♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

北野まち子 “こころの灯り”

2019年01月28日 | 演歌・歌謡曲

北野まち子さんは、女性の細やかな心情を歌い上げる演歌で堅実な活動を続けておられ、庶民的な雰囲気で応援したくなる歌手の一人です。

彼女の昨年11月7日発売の新曲『こころの灯り』は、私が受講している新曲歌謡レッスンの今年2曲目の練習曲です。

内容的にはしあわせ演歌になるのでしょうが、憂いを乗り越えての幸福感といったもので、主人公の女性は過去に色々と苦労をしているようです。そして心の支えとなった相手の男性は「今では遠い人」となっているので、離別か死別か、とにかくもう会えない覚悟で、その面影を抱きしめながらしっかり生きていこうという気持ちを歌っています。

メロディーは一見やさしそうに思えて、細かい部分の抑揚が意外と難しく、節回しが取りにくい曲です。レッスンでみんなが斉唱したときも、講師から「全体的に重く聞こえる」と注意がありました。「憂い」と「幸福」の二面性があるこの曲の心情のバランスに留意してマスターしたいと思います。

この曲がカラオケでも広く歌われ、長いヒットになることを期待したいものです。
コメント

まつざき幸介 “グラスの花”

2019年01月21日 | 演歌・歌謡曲

まつざき幸介さんの1月16日に発売されたばかりのシングル『グラスの花』です。彼もこれまでほとんど知らなかった歌手ですが、先の河嶋けんじさんと同じく、小田純平さんの弟子だと知りました。

彼は2006年に42歳でデビューしたので遅咲きの歌手ですが、小田純平さんに見込まれて着実に歩んでいるようで、これから注目していきたいと思います。

さて、この『グラスの花』は、作詞が朝比奈京仔さん、作曲が小田純平さんと、先の『十六夜川』と同じコンビです。朝比奈京仔さんの歌詞は、女性の細やかな心情を新鮮な語句で表現していて、上手だと思います。この曲でも「雨に折られた 赤い花」「グラスの花に さとされて」「寝おぼれながら」といった語句が目を引きます。

メロディーはやはり小田純平さんらしく、ゆったり情感に満ちた雰囲気で、歌詞の内容とよく調和しています。この曲も聴くほどに味わいの増す曲だと言えるでしょう。

この曲もカラオケで愛好されて、彼の今後の活躍へのきっかけになればいいですね。私も『十六夜川』とともにレパートリーにしたいと思っています。
コメント

大月みやこ “海鳴りの駅”

2019年01月16日 | 演歌・歌謡曲

ベテラン歌手、大月みやこさんはなかなか意欲的と言いますか、昨年は4月の『母なる海よ』に続き、早くも9月には新曲『海鳴りの駅』が出ました。最近は演歌歌手の場合、1年に1曲のペースで新曲を出すことが多いので、この彼女のペースはかなり早いと言えるでしょう。

『母なる海よ』が彼女にとっては異色の作風だったので、今回は演歌の王道に戻って女性の心情を歌い上げるということで、早めに出されたのだと思います。

この『海鳴りの駅』は、私が受講している新曲歌謡レッスンの本年最初のレッスン曲になっています。音程の幅が広くて、出だしすぐの低音部は歌いづらく、かといってキーを上げると高音部がきつくなってくるのでやっかいな曲です。講師によると、男性でもカラオケではノーマルが標準らしいです。

歌詞を見ると「心のほころび」とか「ちぎった手紙 カモメになって」など印象的な表現があり、細やかでありながらスケール感もあるいい曲だと思います。

ベテランの彼女ならではの歌唱といった感じも強い曲ですが、何とかマスターして自分なりに表現できればと思っています。
コメント

河嶋けんじ “十六夜川”

2019年01月13日 | 演歌・歌謡曲

河嶋けんじさんについては、つい先日までは全く知りませんでした。2014年にデビューし、現在42歳。小田純平さんの弟子ということで、私が昨年のベスト1にあげた『時にはあなたを』の情報を通じて知った歌手です。他にも、ここで以前取り上げた『夕顔~ふるえる花~』の寺本圭佑さん、そして、まつざき幸介さんという歌手も小田さんの弟子だそうです。

さて、昨年11月7日発売の『十六夜川』ですが、作詞作曲は『時にはあなたを』と同じ、作詞:朝比奈京仔さん、作曲:小田純平さんのコンビです。この二人は波長が合うのか、最近多くの曲を世に出しています。

朝比奈京仔さんは女性の細やかな感情表現にすぐれ、この曲も一度別れた相手へのまたやりなおそうとの想いをうまく描写していると思います。
曲は小田純平さんらしく、しっとりとゆったりと独特の雰囲気を出しています。

河嶋けんじさんの歌唱は、くせがなく好感の持てるものです。聴くほどに味わいの出る曲なので、多くの人に聴かれ、歌われる曲になってほしいと思います。

寺本圭佑さん、まつざき幸介さんと切磋琢磨しながらの彼の今後の活躍が大いに期待できます。
コメント

三山ひろし “望郷山河”

2019年01月09日 | 演歌・歌謡曲

本日1月9日に発売されたばかりの三山ひろしさんの待望の新曲です。前作の『いごっそ魂』はロングヒットしましたが、私は坂本龍馬が歴史的に過大評価されていると思っていますので、龍馬を主人公にしたこの曲があまり好きになれませんでした。

新曲『望郷山河』は、故郷の山や河に思いを寄せながら、夢を持って生きることを誓う力強い望郷演歌であり、人生応援歌にもなっています。

曲の構成はシンプルで、メジャー演歌の定番的なものです。また、特定の人物や地名が出てこないので、誰の心にもある故郷への思い、未来への希望に共鳴する曲であると言えるでしょう。

平成から新しい時代へと、一つの区切りとなる今年にまさにふさわしい曲で、彼もおそらく今年はこの一曲にかけるでしょうし、さらなる大きな飛躍の契機になればいいと思います。
コメント