♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

小田純平 “逢生川”

2022年04月30日 | 演歌・歌謡曲

        

もはや4月も最終日になってしまいました。今回も4月6日に発売されたうちで、何とか今月中に取り上げておきたい曲です。

小田純平さんの新曲は今年も2枚同時に発売されましたが、そのうちの一つが『逢生川(おうじょうがわ)』です。

私が彼に傾倒したきっかけの曲は4年前の『時にはあなたを』でした。この曲は女歌でしたが、今回も彼の持ち味の一つである女性の繊細な感情の表現にすぐれた曲になっています。

作詞は『時にはあなたを』と同じ朝日奈京仔氏で、内容的には内省的な、言うなれば投げやり的な心情が吐露されていて、いきなり「嘘でした」の告白が三度繰り返されるのが印象的です。

小田純平さんは本当に引き出しが多いというか、多彩な曲を作り、歌いこなす才能のすぐれたシンガーソングライターだと思います。
男っぽい曲も、またこの曲のような女性の切ない心情を歌い上げる曲もうまく表現する力があります。

彼のファンはもとより、演歌ファンを中心に広くおすすめできる曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=n1JOZIIsKRs

 

 

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羽山みずき “こころ町”

2022年04月23日 | 演歌・歌謡曲

          

4月6日に発売された新曲の中からおすすめの曲を一つ。羽山みずきさんの『こころ町』です。

昨年の『わたし舟』と同じく、作詞:もりちよこ氏、作曲:聖川湧氏で、今回もやさしさに満ちた繊細な感覚の曲です。

『わたし舟』での「渡し」と「私」のように今回は「こころ町」と「心待ち」が掛け言葉になっています。

ストーリーとしては、女性主人公が同郷の男性と恋をして一緒に住んでもいたが、結局他の女性のほうに行ってしまった。今はその女性と別れたと聞いたので、また自分に戻ってきてほしいと願う、そんな心情を歌っているようです。

ゆったりとした曲調で、特徴的なのは「揃い浴衣で夏祭り」のところが「そろい ゆかた でなつ まつり」のような感じで3文字ずつ区切って聞こえることです。

彼女の可憐さ、ほんわかとした優しさといった持ち味がよく活かされた曲です。

この路線でどんどん押していって、若手女性演歌歌手の中での好位置を占めてもらいたいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=gv6e6Ga7aIk

 

 

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島津亜矢 “花として 人として”

2022年04月17日 | 演歌・歌謡曲

       

3月までに発売された曲の中で、とてもいい曲がありますので、そちらを先に取り上げたいと思います。3月16日に発売された島津亜矢さんの新曲『花として 人として』です。

これは内容的には人生応援歌と言えるのでしょうが、演歌系でよく見られるような根性や勇気を鼓舞するようなものではなく、人の生き方に寄り添い、優しく見つめるものになっています。これは仏教の「慈悲」に通ずるように思います。

仏教における「慈悲」とは他の生命に対して楽を与え、苦を取り除くことを望む心の働きとのことですが、この曲の歌詞にある「きみの涙に 花のこころ飾りたい」「いつの日か 咲かせてあげたい」といったフレーズはまさにその「慈悲」の心だと思うのです。

メロディーは美しいスローバラードで、歌謡曲の名手、杉本眞人氏のうまさが光っています。

「歌怪獣」と異名を取る島津亜矢さんですから、当然ながら歌唱は素晴らしく、聴いていて何か大きなものに包み込まれるような安心感が得られます。

この曲は演歌・歌謡曲の枠に収まらず、愛唱歌として息の長い存在になってほしいと感じさせる曲です。

今回は何か大げさなことを書いてしまいましたが、まあ気軽に一度聴いてみて、そのよさを味わってほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=BTg0Tmsb49g

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岩出和也 “都会の迷子”

2022年04月11日 | 演歌・歌謡曲

                  

4月6日には演歌・歌謡曲の期待曲や注目曲がたくさん発売されました。その中から順次このブログで取り上げていきたいと思っています。

まず、私のカラオケ定番歌手のひとり、岩出和也さんの『都会の迷子』です。印象的なタイトルで、曲を聴く前から、にぎやかな都会にあって失くした愛を求めてさまよう人なんてイメージを勝手に想像していました。

まあ、実際の曲の内容もほぼ当たっていて、都会暮らしの女性主人公の未練心がテーマです。

こういう曲は彼の最も得意とするところで、甘くソフトな歌声がすごくいい感じに響いています。

曲調はノリのいい軽快なテンポの歌謡ポップスで、カラオケではとても気持よく歌えそうなので、早く覚えたいとの気持になります。

歌詞はとりたてて目新しい言葉はないのですが、それだけに率直な感情がストレートに伝わってきて、好感度が大きいです。

歌謡曲ファンをはじめとして、男女を問わず幅広くおすすめできる素敵な曲です。

MV
https://www.youtube.com/watch?v=szl0qL0-scA

インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=PMnUh0ddb2Q

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瀬口侑希 “運命の悪戯”

2022年04月09日 | 演歌・歌謡曲

        

瀬口侑希さんの2月23日に発売された新曲『運命の悪戯』は、軽快なリズムがまことに耳に心地よい大人の歌謡曲です。

彼女はここ数年、和服衣装でしっとりした演歌を歌うのが続いていましたが、今回は久々のドレス衣装で、彼女のもう一面の持ち味が存分に出ているように思います。

内容は許されない愛に燃える女心を、狂おしく情熱的に歌い上げるものです。作詞はさくらちさと氏で、先にここで取り上げた黒川真一朗さんの『東京演歌』を手がけています。

聴いていて思わず体でリズムを取りたくなるようなメロディーで、これはカラオケで歌ってもきっと気分がいいでしょう。

歌謡曲ファンにはおすすめの1曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=iEveffgtoJA

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