♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

竹島宏 “噂のふたり”

2019年04月30日 | 演歌・歌謡曲

竹島宏さんは、昨年の『恋町カウンター』ではダンスを前面に出したポップな曲で話題になりました。3月13日に発売された新曲『噂のふたり』も同じ路線の曲で、アップテンポで1980年代のアイドル歌謡を思わせるような曲調になっています。

作詞:松井五郎氏、作曲:都志見隆氏の組み合わせは、一昨年の『月枕』から3曲連続で、もうすっかり竹島ワールドの仕掛人コンビとなった感があります。

この曲の内容は、恋する相手とのことをまだ知られたくないのに、もう噂になってしまって、人目を気にしてつれなくすれば恋を失うのではという不安に揺れる心情ですが、それを軽いノリで、噂になっていることを嬉しくも思っている感じで歌っています。

彼は『恋町カウンター』に続き、今回もPVで軽快なダンスを見せています。

ダンスが得意な人は、カラオケでも振りを入れながら歌えば気分がいいと思います。まあ私のようにダンスが全然ダメな場合は、我流でいいから適当にリズムに乗って体を動かしていればいいのでしょうね。

先日の山内惠介さんの『唇スカーレット』のときも書いたように、普段こういう曲を歌わない人もどんどんチャレンジすればいいと思います。

さて、本日はいよいよ平成最後の日です。彼は平成14年にデビューしており、平成の終盤に向けて人気が急上昇してきました。令和になってさらに大きく羽ばたいてほしいと願っています。

https://www.youtube.com/watch?v=5PxKaLzPzL4
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水城なつみ “みちのく恋唄”

2019年04月27日 | 演歌・歌謡曲

若手女性演歌の実力派である水城なつみさんの最新シングルは、2月27日に発売された『みちのく恋唄』で、彼女にとって8枚目のシングルになります。昨年の『江差恋しぐれ』に続いてのご当地ソングで、今回の舞台は岩手です。

モチーフになっているのが各コーラスにある「チリリンリン」というフレーズによる音の描写です。好きな人と買った思い出の南部風鈴の音、そして鈴虫の鳴き声によって、今は逢えない切なさをつのらせる主人公の女性の心情を表現しています。

イントロでまず南部風鈴の音が軽くチリンと鳴るのも印象的で、「音風景が見えてくる切ない望郷演歌」とのキャッチコピーを象徴しているようです。

幼い頃から民謡で鍛えた彼女だけに、伸びやかな節回しがとても心地よい歌唱になっています。

『泣いてひとり旅』でデビューしてからまもなく6年となる彼女が、この曲のヒットで、さらにステップアップすることを期待しています。
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島津亜矢 “凛”

2019年04月22日 | 演歌・歌謡曲

島津亜矢さんは、一昨年の『心』そして昨年の『道』と、漢字一文字のタイトルで人生応援歌が続いており、今年もその第三弾となる『凛』が3月20日に発売されました。

今回、作詞は『心』『道』と同じ久仁京介氏ですが、作曲は岡千秋氏から四方章人氏に代わっています。曲調は前2曲がどっしりとした風格を感じさせるのに対し、この『凛』は力強さの中にも優しさやゆとりが現れているように思います。

歌詞を見ても「しんどいくらいで ちょうどいい」「いつか時節は やってくる」「他人としあわせ 比べない」と、余裕を持って生きることの大切さを伝えるフレーズが多いです。

この曲のモチーフになっているのが向日葵で、その凛と咲く様子を人の生きざまになぞらえて、不器用でも健気にまっすぐ生きていきましょうといったメッセージになっています。

今回はジャケ写も印象的で、凛の字はもとより、彼女の首の後ろから射す光がまさに凜としていていい味わいだと思います。

最近の彼女はポップス系の曲にもどんどんチャレンジして、その非凡な歌唱力を発揮していますが、やはりこういう王道演歌でこそ真価を感じさせます。

男女を問わずカラオケでも人気が出る曲になることは間違いないでしょう。今年のNHK紅白では是非この曲の熱唱を披露してもらいたいものです。
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辰巳ゆうと “おとこの純情”

2019年04月19日 | 演歌・歌謡曲

昨年1月に『下町純情』で華々しくデビューした辰巳ゆうとさんの、待望の第二弾シングル『おとこの純情』が3月27日に発売されました。

彼は昨年の日本レコード大賞最優秀新人賞を、演歌勢としてはジェロさん以来10年ぶりに受賞しました。歌唱力だけでなく、21歳という若さ、そして何よりもアイドルのような甘いマスクで、大きな期待が寄せられています。

この新曲『おとこの純情』は、路線としては『下町純情』と同じメジャー調の軽快な感じの演歌です。作詞:久仁京介氏、作曲:徳久広司氏のコンビは『下町純情』と同じです。

曲の内容も『下町純情』の続編といったところで、失恋に落ち込む友人とか同僚の男性を励ますものです。印象的なフレーズは「世の中あるある」「いっぽんどっこ」「小出しにするなよ」などがあり、全体的には明るく、ノリのいい曲になっています。

カラオケでは覚えやすく、気分よく歌える曲だと思いますので、多くの人に親しまれることでしょう。

彼がデビュー2年目でさらに大きく羽ばたくことにより、他の若手演歌歌手も負けずに奮起して、演歌界全体が元気になることを願っています。

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水田竜子 “礼文水道”

2019年04月15日 | 演歌・歌謡曲

水田竜子さんは中堅どころの演歌歌手として、旅情演歌を中心に堅実な活動を続けています。最新シングルは、昨年11月21日に発売の『礼文水道』で、彼女の歌手生活25周年記念曲の第二弾となります。

もう発売から5ヶ月近いのですが、一年前から私が受講している新曲歌謡レッスンの新年度第1回のレッスン曲がこの曲なので、ここで取り上げることにしました。

舞台は彼女の出身地の北海道で、その北端に近い礼文島と利尻島の間にあるのが、タイトルの礼文水道です。主人公は、恋する人への再会を願いながら旅をする女性で、過去の思い出をたどりながら礼文島を訪ねているようです。

須古頓(スコトン)岬、香深(カフカ)港といった礼文島の地名が出てきますが、どちらもアイヌ語由来で変わった響きがあり、印象的です。また、鴎を「ゴメ」と読ませています。これは北海道ではカモメ類をゴメと呼ぶからで、北海道が舞台の歌にはよく出てきます。

彼女の歌唱は、せつない内容の曲でも堂々とした強さを感じるのが特徴で、今回も三連符を用いた流れるようなメロディーに乗せた彼女のストレートな歌声は、哀愁の中にも力強く生きていく女性の心意気が感じられます。

歌いやすそうに思える反面、三連符のところや音程が上下するところなど、きっちり押えておく難しさもありますので、よく練習してマスターしたいと思います。


https://www.youtube.com/watch?v=6_87y_dWO0Y
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