♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

花の15年組・神園さやか

2005年05月26日 | 演歌・歌謡曲
 「平成歌謡塾」に神園さやかがゲスト出演し、『あしずり岬』を唄った。高校卒業を機に制服衣装から白のワンピースに替えたさやかをテレビで見るのは初めてになる。これまでは制服姿というインパクトがあったが、それがないだけに、より歌そのものが問われることになるだろう。『あしずり岬』は彼女らしい素直な唄い方がいいし、イントロや間奏でひざを屈伸させる振りが可愛い。

思い起こせば平成15年は、あさみちゆきに新しい歌謡曲の復権の可能性を感じ、神園さやかのレトロ感覚ともいえる青春歌謡演歌のさわやかさも強い印象があった。一方で同じ年にデビューしていた竹川美子の存在を知ったのは、翌年になってからだった。私はこの、あさみちゆき、竹川美子、神園さやかの3人を、勝手に「花の15年組ビッグスリー」と名付けている。一見タイプが異なるようでいて、素朴さやいい意味での素人っぽさに共通するものがあり、心をとらえる存在である。


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新曲を試聴して

2005年05月25日 | 演歌・歌謡曲
今月から来月にかけて発売される演歌新曲を試聴した中から、いくつかを取り上げてみる。

永井裕子『さすらい海峡』
永井裕子といえば、小柄な体でパワフルな本格演歌を唄い、1曲ごとに人気が高まっている。今度の新曲も、ストレートで真っ向から勝負するかのような気持のよい唄い方である。

中村美律子『風まかせ』
瀬戸内寂聴氏による歌詞というところに注目したい。親しみやすいメロディーで、一味違った中村美律子を表現しているようだ。

永井みゆき『港でひとり』
力強さの中にも繊細な感情を込めた本格演歌といった感じで、カラオケでも人気が出そうな曲である。

井上由美子『片瀬波』
彼女も小柄ながら力のある演歌を聴かせてくれる。今度の新曲は、特に哀愁的表現にすぐれているようだ。作詞作曲は、永井みゆき『港でひとり』と同じコンビである。

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歌謡コンサート

2005年05月24日 | 演歌・歌謡曲
今夜の「NHK歌謡コンサート」は、いつになく客席からの掛け声が多く、盛り上がっていた。

最初に登場した香西かおりは、新曲『居酒屋「敦賀」』を唄った。タイトルが店名でユニークだと思ったが、歌詞も一風変わっていてなかなかいい曲だ。セールスが好調なのもうなづける。

若手歌手応援コーナーは2週目の山本みゆきが登場。計算が得意というアピールでうまくまとめたトークも落ち着いていて、もうベテラン歌手のような感じがした。『たからもの』の歌唱も無難にこなし、及第点だったと思う。難を言えば若手にしては小さくまとまりすぎているところか。

原田悠里の『沙の川』は、さすがに地道ながら王道演歌をまっすぐにひた走る彼女の歌唱力が光っていた。こういう実力のある歌手にはもっともっと活躍してほしい。
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「名曲の時間です」

2005年05月23日 | 演歌・歌謡曲
「徳光&コロッケの〝名曲の時間です〟」は、昭和35年の特集で、先日、竹川美子が近くでキャンペーンをやった法善寺横町や水掛不動の映像が流れていた。『月の法善寺横町』は角川博が1コーラスだけ唄い、有名なせりふ部分はなかった。あのせりふは大阪弁でうまく言わないと様にならないから、やらないのが正解。
『達者でナ』では、なつかしい三橋美智也の本人映像が流れ、バックには村田英雄、三波春夫、春日八郎という、まさに昭和歌謡の大立者4人衆が勢ぞろいという感じだった。
「徳選街」は橋幸夫で、リズム歌謡のメドレーがなつかしかった。「のってけのってけ」のサーフィンの『恋をするなら』、そしてよく物まねされる『恋のメキシカンロック』も有名だが、何と言っても『あの娘と僕 スイム・スイム・スイム』の本人歌唱が聴けたのが価値がある。スイムというリズムは昭和40年に一時的に流行したが、当時は最新流行のリズムを取り入れたこの曲も、今聴くと何とものんびりしている。
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門倉有希「少年」

2005年05月22日 | 演歌・歌謡曲
「NHKのど自慢」に門倉有希がゲスト出演し、5月18日にリリースされたばかりの新曲『少年』を唄った。これは実は新曲ではなく、調べてみると5年前の2000年3月23日に発売されたアルバム「TAKE OFF」のトップを飾っている曲だった。ファンからのシングル化してほしいとの声に応えたものらしい。
最近の彼女の曲とは雰囲気が違って、軽快な明るいメロディーである。ハスキーな声をうまく生かしている。
ジャンルにとらわれない独特の存在感を持つ彼女には、これからも注目していきたい。

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