♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

上杉香緒里 “燧灘(ひうちなだ)”

2010年03月22日 | 演歌・歌謡曲

上杉香緒里さんは今年でデビューから15年になります。調べて見ると、彼女はきれいに毎年1曲ずつ新曲をリリースしているんですね。それも2003年からは1月か2月の発売で、その年の勝負曲として頑張っているわけです。それで今年は1月20日に16枚目のシングル「燧灘(ひうちなだ)」が出ました。

このタイトルは難しい字ですが、それだけにありきたりのタイトルではなくインパクトがあります。燧灘は瀬戸内海にあり、四国の愛媛県と香川県の間の大きく窪んだ部分です。沿岸から火打石が採れたことからこの名がついたそうです。

上杉さんの歌唱には力みがなく、心地よく耳に入ってきます。曲にも歌唱にもいわゆるケレン味がないのがいいですね。

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北川大介 “雨の酒場町”

2010年03月14日 | 演歌・歌謡曲

北川大介さんといえば、NHK歌謡コンサートから生まれたユニット「イケメン3」の一人ですが、3人の中でも一番年上ですからリーダー的存在ということになります。彼は一昨年は日本レコード大賞の奨励賞、昨年は優秀作品賞を続けて受賞しており、次代を担う男性演歌の旗手としての地歩を確立しつつあります。

その北川さんの2月2日発売の新曲「雨の酒場町」は、彼のやわらかな甘い声を生かしたムーディーないい曲です。雨がタイトルに入っているので暗い内容の曲かと思いきや、そんなことはなく、酒場町の情景を美しく情感をこめて歌い上げています。

これは聴いていても歌っても気分よくなる曲だと言えるでしょう。カラオケでの人気も出ると思います。
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黒木姉妹 “泣かんとよ”

2010年03月09日 | 演歌・歌謡曲

二日続きの更新なんて何年ぶりかという感じですね。私をそんな気にさせたのは、いやはや何とも面白いというか楽しみな姉妹デュオが現れたからです。その名も黒木姉妹といい、姉が美歌で妹が千春で歳の差は1歳7か月です。姉は中学生のときに民謡日本一になったという実力の持ち主で、妹はこれまた二十歳のときに「2006みやざき花の女王」に選ばれているとのことです。

演歌の姉妹デュオといえば、古くはこまどり姉妹が活躍しました。それ以外は「京ふたり子」「祐子と弥生」なんてのもありましたがあまりパッとしませんでした。それだけにこの黒木姉妹には期待したいですね。

この黒木姉妹は、歌唱力もさることながら、ルックス、スタイルがすごくいいですね。とにかく華やかさがあってとてもチャーミングです。「泣かんとよ」は得意の民謡のテイストを取り入れていて、ぐいぐいと聴かせます。

3月16日にはNHK歌謡コンサートに出演しますので、それをきっかけに話題沸騰、一気にブレイクとなるかもしれません。低迷する演歌界に姉妹パワーで風穴を開けてほしいものです。
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岩本公水 “さいはて岬”

2010年03月08日 | 演歌・歌謡曲

3年前の歌手活動再開後、「草枕」「花筏」「恋風」「文鳥」と漢字2文字のタイトルの曲が4曲続いた岩本公水さんの今度の新曲は、スケール感のある「さいはて岬」です。

この曲はジャンル的には旅情演歌ということになるのでしょうが、特定の国内の地名は出てきません。ただし、歌詞の中に「サハリン」「シベリアおろし」とありますから、北海道の北端の宗谷岬か野寒布岬が舞台なのでしょう。

彼女のブログによれば、「愛する人との思い出を大切にしながら、 北の地でその人を思い、待ち続ける一途な女性を歌った歌です。」とあります。まあ言うなればオーソドックスな演歌のパターンではありますが、歌詞はなかなか斬新なのが特徴です。特に「心の振り子が いまでも揺れる」「幾千億の 雪が降る」といった動きのある歌詞がいいです。

彼女のくせのないストレートな歌唱には好感が持てます。ヒットを期待しています。
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