♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

小田純平 “半歌~愛しき人~”

2019年11月29日 | 演歌・歌謡曲

小田純平さんの新曲が11月27日に出るとの情報を知って以来、すごく期待をしていたところ、ネットで試聴ができるようになってから聴いてみて、深みのあるいい曲だと思いました。

YouTubeでは発売前からカラオケ動画が複数配信されていて、小田ファンの期待が大きいことがうかがえました。

タイトルは『半歌(ばんか)~愛しき人~』とサブタイトル付きですが、メインタイトルが聞き慣れない言葉です。「半歌」とは造語でしょうが、読み方からは「挽歌」からの連想かと思います。

曲の内容は、ある程度の年齢を重ねた人が人生を振り返っての心境を、愛しい人への想いを重ねながら語るものです。

各コーラスのラストで、至らなさ、物足りなさといった感情を「道半ば」「愛半ば」「歌半ば」とのフレーズでしめくくっているのがタイトルの「半歌」の意味になっているようです。

また、各コーラスが「そう」で始まることで、自分が納得するとともに、聴く者に共感してほしいとの思いが伝わり、この曲の一つの特徴となっています。

この曲も小田純平さんの渋味のある歌唱がいい味わいを出していて、切々たる想いが胸を打ちます。

曲調は弾き語りフォーク調で、伴奏のギター、ブルースハープの音色が大変効果的に響いています。

主人公は男女いずれとも想定できるので、カラオケでは誰が歌っても、それぞれ自らの心境と重ね合せて歌える曲だと言えるでしょう。私も昨年の『時にはあなたを』に続く小田純平さん本人歌唱曲としてのレパートリーに加えたいと思っています。

なお、本日現在で本人歌唱のPVがYouTubeにアップされていないので、別の方によるカバーの動画を貼り付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=XxPa4I1wjms

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川野夏美 “満ち潮”

2019年11月26日 | 演歌・歌謡曲

川野夏美さんの新曲『満ち潮』は、「夏美歌謡」を究める彼女にまことにふさわしいセンスのいい曲です。企画シングルの『青い瞳の舞妓さん』を別とすると、『なみだ雲』から1年をおいて11月6日の発売です。

今回はご当地ソングになっていて、舞台は和歌山県白浜町で、歌詞には一箇所だけ「朝来帰(あさらぎ)の海」という地名が出てきます。

この曲のポイントは何と言ってもサビの「Bye bye my love」を繰り返すところです。
歌謡ポップスで英語の歌詞が使われることはよくありますが、彼女の曲では初めてのようで、彼女自身このフレーズは大変気に入っているとのことです。

内容は恋を断ち切った女性の心情で、満ち潮とは愛情がもう満ちてしまって、先が見えないことを象徴しているようです。

作詞は『残酷な天使のテーゼ』『淋しい熱帯魚』などで有名な及川眠子さんで、川野さんの曲は初めてになります。それだけにこれまでにない斬新な曲想で、彼女のまた新しい魅力が発掘されたように思います。

歌謡曲のカラオケファンを中心に、大きな人気が出ることは間違いないでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=Yllvnn7gt0k

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永井裕子 “北の旅路”

2019年11月18日 | 演歌・歌謡曲

永井裕子さんの『ねんごろ酒』以来、ほぼ1年ぶりとなる新曲『北の旅路』が9月25日に発売されました。

彼女のコメントによると、『海猫挽歌』『ねんごろ酒』に続く三部作とのことですが、共通した心情はあるものの、ストーリー的につながっている感じはあまりありません。

また、『ねんごろ酒』がロックのテイストもあるニューウェーブ演歌と言えるものでしたが、新曲はまた全然曲調が異なり、三連符を多用した歌謡曲テイストのスケール感のある曲になっています。

歌詞を見ると「生まれてこなけりゃ良かった」とか「生きてることをやめたい」といったすさまじい心情が歌われていますが、各コーラスの最後では「死んだりなんかしないから」と結ばれており、三部作のラストを強く生きていく心意気でしめくくっています。

今回も彼女の力強く説得力のある歌唱が、存分に発揮された曲になっています。

カラオケでは、なかなか手ごわい曲かもしれませんが、チャレンジのし甲斐がある曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=PjJ5BM59ueI
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紅白の出場者決定について

2019年11月14日 | ノンジャンル
今年のNHK紅白歌合戦の出場者が本日発表され、ネットニュースでその顔ぶれを見たのですが、全くがっかりとしか言いようのない結果でした。

市川由紀乃さん、福田こうへいさんの復活はならず、演歌・歌謡曲勢の初出場は一人もなし。

どうです。実にひどいと思いませんか。出場枠も紅組21、白組20と去年より減っているので、また特別枠だとか、その他くだらない演出をいっぱいやってお茶を濁すんでしょうね。

もう今のNHKなんかに期待するのが間違いだという気がしました。
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工藤あやの “大阪花吹雪”

2019年11月12日 | 演歌・歌謡曲


11月1日の「みちのく娘!ファーストコンサートin大阪」で、工藤あやのさんが発売前に披露した曲です。

青春ふるさと路線からスタートして歌謡ポップス路線に傾斜していた彼女にとって、11月6日発売の『大阪花吹雪』は、初のご当地ソング、しかも浪花もの演歌です。衣装も初の和服で、何もかも初ものづくしと、一気にイメージチェンジを図って勝負に出た感じです。

このジャケ写を見ると、何となく若い頃の石川さゆりさんをイメージさせますね。

歌詞の内容は、男ときれいさっぱり別れて、新しい気持で生きようとする女の心意気を歌っています。また、曲調は明るいメジャー演歌で、盛り上がれる曲です。

みちのく娘のコンサートのときも、前の方の座席に陣取っているファンクラブと思われる人が、調子よく合いの手の掛け声を出していました。
カラオケでは場を華やかに盛り上げる曲として人気が出るでしょう。

明るさ、元気さが彼女にずばりとはまった感じで、山形のひだまり娘が今回は堂々とした浪花女を演じていて、彼女にとって演歌歌手としての大きな転機となる曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=5-DhHF15yCg

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