラエルの王は預言者四百人ばかりを集めて、彼らに言った、「わたしはラモテ・ギレアデに戦いに行くべきでしょうか、あるいは控えるべきでしょうか」。彼らは言った、「上っていきなさい。主はそれを王の手にわたされるでしょう」。 ヨシャパテは言った、「ここには、われわれの問うべき主の預言者がほかにいませんか」。 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「われわれが主に問うことのできる人が、まだひとりいます。イムラの子ミカヤです。彼はわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言するので、わたしは彼を憎んでいます」。ヨシャパテは言った、「王よ、そう言わないでください」。 そこでイスラエルの王は役人を呼んで、「急いでイムラの子ミカヤを連れてきなさい」と言った。 さてイスラエルの王およびユダの王ヨシャパテは王の服を着て、サマリヤの門の入口の広場に、おのおのその王座にすわり、預言者たちは皆その前で預言していた。 ケナアナの子ゼデキヤは鉄の角を造って言った、「主はこう仰せられます、『あなたはこれらの角をもってスリヤびとを突いて彼らを滅ぼしなさい』」。 預言者たちは皆そのように預言して言った、「ラモテ・ギレアデに上っていって勝利を得なさい。主はそれを王の手にわたされるでしょう」。

アハブとベンハダデとの和睦によって、イスラエルとスリヤの間には3年間戦争がありませんでしたが、ユダの王ヨシャパテがアハブを訪問した際に、ラモテ・ギレアデが未だにスリヤの支配下にあることを引き合いに出して、共にスリヤと戦いを交えようと持ちかけました。ユダの王ヨシャパテはユダの善王として有名ですが、なぜかイスラエル最悪の王アハブとは気が合い、常日頃から交流を深めていました。このときもアハブの誘いに応じ、連合軍を組んでスリヤと戦うこととなりましたが、ヨシャパテはスリヤと一戦を交える前に主の御言葉を求めるように勧めました。するとアハブのお抱え預言者たちが集められ、皆揃って戦いに勝利すると都合の良い預言をしたため、ヨシャパテは他に預言者はいないかとアハブに尋ねました。ここでヨシャパテが抱いた不信感は、ヨシャパテは誠の神である主(ヤハウェ)の御言葉を求めるようにと勧めたのに対し、集められた預言者たちの答えは私の主(アドナイ)はこう言われます、と答えたからだとのことです。ヨシャパテの問いかけにアハブはもう一人、常にアハブに辛辣な預言をするイムラの子ミカヤを紹介したため、ヨシャパテの願いによってミカヤが召し寄せられました。私たちが主の御言葉を尋ねるとき、自分に都合の良い言葉だけを聞こうとする態度は間違っています。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.22.1-12.ja1955

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列王紀上 22:13-29

さてミカヤを呼びにいった使者は彼に言った、「預言者たちは一致して王に良い事を言いました。どうぞ、あなたも、彼らのひとりの言葉のようにして、良い事を言ってください」。 ミカヤは言った、「主は生きておられます。主がわたしに言われる事を申しましょう」。 彼が王の所へ行くと、王は彼に言った、「ミカヤよ、われわれはラモテ・ギレアデに戦いに行くべきでしょうか、あるいは控えるべきでしょうか」。彼は王に言った、「上っていって勝利を得なさい。主はそれを王の手にわたされるでしょう」。 しかし王は彼に言った、「幾たびあなたを誓わせたら、あなたは主の名をもって、ただ真実のみをわたしに告げるでしょうか」。 彼は言った、「わたしはイスラエルが皆、牧者のない羊のように、山に散っているのを見ました。すると主は『これらの者は飼主がいない。彼らをそれぞれ安らかに、その家に帰らせよ』と言われました」。 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「彼がわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言すると、あなたに告げたではありませんか」。 ミカヤは言った、「それゆえ主の言葉を聞きなさい。わたしは主がその玉座にすわり、天の万軍がそのかたわらに、右左に立っているのを見たが、 主は『だれがアハブをいざなってラモテ・ギレアデに上らせ、彼を倒れさせるであろうか』と言われました。するとひとりはこの事を言い、ひとりはほかの事を言いました。 その時一つの霊が進み出て、主の前に立ち、『わたしが彼をいざないましょう』と言いました。 主は『どのような方法でするのか』と言われたので、彼は『わたしが出て行って、偽りを言う霊となって、すべての預言者の口に宿りましょう』と言いました。そこで主は『おまえは彼をいざなって、それを成し遂げるであろう。出て行って、そうしなさい』と言われました。 それで主は偽りを言う霊をあなたのすべての預言者の口に入れ、また主はあなたの身に起る災を告げられたのです」。 するとケナアナの子ゼデキヤは近寄って、ミカヤのほおを打って言った、「どのようにして主の霊がわたしを離れて、あなたに語りましたか」。 ミカヤは言った、「あなたが奥の間にはいって身を隠すその日に、わかるでしょう」。 イスラエルの王は言った、「ミカヤを捕え、町のつかさアモンと、王の子ヨアシの所へ引いて帰って、 言いなさい、『王がこう言います、この者を獄屋に入れ、わずかのパンと水をもって彼を養い、わたしが勝利を得て帰ってくるのを待て』」。 ミカヤは言った、「もしあなたが勝利を得て帰ってこられるならば、主がわたしによって語られなかったのです」。また彼は言った、「あなたがた、すべての民よ、聞きなさい」。 こうしてイスラエルの王とユダの王ヨシャパテはラモテ・ギレアデに上っていった。

アハブの命によってミカヤの呼び出しに遣わされた使者たちは、ミカヤに、アハブ王の気に入る預言をするようにと懇願しました。今も昔も、権力者に忖度する官僚のなんと多いことでしょうか。しかしミカヤは、ただ主から命じられた通りに言葉を語ると答え、預言者としての使命を忠実に守り通しました。王服を着たアハブとヨシャパテからラモテ・ギレアデに戦いに出るべきかと問われたミカヤは、戦いに出て勝利を得なさいと答えました。しかしこの言葉の真意は、天におられる神の御前で行われた会議で、このラモテ・ギレアデでの戦いでアハブを戦死させるために、アハブお抱えの預言者たちに偽った預言をさせようとする霊の働きによるものだというのです。このミカヤの言葉に、アハブも、偽りの預言をしたゼデキヤも怒り、ミカヤを捕らえて投獄するように命じ、ラモテ・ギレアデとの戦いに勝利して帰ってきてから処分を考えると告げました。一方ミカヤは、すべての民に向かい、この預言が主から出たものかどうか、結末を見て判断するようにと言い残しました。私たちの目には見えない霊の世界でどのようなことが起こっているのか、私たちには到底理解できない状況、知り得ない真実がありますが、神の御言葉である聖書を通して、その一部は受け止めることができます。結果を信仰の目で見るとき、神の御心とその真意を知ることができます。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.22.13-29.ja1955

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列王紀上 22:30-40

イスラエルの王はヨシャパテに言った、「わたしは姿を変えて、戦いに行きます。あなたは王の服を着けなさい」。イスラエルの王は姿を変えて戦いに行った。 さて、スリヤの王は、その戦車長三十二人に命じて言った、「あなたがたは、小さい者とも大きい者とも戦わないで、ただイスラエルの王とだけ戦いなさい」。 戦車長らはヨシャパテを見たとき、これはきっとイスラエルの王だと思ったので、身をめぐらして、これと戦おうとすると、ヨシャパテは呼ばわった。 戦車長らは彼がイスラエルの王でないのを見たので、彼を追うことをやめて引き返した。 しかし、ひとりの人が何心なく弓をひいて、イスラエルの王の胸当と草摺の間を射たので、彼はその戦車の御者に言った、「わたしは傷を受けた。戦車をめぐらして、わたしを戦場から運び出せ」。 その日戦いは激しくなった。王は戦車の中にささえられて立ち、スリヤびとにむかっていたが、ついに、夕暮になって死んだ。傷の血は戦車の底に流れた。 日の没するころ、軍勢の中に呼ばわる声がした、「めいめいその町へ、めいめいその国へ帰れ」。 王は死んで、サマリヤへ携え行かれた。人々は王をサマリヤに葬った。 またその戦車をサマリヤの池で洗ったが、犬がその血をなめた。また遊女がそこで身を洗った。主が言われた言葉のとおりである。 アハブのそのほかの事績と、彼がしたすべての事と、その建てた象牙の家と、その建てたすべての町は、イスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。 こうしてアハブはその先祖と共に眠って、その子アハジヤが代って王となった。

アハブはミカヤの不吉な預言を否定はしたものの、気にはなっていたのでしょうか、共に戦いに出たユダの王ヨシャパテには王服を身に着けるように進言しながら、自らは姿を変え、イスラエルの王とは気付かれないように身を隠しました。しかし人の目は騙せても、神の目を欺くことはできません。スリヤの王は、契約を破って戦争を仕掛けたイスラエルの王アハブだけを狙い撃ちにするように命じたため、兵は王服を身にまとったヨシャパテをイスラエルの王だと勘違いして取り囲みましたが、ヨシャパテが主に助けを呼び求めると、戦車隊長がアハブではないことに気付いて引き返したため、難を逃れました。しかし一人の兵が何気なく引いた弓矢が、一般兵たちの中に紛れ込んだアハブの鎧の隙間を打ち抜き、それが致命傷となって、アハブはミカヤの預言した通り、戦死してしまいました。政治的、経済的には手腕を発揮して北イスラエル王国に繁栄をもたらしたアハブでしたが、神の目には悪妻イゼベルの言いなりになって偶像礼拝を盛んに行った史上最悪の王として名を刻むことになりました。それでもナボテの畑の一件で悔い改める姿勢を示したため、神の大いなる憐れみを受けて、首都サマリヤの墓に丁重に葬られました。いずれも神の預言した通りとなったことは、私たちは心に留めなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.22.30-40.ja1955

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列王紀上 22:41-53

アサの子ヨシャパテはイスラエルの王アハブの第四年にユダの王となった。 ヨシャパテは王となった時、三十五歳であったが、エルサレムで二十五年世を治めた。その母の名はアズバといい、シルヒの娘であった。 ヨシャパテは父アサのすべての道に歩み、それを離れることなく、主の目にかなう事をした。ただし高き所は除かなかったので、民はなお高き所で犠牲をささげ、香をたいた。 ヨシャパテはまたイスラエルの王と、よしみを結んだ。 ヨシャパテのその他の事績と、彼があらわした勲功およびその戦争については、ユダの王の歴代志の書にしるされているではないか。 彼は父アサの世になお残っていた神殿男娼たちを国のうちから追い払った。 そのころエドムには王がなく、代官が王であった。 ヨシャパテはタルシシの船を造って、金を獲るためにオフルに行かせようとしたが、その船はエジオン・ゲベルで難破したため、ついに行かなかった。 そこでアハブの子アハジヤはヨシャパテに「わたしの家来をあなたの家来と一緒に船で行かせなさい」と言ったが、ヨシャパテは承知しなかった。 ヨシャパテはその先祖と共に眠って、父ダビデの町に先祖と共に葬られ、その子ヨラムが代って王となった。 アハブの子アハジヤはユダの王ヨシャパテの第十七年にサマリヤでイスラエルの王となり、二年イスラエルを治めた。 彼は主の目の前に悪を行い、その父の道と、その母の道、およびかのイスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤラベアムの道に歩み、 バアルに仕えて、それを拝み、イスラエルの神、主を怒らせた。すべて彼の父がしたとおりであった。

列王記上は北イスラエル王国のアハブの死をもって幕を閉じ、アハブと関わりを持った南ユダ王国の王ヨシャパテと、アハブの跡を継いだアハジヤについて簡単に紹介して列王記下につなぎます。南ユダ王国の王ヨシャパテは父アサと同じように主の目に適うことを行った善王として主の目に映っています。一方アハズの跡を継いだアハジヤは、父アハズの罪、母イゼベルの罪と悪行、そして北イスラエル王国に偶像礼拝を持ち込んだヤラベアムの罪から離れることなく、バアルに仕えたため、主の怒りを引き起こし、その治世はたった2年で幕を閉じました。聖書の視点は常に、この世の成功や繁栄だけで人生を語るのではなく、神の御心に適う生涯を歩んだか?にかかっています。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.22.41-53.ja1955
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【今日の聖句】 2020/04/21

2020-04-21 05:40:40 | 今日の聖句
ローマの信徒への手紙 8:1 新共同訳

従って、今や、キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはありません。

主イエスは自らのいのちを懸けた十字架の購いによって、私たちを罪の縄目から解放してくださいました。もはや私たちはキリストの義に強く結び合わされた者となり、無罪放免とされた恵みに心から感謝しつつ、きよい信仰生活を送る日々を過ごさせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/1819/rom.8.1.新共同訳
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