♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

神園さやか 「淡雪なみだ」

2009年09月27日 | 演歌・歌謡曲

25日の金曜日、大阪の恵比須堂での神園さやかさんの新曲キャンペーンに行きました。最近はこういったキャンペーンにも長らく足が遠のいており、思い起こせば一昨年2月の市川由紀乃さんのキャンペーン以来ということになります。

神園さやかさんについては、彼女がデビューした6年前の12月に、地主神社でのヒット祈願、そして樟葉モール街でのキャンペーンで間近に会って以来です。17歳の高校生でデビューした彼女も23歳、少し大人っぽくはなったものの、6年前のイメージと大きな変化は感じませんでした。

セットリストは、1.淡雪なみだ 2.硝子坂 3.初めてのひと 4.瀬戸の花嫁 5.ひこうき雲 6.淡雪なみだ の6曲でした。

「淡雪なみだ」はワルツ調の歌謡曲で、歌詞の内容は切ないのですが、親しみやすい感じです。出だしは語りかけるように淡々と、そして徐々に感情が盛り上がりますが、サビの部分をうまく歌い上げています。大人の女性になった彼女にふさわしい、いい曲だと思います。
両A面のカップリング「ひこうき雲」はフォーク調で、これも哀愁となつかしさを感じるいい曲です。

今度の新曲はどちらも、彼女が歌手として一回り大きく成長したことを感じさせます。これからも幅広い年代層から親しまれる歌手として活躍されることを期待しています。
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沢田美紀 「北陸冬物語」

2009年09月23日 | 演歌・歌謡曲

沢田美紀さんについては、4年前に「タイムマシンの恋人」でデビューしたときから歌謡曲の若き担い手として期待を寄せていました。彼女はルックスにも歌唱にも気品がありながら、庶民的な親しみやすさを感じさせるところがいいと思います。

彼女の新曲は「北陸冬物語」で、彼女は出身地が富山県ですから、ズバリというわけです。こんどの曲はこれまでの彼女とは少し路線が違って、悲恋の切なさを歌い上げる抒情歌謡です。ジャケ写も胸元が大きく切り込んだ黒いドレスを着て、大人のムードが漂っています。私は彼女の清潔感が気に入っていますので、この衣装は個人的にはいただけませんが…

この曲はサビで「あなた」の3回繰り返しが2行続くのが特徴です。ここをどう歌うかがこの曲のポイントでしょうが、彼女はなかなかうまく歌っていて、感情を素直に表現していると思います。
これから冬に向けて、北陸の歌姫の冬物語が全国で売れ、多くの人に歌われればいいですね。
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黒川真一朗 「柿田川」

2009年09月20日 | 演歌・歌謡曲

6年前に「家族」でデビューした黒川真一朗さんの新曲は、彼の出身地の静岡に流れる川をテーマにしたご当地ソング「柿田川」です。

この曲、聴いたことがあるようなメロディだなと思ったら、それもそのはず、彼の3年前のシングル「グラスの氷」のカップリング曲「最上川」のリメイク版なのでした。ちょっと安易な企画という気がしないでもないのですが、確かに「最上川」はカップリング曲として埋もれさせておくには勿体ない曲ですし、「柿田川」として再生させるのは悪くないでしょう。
彼の歌唱は「最上川」と聴き比べると、気負いが取れて落ち着いた感じになっていると思います。

ところで柿田川という川があることは、この曲によって初めて知ったわけですが、富士山に降った雨が由来の湧き水による川で、全長約1.2kmと短いものの、日本三大清流の一つに数えられるという立派な川なのでした。
川をテーマにした演歌では、五木ひろしさんの「千曲川」という名曲がありますが、この「柿田川」もこれから長く愛唱される曲になってほしいものです。

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森山愛子 「東京挽歌」

2009年09月12日 | 演歌・歌謡曲

5年前に「おんな節」でデビューし、現代的な明るいキャラクターで演歌界に颯爽と登場した森山愛子さんですが、演歌の衰退傾向の中で、その後は必ずしも順調な歩みとはいきませんでした。母や父をテーマにした曲、股旅物などいろんな試みはそれなりに面白かったと思うのですが…

そんな彼女の新曲は「東京挽歌」で、タイトルを見ると都会派ムード歌謡というイメージですが、ジャンルとしては望郷演歌です。都会で暮らす若い娘が故郷に帰りたいと思いつつ、もう少しここで頑張らなければといった心の葛藤が表現されています。曲調としては民謡のテイストが盛り込まれていて、民謡調の掛け声がアクセントになっています。

この曲、年齢的にもイメージ的にも彼女によく似合っているのではないでしょうか。彼女は誰からも愛されるような面白いキャラクターを持っているので、何かのきっかけがあればブレイクする可能性があります。これからもマイペースで頑張ってほしいと思います。
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