♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

竹川美子 “浪花恋人情”

2011年01月31日 | 演歌・歌謡曲

年末から1か月以上のごぶさたで、かろうじて1月中に駆け込んだという形になりましたね。もう新年のご挨拶もいまさらという感じです。

ところで前回取り上げた成底ゆう子さんは、1月18日のNHK歌謡コンサートに出演され、その美しい歌声が全国の視聴者に届きました。これをきっかけに彼女の知名度がどんどん上がればいいと思います。

さて、今回は今年でデビューから8年になる竹川美子さんの新曲「浪花恋人情」を取り上げます。デビュー曲「江釣子のおんな」以来、どちらかといえば北国のイメージが強かった彼女ですが、今度は初めての浪花ものに挑戦です。

浪花ものは演歌の中でも確固とした一つのジャンルとして、多くの歌手が手がけています。この「浪花恋人情」では、「浪花恋しぐれ」などに見られる、一芸に秀でながらも無頼派の夫をけなげに支える妻という定番パターンの心情をうまく歌っています。歌詞には固有名詞も職業名も出てきませんが、そこは聴く者が好き好きに仮託すればよいのでしょう。

彼女もすっかり中堅演歌歌手の地歩を固めた感じですね。デビュー間もない頃は、歌唱力はあるものの、芸能人としてはうぶな感じがあり、それがまた彼女の魅力でもありました。最近は安定感が増して、安心して見ていられるようになりました。いまや若い演歌歌手の目標的存在とも言えるでしょう。

今度の浪花もので、また彼女の歌手としてのスケールが一段と大きくなるように思います。
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