♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

高山厳 「夕挽歌」

2009年05月23日 | 演歌・歌謡曲

私にしてはめずらしく、男性歌手を続けて取り上げます。高山厳さんには「心凍らせて」という大ヒット曲がありますが、もともとバンバンに所属していた人でもあり、声もソフトで、演歌といってもあまり演歌っぽくないイメージがあります。

その高山厳さんの新曲「夕挽歌」は、まさに彼の持ち味を生かしきった、フォーク調の抒情歌謡です。すぎもとまさとさんの大ヒット曲、「吾亦紅」も同じような路線と言えますし、団塊の世代を中心とした大人の歌謡曲の路線が次第に定着しているようなきざしを感じます。

この「夕挽歌」の内容は、自分のふるさと、そして子どもの時代を愛おしく懐かしみ、これからはこのふるさとでずっと生きて行こうという気持ちを歌ったものです。この曲を聴いていると、誰もがそれぞれに自分の子ども時代を過ごしたふるさとのことを思い出すでしょう。

またこの曲では、ピアノの伴奏が効果的に使われていて、高山さんの優しく語りかけるような歌声とよく調和していると思います。
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ジェロ 「やんちゃ道」

2009年05月16日 | 演歌・歌謡曲

ほぼ1か月ぶりの更新となります。忙しかったこともありますが、これというインパクトのある曲が見当たらなかったのも事実です。

そんな中で、ジェロさんの「やんちゃ道」は、一味違ういい曲だと思いました。作詞作曲の中村中さんについては、あまり詳しく知りませんが、性同一性障害をかかえるアーチストで、一昨年のNHK紅白に出場されていました。

この曲、「クレヨンしんちゃん」の劇場用映画に使われていることを知りました。このアニメは個人的に大嫌いで、昔から子どもにも絶対に見せていませんでした。でもそのこととこの曲の価値は関係ありません。

曲の内容は、母親の自分の息子(たぶん小学生)に対する思いを歌っています。こういった内容の歌はこれまでにあまりなかったように思います。またそれを男性歌手が歌っているのが面白いですね。

彼の新曲「えいさ」にはどうも親しみを感じることができませんでしたが、この「やんちゃ道」は、カラオケで歌ってみたくなる曲です。
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