♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

永井みゆき・よさこい時雨

2007年07月31日 | 演歌・歌謡曲

★永井みゆきさんは「だんじり」で有名な大阪府岸和田市の出身ですが、いわゆる浪花の泥臭さを感じさせることがありません。彼女には3年前のテイチクレインボーコンサートと、2年前の『港でひとり』の店頭キャンペーンでお会いしたことがあります。スリムで長身、美人で、しかも親しみやすく可愛い雰囲気の方です。

★前作『大阪やどり』は、地元大阪のご当地ソングでしあわせ演歌でした。今度の新曲『よさこい時雨』は、高知を舞台にして女の切ない想いを唄っています。はりまや橋、桂浜、そして鳴子と高知にゆかりの名所や小道具がちりばめられています。
彼女の持ち味は、女性らしい細やかな情感を表現する優しい歌声といえるでしょう。この曲でも、強く唄われているフレーズにあっても、どことなくか弱さを感じてしまうところが、えもいわれぬ魅力なのですね。

★なお、カップリングの『涙の舟唄』ですが、沢田美紀さんの『薔薇のように踊らせて』と同じく、パソコンテレビGyaOの「歌えるカラオケ」に、永井みゆきさんの曲では唯一配信されています。確かにこちらも演歌心をくすぐるようなすごくいい曲です。
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花咲ゆき美・哀愁本線

2007年07月28日 | 演歌・歌謡曲

★7月4日にデビューしたばかりの新人演歌歌手、花咲ゆき美さんを早速取り上げたいと思います。彼女については、以前からGOOD WAVEのサイトで紹介されており、写真で見るルックスは可愛いし、試聴すると歌はうまいし、楽しみな新人だと期待していました。先週18日にはNHKラジオ「ひるの散歩道」に出演されていて、トークとフルコーラスの『哀愁本線』、1コーラスの『ヤンザ船唄』を聴きました。また、「サブちゃんと歌仲間」で初めてテレビで見て、1コーラスだけでしたが『哀愁本線』を聴きました。

★彼女のキャッチコピーは「艶歌の妖精」で、日本クラウンとしてもかなり力が入っているようです。テレビで見たところでは、庶民的で親しみのある可愛い感じで、かつ新人でありながら落ち着いた風格もあり、人気の出る雰囲気を持っています。
新井利昌氏に5年間師事し、また中学時代には民謡を習っていたという彼女は、歌唱力は相当なもので、音域も幅広く、演歌の表現力にすぐれていると思います。

★この『哀愁本線』は、楽曲としてもなかなかよくできています。イントロや間奏の印象的なトランペットなどアレンジもいいし、内容は鉄道による別れというオーソドックスなものですが、ケータイメールという現代的な題材もうまく生かしています。各コーラスで「哀愁本線・・・」と歌ったあとに続くラストのフレーズに余韻があって、いい感じですね。

★今年デビューの演歌歌手では最大の注目株となることは間違いないでしょう。ぜひとも大型新人のブレイクにより、演歌界を盛り上げてほしいと思います。
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沢田美紀・知りつくされて

2007年07月26日 | 演歌・歌謡曲

★沢田美紀さんには、2年前に『タイムマシンの恋人』でデビューされたときから注目していました。テレビで一度聴いただけでCDを購入する気にさせたその魅力・・・ 歌謡曲にぴったりの声、良質な大人のムード、さわやかで気品があって、まあとにかく素敵な方ですね。

★昨年の『歌姫』もすごくいい曲でした。その次に出た『いつか赤いチューリップ』は、いい曲なんですがちょっとインパクトが弱い感じでした。そして4月に出た新曲『知りつくされて』は、彼女の持ち味をよく発揮した、情感あふれる歌謡曲です。作詞:荒木とよひさ氏、作曲:杉本眞人氏のコンビで、歌詞よし、曲よしです。テレサ・テンさんの曲に似たような感じもあって、なつかしい雰囲気があります。

★また、このCDは、カップリングの『薔薇のように踊らせて』がまたすごく出来のいい軽快なナンバーで、両A面と言ってもいいくらいです。この曲はUGAのカラオケでも配信されていますし、パソコンテレビGyaOのサイトの「歌えるカラオケ」にも彼女の曲で唯一収録されています。
このCDには2曲とも男性キーのカラオケが入っており、まさにお買い得、お薦めです。
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若山かずさ・なさけ雨

2007年07月25日 | 演歌・歌謡曲

★若山かずささんは、1984年4月にデビューされていますので、もう24年目で、中堅というよりベテランと言えるだけのキャリアがありますが、芸名のとおり若々しい美人演歌歌手として、キラリと光る存在です。

★彼女はこのところ『伊良湖悲曲』 『縁切寺』と切ないマイナー調の曲が続いていましたが、5月に出た新曲『なさけ雨』は、『幸せとんぼ』以来のしあわせ演歌です。
彼女の声はなかなか魅力的で、声量でぐいぐい歌い上げるタイプではなく、どことなくナイーヴな感じが男心をくすぐるんですね。

★この曲は、メロディーも歌詞もとりたてて目新しさはないものの、ゆったりと至福の境地にひたりながら聴ける曲で、これぞしあわせ演歌の真髄と言っても過言ではないでしょう。
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黒川真一朗・こぼれ灯

2007年07月22日 | 演歌・歌謡曲

★若手女性歌手の新曲が続きましたので、このへんで若手男性歌手も取り上げておきましょう。平成15年デビュー組の一人、黒川真一朗さんの4曲目となる新曲『こぼれ灯』です。昨年の前作『グラスの氷』では、初めての女歌で、リズミカルな軽いタッチの曲ということで彼の新しい一面が見られたのですが、今回の新曲は、しっとりした望郷演歌です。

★デビュー曲の『家族』が望郷演歌でしたので、彼のイメージとしては元々こちらのほうがぴったりという感じがあります。『家族』が、都会暮らしにようやく慣れてきた若者の前向きな気持を歌っているのに対し、この『こぼれ灯』は、夢破れ傷ついた心の中で、故郷の母を想い、自分を何とか励ますという心境が歌われています。

★私は若手男性演歌歌手の中では、彼に大変好感を持っていまして、『家族』 『グラスの氷』はカラオケの定番レパートリーにしています。この『こぼれ灯』はまだ唄ったことはないのですが、早くレパートリーに入れたいと思います。
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