♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

五十川ゆき “愛のままで愛を眠らせて”

2023年10月10日 | 演歌・歌謡曲

五十川ゆきさんは歌謡曲の女性の歌い手としてはかなりいい線を行っている方だと思います。歌唱力だけではなく、エレガントな雰囲気がとっても魅力的でいいですね。

秋元順子さんの後継者と見る向きもあるでしょうが、もちろん五十川さんには彼女だけの個性があり、これをますます伸ばして行ってもらいたいものです。

彼女も元々は和服の衣装で本格演歌を歌っていた時期があり、昨年12月に出たシングル『蛍火挽歌~令和~』は、彼女が2010年に出した演歌の新しいバージョンで、言うなればファンサービスの企画盤でした。

でもここ数年は歌謡曲路線で走っていて、すっかり歌謡曲の旗手といった感じです。きっかけはやはりYouTubeで好評を博し、話題となった2016年の『愛はさりげなく』でした。

そして今回紹介する9月6日に発売された新曲『愛のままで愛を眠らせて』は、『愛はさりげなく』と同じ作詞:内藤綾子氏、作曲:西つよし氏のコンビによるものです。

内容は女性主人公が、別れた相手への断ち切れぬ想いを切々と歌い上げるものです。タイトルの「愛のままで愛を眠らせて」というフレーズがサビになっていて、別れという形ではなく、愛を眠らせておけなかったのかというやるせない気持ちが吐露されています。

メロディーはそんなに凝ったものではなく、淡々と運んでいく感じなので、カラオケでも比較的歌いやすいのではないでしょうか。

それでも発表会なんかで歌うと結構映えると思われる曲なので、歌謡曲ファンにはどんどんチャレンジしていってもらいたいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=xwepPQL9GFQ

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桑江知子 “ふるさとはあなた”

2023年10月05日 | 演歌・歌謡曲

桑江知子さんという名前を聞いて、懐かしく思われる方があることでしょう。1979年に『私のハートはストップモーション』でデビューした歌手です。

この曲はポーラ化粧品のCMにも使われてヒットし、その年の日本レコード大賞最優秀新人賞に輝くなどすごく幸先のよいスタートを切っています。

ただ、その後はあまり目立ったヒットに恵まれず、表舞台からは姿を消した感じでしたが、1990年代からは出身地の沖縄音楽をメインにした活動を続けているようです。

また夢グループのコンサートの出演者の一員として全国を回る活動もしています。

その彼女にとって久々のシングル曲『ふるさとはあなた』が9月6日にリリースされました。

この曲は彼女自身が歌詞を作詞していて、イントロから三線の音色が響く沖縄ものの歌謡曲になっています。

内容は故郷に対する愛しさを、過去に別れた相手への想いに重ねて歌い上げる、すごく温かみを感じるような曲です。

彼女の書いた歌詞は、奇をてらわず、やさしい言葉で思いをストレートに表現していて、共感できるものです。「あけもどろ」という沖縄・奄美地方に伝わる言葉をさりげなく使っているのも効果的です。

彼女の歌唱はこの曲がかもし出す温かみにふさわしく、やさしく親しみのある感じです。

こういった曲を聴いていると、それぞれの心の中に持つふるさとへの思いがこみ上げてくるようで、愛唱歌的にどなたにもおすすめできる曲だと思います。

桑江さんには、ナツメロ歌手としてだけでなく、現役の歌手としても今後どんどん活躍してほしいものです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=KXQ51B13GBc

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