♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

松尾雄史 “オランダ坂に雨が降る”

2022年07月30日 | 演歌・歌謡曲

   

続けての男性歌手で、個性的な歌声が魅力の松尾雄史さんです。

6月29日に新曲『オランダ坂に雨が降る』が発売されました。

聴いたイメージでは、クールファイブなどの昭和のムード歌謡コーラスを思わせるような曲調だと思いました。

長崎のご当地ソングで、しかも「雨」がキーワードなので、『長崎は今日も雨だった』が連想されるせいもあるのでしょう。

彼は言うなれば渋みのある声質で、ビブラートや巻き舌をよく使うので、演歌には向いていると言えるでしょう。

内容は別れた相手への未練心で、女性主人公の女歌でしょうが、このまま男性主人公であってもいいように思えます。

メロディーも歌詞もとりたてて目新しさはないものの、どっしりした安定感が味わえ、カラオケでは男女を問わず自分なりの個性で表現できる曲だと思います。

私は昨年の彼の『なでしこの花』が気に入って、一人でよく練習していましたが、今度はこの曲を頑張ってものにしたいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=aehVeU6kn_Q

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竹島宏 “一枚の切符”

2022年07月25日 | 演歌・歌謡曲

         

このところ女性歌手が7曲続きましたが、今回は久しぶりに男性歌手です。

センスの良さが際立つ竹島宏さんで、昨年の『プラハの橋』ではエキゾチックなムードが彼の持ち味にぴったりだと思いました。

6月15日発売の新曲『一枚の切符』もヨーロッパのパリが舞台で、『プラハの橋』の前のストーリーになっているようです。

特徴的なのはいきなりサビで始まる、いわゆる前サビで、「哀しい物語よ」と出てきますので、これは哀しい恋を歌っているとまず印象づけられます。

スト-リー性のある歌謡バラードで、作詞;山田ひろし氏、作曲:幸耕平氏は『プラハの橋』と同じコンビです。

テイチクエンタテインメントによると、この曲はチェコの作曲家ドヴォルザークのオペラ「ルサルカ」を題材にしたそうですが、それはあまりピンとこない感じです。ただ竹島宏さんはチェコの親善アンバサダーになったそうなので、その結びつきもあるのでしょう。

彼のファンはもとより、歌謡曲ファンには自信を持っておすすめできる、とってもいい曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=EjFlefv5khA

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山西アカリ “拝啓 みかんの里”

2022年07月16日 | 演歌・歌謡曲

    

世界陸上オレゴン大会20㎞競歩では山西利秋選手が金メダルとのニュースが飛び込んできましたが、こちらは歌手の山西アカリさんです。

「そんな歌手は聞いたことがない・・・」、との声が聞こえてきそうですが、それもそのはず6月29日にソロデビューしたばかりの歌手で、元は「水雲-MIZMO-」という女性3人組演歌ユニットでAKANEとしてメインボーカルをしていました。

そのソロデビュー曲は『拝啓 みかんの里』で、10年前に出て行った故郷への思いを手紙文のスタイルで綴る望郷演歌です。

和歌山県出身の彼女にとっては、まさに自分自身のことを歌ったような等身大の曲だと言えるでしょう。

曲調はどっしりした感じの王道演歌で、しっかりした彼女の歌唱と相まって安定感があります。テレビのカラオケバトルで活躍する彼女の面目躍如といったところですね。

作曲は彼女の師匠の水森英夫氏で、作詞は岸快生氏で、これは新進作詞家のようです。

演歌ファンにはきっと気に入られる曲だと思いますし、カラオケでも人気が出ることは間違いないでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=pt27FczEgrQ

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吉永加世子 “サヨナラTokyo”

2022年07月09日 | 演歌・歌謡曲

         

吉永加世子さんは、これまで存じ上げなかった歌手で、もちろんこのブログでも初めて取り上げます。

彼女は1998年に別の芸名でデビューしていて、2008年に吉幾三さんのプロデュースで「吉永加世子」として再デビューしたとのことです。

6月1日に発売された新曲『サヨナラTokyo』も作詞作曲は吉幾三さんで、私は一度聴いてこれはいい曲だと感じ、早速ここで紹介しておこうと思いました。

曲調は80年代歌謡ポップスを思わせるような懐かしい感覚があり、快調なテンポが小気味いい曲です。特にサビの部分のメロディーがよく出来ています。

内容は、愛する人への想いを断ち切って東京から旅立ち、一人で暮らすことを決意した女性主人公の心情を歌ったものです。

彼女はこういった歌謡曲によく合った声をしていて、実に気持ちよく歌っています。

歌謡曲ファンを中心に、多くの方にこの曲を聴いてほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=UXr8ks5WSj8

 

 

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水城なつみ “玄海みれん”

2022年07月02日 | 演歌・歌謡曲

   

水城なつみさんのデビューは2013年5月の『泣いてひとり旅』だったので、もう10年目に入ったわけです。

この間、若手正統派演歌歌手として着実に力をつけてきたと思います。

そこで10年目を飾る勝負曲といった感じで出た新曲が、6月8日発売の『玄海みれん』です。

これはなかなか勇壮な曲で、彼女の力強い歌唱が存分に味わえます。なにせ玄界灘を舞台にしていますし、タイトルで明らかなように未練心がテーマですが、その想いを荒波にぶつける感じです。曲調もテンポがいいし力強く、気分よく聴けます。

歌詞で面白いのが3番の冒頭「恋はいつでも五分と五分 そうは言っても男が悪い」という部分で、これは聴く人それぞれ感じるところが色々あるだろうなと思います。

昨年の『恋紅』では女心の純真さ、可愛さを、今回は強い情念、覚悟とうまく歌いこなす彼女に心からエールを送りたいですね。

彼女には今後、男歌や都会派歌謡、また歌謡ポップスなどいろんなジャンルにも、どんどんチャレンジして行ってもらいたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=gNyVUV87nXE

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