♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

福田こうへい “道ひとすじ”

2018年05月18日 | 演歌・歌謡曲

福田こうへいさんには既に4月25日発売の新曲「天竜流し」がありますが、その前の「道ひとすじ」が、新曲歌謡レッスンの第2回の練習曲でしたので、順序が前後しますがここで取り上げておきます。

彼の持ち味は民謡で鍛えた伸びのある高音です。そのため、持ち歌の中ではデビューシングル「南部蝉しぐれ」など民謡テイストの曲のイメージが強いと思います。新曲の「天竜流し」もそうですね。

一方、この「道ひとすじ」は、男の生きざまをテーマに力強く歌い上げる人生応援歌になっています。歌詞を見ると、1番では自分自身の辛抱や努力、2番では妻の内助の功、3番では世間の恩情がそれぞれ歌われており、すごく含蓄に富む素晴らしい曲だと思います。

彼の声は高いので、男性でもキーをマイナス5くらいにして歌うのがよいとの指導がありました。私はこれまでカラオケでは、けっこう高い声の男性歌手の曲でもマイナス1か2くらいで歌っていて、高い部分が出しにくかったことがあるのですが、もっと思い切って下げてもいいのだと思いました。

この曲は人気が高いようなので、これからもカラオケ定番曲として息の長いヒット曲になるような気がします。

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島津悦子 “海峡みなと”

2018年05月13日 | 演歌・歌謡曲

島津悦子さんの曲をここで取り上げるのは2回目で、前回は2007年の「おんなの日本海」ですからもう10年以上前になるんですね。実は私が現在受講中の歌謡レッスンの練習曲がこの「海峡みなと」というわけです。

島津悦子さんはデビュー30年とのことで、けっこうベテランの域に達しており、地味ながら正統演歌をきっちり歌いこなして来られたとの印象があります。

さて1月に発売されたこの「海峡みなと」ですが、情景が映像的に浮かんでくるような歌詞が特徴です。港にある酒場で、お互いに見ず知らずの男女がお酒を飲んで身の上話をするうちに、何となく心が引かれ合うといった情景です。二人とも暗い過去を引きずっているだけに、その傷を慰め合い、これからの展開を期待するような微妙な心境がうまく表現されていると思います。

音程的にかなり低いところがあるので、その部分の歌い方や、またこの曲のわびしさや期待感をどう表現するかという難しさがあると感じました。

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