♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

清心(きよみ)・心のふるさとへ

2007年10月28日 | ノンジャンル

★この曲は、NHK-FM歌謡スクランブルの8月の演歌・歌謡曲ホットミュージックの中で紹介されたものです。私はそれまでこの清心(きよみ)さんという歌手については、全く知りませんでした。

★ネットで調べてみたところ、オフィシャルサイトもあり、岩手県北上市出身のマンドリンシンガーとのことです。この『心のふるさとへ』は、北東北デスティネーションキャンペーンのイメージソングだそうです。
ジャケ写やオフィシャルサイトの写真で見る彼女のルックスは、目鼻立ちのはっきりした美人で、何となく東北の奥深さを感じます。歌声は名前どおり清らかで、心が洗われる感じです。

★この曲は、夏川りみさんが唄っている曲のような癒し系ソングで、歌謡曲・J-POPといった枠を超えて聴く者の耳に心地よく響きます。
東北地方を中心に活動されているようですが、より多くの人が彼女の歌声に耳を傾けてほしいと思います。

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DAIKI・HOTけないわ

2007年10月27日 | 演歌・歌謡曲

★まだ情報があまりないのですが、何となく気になる曲なので取り上げます。このDAIKIという演歌歌手らしくない芸名の歌手についての情報は、GOODWAVEのサイトにある新人紹介コーナーが唯一のものです。何と16歳の高校2年生というから驚きです。昨年、作詞・作曲家の秋浩二氏に弟子入りし、早くもデビューというわけです。

★聴いてみると、女歌のムード歌謡で、昭和40年代のムードコーラスのような感じがします。テレビ埼玉「カラオケ一番」のジュニア大会優勝とのことで、なかなか甘くていい声をしています。

★高校生の男の子が歌う甘いムード歌謡ということで、インパクトがあると考えたのでしょうかね。そういえば4年前の神園さやかさんも、現役の高校2年生というのが売りでしたが、どうも今の時代では大きな話題を呼ぶには至りませんでした。
演歌・歌謡曲の若手男性では、2年前にデビューした長谷川真吾さんも伸び悩んでいるようです。

★タイトルで英語との語呂合わせをしたり、あえてローマ字の芸名にしたり、何とか新味を出したいとの工夫はわかるのですが、やはりメディアが取り上げない、歌番組もないという状況では苦しいでしょう。
私としては、この曲は覚えやすいので、カラオケで歌って、誰の曲か知っていますかと言って得意がるのも面白いかなと思っています。


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すぎもとまさと・吾亦紅(われもこう)

2007年10月21日 | 演歌・歌謡曲

★8ヶ月も前に発売された曲ですが、じわじわと人気を呼び、ロングセラー、ビッグヒットになる勢いなので、このブログでも取り上げることにしました。

★作曲家としての杉本眞人氏は、本当に多くのいい作品を手がけておられ、私も杉本氏の曲は大好きです。特に最近では、あさみちゆきさんの『青春のたまり場』『聖橋で』、一葉さんの『空に刺さった三日月』など、哀感ただようメロディーが心に響きます。

★その杉本氏が、歌手「すぎもとまさと」として、亡き母への切々たる想いを歌い上げているのが、この『吾亦紅』です。作詞家のちあき哲也氏から贈られた詩に杉本氏が曲を付けたものです。

★私も杉本氏とはほぼ近い世代の人間で、両親とも他界していますので、この曲の心情には共感できます。個人的には、こういう肉親愛をテーマにした歌謡曲は、どちらかといえばあまり好みではないのですが、この『吾亦紅』を聴いていると、杉本氏の飾り物ではない心情がストレートに伝わってくるので、素直に感動できるのだと思います。

★曲の感じは『神田川』などの昭和40年代フォークの雰囲気で、団塊の世代にとっては懐かしく、親しみを感じるもので、そのことも人気の要因になっているのでしょう。
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石川さゆり・朝花

2007年10月14日 | 演歌・歌謡曲

★石川さゆりさんの歌手生活35周年記念の第二弾シングルです。初めて聴いたときは、沖縄の曲かと思いましたが、奄美大島でした。シンガーソングライターの樋口了一氏が、奄美大島を旅したときに奄美民謡の朝花をモチーフに作詞作曲され、石川さゆりさんに提供されたそうです。
5月に発売されたアルバム「さゆりⅢ」から、アレンジを変えてのシングルカットです。

★彼女は熊本県出身ですが、出世作が『津軽海峡・冬景色』だったせいで、北国のイメージがあります。しかし改めて彼女の風貌を見れば、明らかに南国のイメージだと感じました。ですからこの『朝花』は、彼女にぴったりの曲だと思います。

★私は個人的に、彼女の代表作とされる『天城越え』のような妖艶かつ激しい曲は彼女に合わないと思っています。彼女の魅力は、優しさ、素朴さではないでしょうか。彼女が昭和48年にデビューされたとき、既に人気を得ていた同年代の森昌子さんほどの技巧はないけれど、心に伝わるものはひけを取らないと感じ、応援していました。

★この『朝花』は、彼女の優しさ、素朴さを存分に味わえる、癒し系ソングです。演歌が好きでない人、彼女のファンではない人にも聴いてもらいたい、新鮮な魅力のある曲だと思います。

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三代目コロムビアローズ・最終便 

2007年10月09日 | 演歌・歌謡曲

★3年前に『出航五分前』でデビューした三代目コロムビア・ローズさんも、これが5曲目になります。野球に例えると、これまで直球勝負の演歌というよりは、変化球というイメージがあったように思います。アイヌをテーマにした『蒼いバラの伝説』、長崎を舞台のエキゾチックな『異国の華』、初代の『東京のバスガール』の二番煎じのような『夢のバスガール』と、どれも過去に似たような曲があって、今ひとつ彼女のオリジナリティーが生かしきれない感じでした。

★今度の新曲『最終便』は、空港での別れをテーマにした歌謡曲風の作品で、これまでの彼女のイメージを打ち破る、新鮮な魅力にあふれています。そういえばヘアスタイルも衣装もイメチェンされたようですね。
出だしから感情を徐々に高めていって、「羽田発21:00 最終便」のサビで力強く印象付けるという構成も巧みです。

★これまで飛行機や空港をテーマにしたヒット曲といえば、青江三奈さんの『国際線待合室』、欧陽菲菲さんの『雨のエアポート』、ちあきなおみさんの『夜間飛行』、テレサ・テンさんの『空港』、中森明菜さんの『北ウイング』といったところが思い浮かびますが、この『最終便』も空港ものとして永く残る曲になればいいですね。
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