♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

角川 博 “恋泣きすずめ”

2024年08月09日 | 演歌・歌謡曲

今回取り上げますのはベテラン演歌歌手、角川博さんの8月7日に発売されたばかりの新曲『恋泣きすずめ』です。

角川さんといえば女歌の名手といったイメージが強く、この曲も女性主人公の切なさをテーマにしています。

この主人公は演歌によくあるパターンで、ネオン街の居酒屋の女将さんのようで、思い人が戻ってくるのを待ちわびているといったシチュエーションです。

内容的にはつらさ、悲しさを歌っているのですが、曲調はメジャーでなかなか軽快で、切なさを明るさでまぎらわすといった感じです。

雀の出てくる演歌はこれまでもいくつかありますが、よく見かける鳥でおどおどしたイメージもあるからかもしれません。

王道演歌で角川さんの真骨頂が味わえる、とってもいい曲ですので、演歌ファンには広くおすすめできます。カラオケでは男女を問わず人気曲となりそうです。

 

MVショートバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=VB8lM5NGRag

 

静止画フルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=gz6MP6wTtm8

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黒川真一朗 “こんにゃく野郎”

2024年07月31日 | 演歌・歌謡曲

今回取り上げる曲は、ユニークで面白いタイトルで、黒川真一朗さんの7月23日発売の『こんにゃく野郎』です。

ちょっとふざけたようなイメージもありますが、まことにユーモラスで鼻歌で口ずさみたくなる曲です。

黒川さんは昨年でデビュー20年ともうかなりのキャリアですが、デビュー時とほとんど変わらないイケメンのダンディーぶりで、女性ファンも多いようです。

私は彼のデビュー曲『家族』、また『グラスの氷』はよくカラオケで歌ったもので、爽やかさや明るさに好感を持っています。

この『こんにゃく野郎』、実は群馬県のご当地ソングなんですね。群馬県は,こんにゃく芋の産地として有名で、国内のほとんどが群馬県産らしいです。そして、群馬では「こんにゃく野郎」という呼び方が、良い意味か悪い意味かは別として男性に対して使われているようです。

黒川さんは最初この曲を師匠の水森英夫氏に提供されたときは、「えっ」と思ったそうですが、彼の明るい声にはよく合っていて、本人も納得して気に入っているようです。

曲調は軽快で明るく、大変覚えやすいので、カラオケで楽しく歌うにはもってこいでしょう。

 

MVフルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=v9lI2eNPQXU

 

本人コメント動画

https://www.youtube.com/watch?v=WejYv0sE2SY

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あさみ ちゆき “白い花飾って”

2024年07月23日 | 演歌・歌謡曲

偶然ですが6月19日に発売された曲が3曲続きます。今回は、あさみちゆきさんの実に7年ぶりとなる新曲『白い花飾って』です。

あさみさんはフォーク調の演歌・歌謡曲を中心に独特の個性で人気があり、井の頭公園で定期的に路上ライブをやり、「公園の歌姫」と言われていました。

私は20年以上前にテレビ番組でデビュー間もない彼女を見て、何か光るものを感じてファンになり、キャンペーンなどで何度かお会いしたことがあります。

2015年の結婚・出産を経て、2017年の『四畳半の蝉』以来シングルが出ておらず、もう復帰はないのかとも思っていましたので、今回の新曲発売は本当にうれしいです。

彼女にはしんみりした孤独感ただよう曲が多く、この『白い花飾って』も、女性主人公が一人で熱燗のお酒を呑みながら、恋を失った過去をしみじみ振り返るといった内容です。

白い花は別れた男性が好きだったようで、それを飾って古いレコードを聴いて歌を口ずさむ情景です。

彼女の声には独特の哀愁感があって、それも一筋縄のハスキーボイスではなく、こういう傾向の曲にはぴったりです。

サビの歌詞が「ああ女であることが鬱陶しくなる」「ああ女であることが嫌いになる夜」とあり、このあたりは好き嫌いが別れ、カラオケで幅広く好まれる曲ではないかもしれません。

メロディーはさすがに杉本眞人氏の作曲と思わせる印象的なもので、あさみさんの歌手活動再開を記念する素晴らしい曲だと思います。

ますます円熟味を増した彼女のこれからの活躍を楽しみにしています。

 

MVフルバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=EbxIFagmSzI

 

本人コメント動画

https://www.youtube.com/watch?v=gjqHogrX0hQ

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永井みゆき “磐越西線 津川駅”

2024年07月16日 | 演歌・歌謡曲

今回は中堅どころからベテランとも言える女性演歌歌手、永井みゆきさんの新曲です。永井さんには随分前に大阪での新曲キャンペーンで一度実際にお会いしたことがあります。スレンダーで繊細な感じの美人で、切な系の女歌の演歌にはぴったりの方だと思います。

6月19日に発売された彼女の新曲が『磐越西線 津川駅』です。このタイトルを見ると一年前にデビューした梅谷心愛さんの『磐越西線ひとり』を思い出します。

特にこのブログでは梅谷さんを強くプッシュしましたので、何か似たようなタイトルで真似をしたような印象も持ったのですが、実は磐越西線は永井さんにとってゆかりの地なのでした。

2022年発売の前々曲『秘螢』のカップリング『阿賀町ひとり』の縁で彼女は阿賀町のPR大使に任命され、それが今回の新曲につながったとのことです。

この曲は磐越西線でも新潟県の阿賀野川沿いの津川駅を舞台にしています。

内容は彼女の得意なパターンで、別れた相手を津川駅で待ち続ける女性主人公の切ない心情を歌い上げています。

小刻みに言葉をつないでいくような出だしが印象的で、タイトルどおりのサビの部分で感情が大きく高まります。

「阿賀野川」「麒麟山」と現地の地名が盛り込まれ、ご当地ソングとして情景をイメージしやすい曲です。

MVでは永井さんの和服姿と洋服姿の両方が見られ、どちらも彼女の美しさが際立っています。

演歌ファンには特におすすめできる曲で、カラオケでも人気曲となりそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=kgkQSnVGTCs

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三田りょう “悠久の故郷”

2024年07月11日 | 演歌・歌謡曲

今回は一風変わった歌謡曲を取り上げたいと思います。歌手は三田りょうさんという男性演歌歌手で、この方は近年、あまり普通の男女の情愛なんかを歌う演歌ではなく、何か気品があるというか愛唱歌的な曲が多いようです。

経歴を見ると2008年に悪性リンパ腫を発症していて、そういった経験が転機になったのだと思われます。

彼は中央アジアのキルギス共和国との友好親善活動に力を入れていて、2013年にはキルギスでの独立記念コンサートで大観衆を前に『風の旅人』を歌っています。この曲はキルギスとの友好をテーマにした曲で、私もこのブログで取り上げています。

この時のコンサートの模様はYouTubeで見ることが出来ます。

彼はその後も何度もキルギスを訪問し、コンサートを実施しているそうです。

さて、6月19日に発売された新曲『悠久の故郷』は、まことに彼らしい曲で、この日本という国を愛し、たたえる気持ちを高らかに歌い上げています。

内容的には1番で日本の自然を歌い、2番では万葉集などの和歌にことよせて日本人の心情を歌っています。

メロディーは雄大で、聴いても歌ってもわが国への想いに共感できる曲だと思います。

MVでは明星大学の吹奏楽部の学生が伴奏しているシーンが出てきます。こういうのも微笑ましくて好感が持てます。

この曲はコーラスにアレンジして、学校や地域で歌われてもいいように感じますし、カラオケでも意外性をねらって多くの方にチャレンジしてほしい曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=nBq1qzweJZ0

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