♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

角川博 “雨の函館”

2013年09月29日 | 演歌・歌謡曲

角川博さんはデビューからもう37年になるベテラン演歌歌手で、女心をしっとりと歌うイメージがあります。私は彼のデビュー曲『涙ぐらし』が好きで、よくカラオケで唄いましたが、その他の曲にはあまり強い印象がありません。

7月24日に発売されたこの『雨の函館』は、これまでの彼のイメージとは異なり、クールファイブに代表されるような昭和40年代から50年代にかけてのムード歌謡コーラスの味わいがあります。
彼は若々しく伸びやかな声で歌っており、どことなく懐かしくかつ清新な気分が味わえる曲です。

メロディーはどこかで聴いたような感じのものですが、それだけに大変親しみやすく、カラオケ向きの曲と言えるでしょう。
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小金沢昇司 “あなたは雪になりました”

2013年09月23日 | 演歌・歌謡曲

小金沢昇司さんの新曲は歌謡曲テイストで、ズバリひと言でいえば、格好いい曲です。まあ歌唱力があって、声がいい小金沢さんが歌うから余計に格好いいには違いないのですが…

でもこういう曲こそカラオケで格好よく歌ってみたいと思うんですよね。難しい曲なので、あまり格好よく歌えなくてもいいんです。そういう意欲をかきたてる曲だから価値があるのです。

出だしのメロディーの取り方が難しそうですが、そこを乗り切れば、あとは勢いで歌っていけばいいと思います。

冬の曲ですが発売されたのは真夏の8月21日です。これから冬に向けてじっくり売り込んでいくということでしょう。

私も真冬にはうまく歌えるように、これから十分練習したいと思っています。
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山本みゆき “山鹿慕情”

2013年09月21日 | 演歌・歌謡曲

デビューから10年目となった山本みゆきさんの10枚目のシングルは、熊本県山鹿市の全面的バックアップを受けたご当地ソングです。

山鹿市といえば、「山鹿灯籠祭り」が有名で、とりわけ浴衣姿の女性が頭上に灯籠をのせて優雅に踊る「千人灯籠踊り」は人気があります。この曲でも3番の歌詞に灯籠が出てきますし、ジャケット写真の背景がこの「千人灯籠踊り」の様子になっています。

内容的には女性のみれん心をテーマにした演歌ですが、曲の雰囲気としては抒情歌、愛唱歌といった感じで、山本さんも自然体で優しい歌い方をしています。

親しみやすい曲なので、カラオケでも広く愛唱される曲になると思います。
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山本あき “春ふたつ”

2013年09月15日 | 演歌・歌謡曲

山本あきさんの7月24日に発売された新曲『春ふたつ』は、彼女のこれまでの曲とは雰囲気が異なり、ガチガチの幸せ演歌です。

これまでの彼女はどちらかといえば歌謡曲系の曲が多く、前曲の『金沢わすれ雨』は演歌っぽい感じで、やや方向転換かと思うところもあったものの、こういう幸せ演歌で来るとはちょっと意外でもありました。

ただ、聴いてみると彼女の持つ優しさ、柔らかく包み込むような温かさが、すごく幸せ演歌には適していると感じます。彼女は力で押すような歌い方ではなく、ソフトに共感を呼び覚ますような歌唱ですから、この曲が持つ雰囲気にぴったり合っているのです。

「生きるに下手な 私でさえも」「私はいいの 濡れてもいいの」といった謙虚さ、つつましさを表現する歌詞がありますが、彼女は感情表現を自然に歌っていていい感じです。

彼女の歌手としての幅がこの曲でまた一段と広がったように思います。
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田川裕之 “一恋橋”

2013年09月09日 | 演歌・歌謡曲

田川裕之さんという歌手は、初めてその存在を知ったのですが、新人ではなく1999年に『浪花慕情』という曲を出しているそうです。
それ以来の詳細は不詳ですが、7月にこの『一恋橋』という曲が発売されました。

作曲は平尾昌晃氏で、歌謡ポップス調のゆったりとさわやかなメロディーに乗せて、親しみやすい歌声が流れる曲です。

この曲は歌詞がなかなか渋くて、一般的な演歌や歌謡曲にはあまり見られない美文調のようなフレーズが多く使われています。作詞者は桜観、補作詞が明日香とありますが詳しいことはわかりません。

『一恋橋』というタイトルも一風変わったものです。「いちれんばし」と読み、この橋で出逢った男女が、はかない一度だけの一夜限りの恋をするといった内容です。

どちらかと言えば地味な曲調ですが、聴くほどに味わいの出るいわゆる「スルメ曲」という表現がぴったりだと思います。
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