♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

今年の演歌・歌謡曲ベストテン

2022年12月29日 | 演歌・歌謡曲

さて、今年も残りわずかとなりました。当ブログでは毎年末に、その年に取り上げた演歌・歌謡曲の中から、個人的にベストテンを選んでいます。では、今年も思いつくままにあげてみましょう。

 

1 「彼岸花咲いて」門松みゆき
彼女の歌唱力が存分に味わえる堂々とした演歌です。

2 「都会の迷子」岩出和也
歌っていて心地よくなる、まさに都会派の歌謡曲です。

3 「悲愛」まつざき幸介
小田純平さんの曲作りのうまさが実感できるタンゴ調の素敵な曲です。

4 「逢生川」小田純平
彼はこういう情念の女唄を作るのも歌うのもうまいと実感します。

5 「オランダ坂に雨が降る」松尾雄史
レトロ感が心地よく、ややクセのある歌唱もいいです。

6 「雪枕」沖田真早美
なじみのない歌手でしたがすごくいい曲で、小田純平さん作曲と知り納得です。

7 「星空のむこう側」戸子台ふみや
フォーク調のとってもいい感じの曲で、気持ちよく歌えます。

8 「夜雨抄」服部浩子
杉本眞人さんのカラーがいっぱいの素敵なメロディーが心地よいです。

9 「白糸恋情話」工藤あやの
彼女の演歌歌手としての成長を感じる文芸路線の名曲です。

10 「下手くそな生き方だけど」木川尚紀
謙虚な歌詞に共感できるいい曲で、素直な歌い方もいいです。

 

今年も小田純平さんの関連が3曲あります。若手歌手が多いですが、これからの期待値も含めての評価です。

上記以外では「折鶴夜曲」寺本圭佑、「大阪ロンリネス」田中あいみ、「拝啓みかんの里」山西あかり、「大阪グッバイ」五条哲也、「そのわけは旭川」水田竜子などが印象に残っています。

来年はどんないい曲が出てくるか楽しみです。また、カラオケを思う存分楽しめるように早くなってほしいものです。

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花咲ゆき美 “冬岬”

2022年12月28日 | 演歌・歌謡曲

 

新曲の紹介としては本年最後となるでしょうが、花咲ゆき美さんの11月30日発売の新曲『冬岬』です。

彼女は演歌歌手の中でもほどよく個性的で、歌う曲も味わい深い、いわゆる通好みのものが多い印象があります。この『冬岬』は、女性主人公が冬の岬で沈む夕日を眺めながら、別れた相手への未練心を吐露するという内容です。

歌い出しがいわゆる「前サビ」で、「だるま夕日」の説明が出てくるのがこの曲の一番の特徴です。

「だるま夕日」は冬場に蜃気楼現象で海に沈む夕日が「だるま」の形に見えるもので、高知県の宿毛湾、室戸岬などが名所とされているようですが、この曲では地名は特定されていません。

そもそも「だるま夕日」という言葉自体、演歌・歌謡曲には似つかわしくない感じで、それだけにかえってインパクトがあります。

浜圭介氏作曲の曲調は歌謡曲テイストがあり、なかなか凝った感じなので、カラオケではちょっと難しいかもしれません。でもチャレンジのしがいはあるでしょう。

演歌ファンにも歌謡曲ファンにもおすすめできる曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=T1fA0CwBaiY

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二見颯一 “君恋列車”

2022年12月22日 | 演歌・歌謡曲

  

今回も続いて若手男性演歌のホープ、二見颯一さんの11月2日に発売された新曲『君恋列車』です。

前曲『0時の終列車』に続く今年2枚目のシングルで、内容的にもその続編といった感じの曲です。

この曲も水森英夫氏の作曲でレトロ感が色濃く出ていて、二見さんの歌唱を聴いていると「令和の三橋美智也」のイメージですね。そう言えば彼は好きな歌手に三橋美智也さんをあげていて、幼い頃から民謡を習っているところも共通点があります。

前曲では駅での恋人との別れがテーマでしたが、今度はその相手をあきらめきれず、列車に乗って彼女の故郷の青森まで逢いに行くという内容になっています。

サビの「走れ 走れ 走れ 君恋列車」のフレーズに、少しでも早く君に逢いたいという切なる思いが伝わってきます。

いわゆる演歌第七世代の一人として、彼には頑張ってほしいです。

これも演歌ファンにおすすめの素敵な1曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=l0rqaQ71COw

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松尾雄史 “寒すずめ”

2022年12月12日 | 演歌・歌謡曲

         

若手男性演歌歌手の成長株の一人、松尾雄史さんの12月7日発売の新曲が『寒すずめ』です。

彼の歌唱には特徴があり、渋味のある歌声で、巻き舌、ビブラート、小節といった演歌の技巧をうまく使いこなしています。

前曲の『オランダ坂に雨が降る』から半年足らずの間隔での新曲という、今どきにしては早いスピードで、意欲十分と見受けられます。

曲の内容は1年前の『なでしこの花』と同じように、男性主人公が、別れた女性のことを想う切ない心情で、今回はその女性のことを、はぐれた雀に例えています。

曲調は今回も師匠である水森英夫氏作曲のレトロ感たっぷりの王道演歌で、彼の持ち味にはぴったりと言えるでしょう。

私は『なでしこの花』以来、彼の曲をカラオケ練習の重点曲にしています。この曲も、もちろんそれに加えたいと思っています。

来年を見据え、演歌ファン中心に人気が出そうですし、広くおすすめしたい曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=pES89FtQwVY

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可愛ゆみ “垂雪~しずりゆき~”

2022年12月04日 | 演歌・歌謡曲

  

可愛ゆみさんという名前には記憶がありましたが、3年前に旅情演歌の『下北ひとり』で改名デビューしていて、このブログでも取り上げていました。

コロナ禍で間隔が空いたのかと思いますが、久しぶりとなる改名第2弾シングルが11月16日に発売されています。

タイトルは『垂雪~しずりゆき~』という聞き慣れない言葉で、これは「木の枝に降り積もった雪が滑り落ちること」という意味で、「しずり」だけでも同じだそうです。

内容は、女性主人公の切ない恋心を歌った王道演歌です。

冒頭に「山茶花 枝垂れて 雪が滑り落ちる」と、まさに垂雪の情景描写があり、それが自分に想いを断ち切るようにせかしていると感じています。

他にも歌詞には面白い表現があり、「命があなたに泣いている」「嘘つき背中に雪が舞う」などが目につきました。

今回はMVでもジャケ写でも衣装は洋服で、前とはイメージが違います。

MVの中で、彼女がカラオケのようにハンドマイクで歌っているシーンがあり、印象的です。

演歌ファンにはおすすめしたい一曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=yTCMYp6dsL0

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