♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

歌謡コンサート・新旧2曲

2006年07月25日 | 演歌・歌謡曲
★NHK歌謡コンサートは、懐かしい曲と新しい曲に注目!といったところ。懐かしいほうは、平山三紀の『真夏の出来事』だ。彼女の独特の声によく合った昭和歌謡ポップスの名曲といえるだろう。彼女はこの他にも『ビューティフル・ヨコハマ』『フレンズ』といったいい曲がある。

★そして新しいほうは何といってもユッキーこと大黒裕貴の『氷酒』である。彼女が歌謡コンサートに出るのは、昨年2月の地元からの放送のとき『夕月みなと』を唄って以来だから、もう1年半近くになる。
衣装はこれまでのものよりずっと上品でエレガントだった。表情は終始固い感じだったが、これはこの曲のイメージに合わせてのものだろう。全体的にこれまでよりぐっと大人の女性という雰囲気だった。
久々の出演で緊張していただろうが、歌唱はまずまず無難だったと思う。
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ひるの散歩道

2006年07月24日 | 演歌・歌謡曲
★「ひるの散歩道」のゲストが沢田美紀と神園さやかということで、これは聴き逃すわけにはいかなかった。

★まず沢田美紀のデビュー曲『タイムマシンの恋人』が1コーラスかかった。沢田美紀が、作詞の荒木とよひさ氏はすごく女性の気持をわかっている人と感じたとコメントしていた。この曲は、私が演歌百撰で一度聴いて気に入り、すぐCDを買った。ただ、カラオケで唄ったことはない。唄うより聴いて味わう曲だと思う。
また、『歌姫』については、タイトルと歌詞が合わないと人によく言われるが、これは自分の思いを詩に綴る『詩姫』だと解釈しているとの彼女のコメントが大変印象に残った。私のこのブログのタイトル「歌・唄・詩の日々」も、楽曲としての「歌」、声を出す「唄」、綴られた歌詞の「詩」と自分で解釈している。

★神園さやかはまもなく十代と別れを告げる。新曲『初恋』は、去り行く十代への郷愁を思わせるようなフォーク調の歌謡曲。「さくら さくら」とくり返すところは、デビュー曲『初めてのひと』のカップリング『かげろう坂』の「さくら さくら 吹雪」を思い出した。
『初恋』のカップリング『風の思い出』もまたフォーク調で、どちらもなつかしい青春の思い出をイメージさせるようなさわやかな曲である。
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BS日本のうた

2006年07月23日 | 演歌・歌謡曲
★昨夜の「BS日本のうた」は、大阪府柏原市という、まさに河内そのものといった会場からだった。テーマもずばり「好きやねん大阪」で、オープニングの全員による『王将』から始まって、大阪のご当地ソングが続いた。会場が最高に盛り上がったのは、中村美律子の『美律子の河内音頭』だった。
若手歌手が、永井みゆき、岩出和也、一葉、ヤン・チェンと4人出演するので注目した。しかも中国出身のヤン・チェン以外の3人は地元大阪出身というのがいい。

★若手4人の中で一番よかったのが一葉だった。カバーの『大阪で生まれた女』は、私があまり好きではなかったこの曲を、いい歌だなと見直させてくれた。『涙のリバー』は、直前が『美律子の河内音頭』で会場の熱気さめやらずという中、一転してブルースの熱唱が格好よく決まっていて、すっかり一葉の世界になっていた。初めて見る衣装に着替えてきたが、曲にマッチしていた。

★永井みゆきは、まずデビュー曲『大阪すずめ』だった。本調子でないのか声があまりよく出ていないように感じた。もう1曲は三門忠司とのデュエット『小春三吉相惚れ駒』だった。これも悪くないが、新曲『大阪やどり』を聴きたかった。三門忠司もどうせなら『大阪夜雨』を唄ってほしかった。

★岩出和也のカバー曲は、フランク永井の『こいさんのラブ・コール』だった。彼は大阪出身だがあまりその雰囲気がなく、持ち歌にも大阪をテーマにしたものがない。でも今回の『こいさんのラブ・コール』を聴いて、やはり浪花っ子だなと思った。新曲『北ターミナル』も声がよく伸びていい感じだった。
ほかにも印象に残った歌手はあったが、一応このくらいで。
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楽しみな新人・山本あき

2006年07月19日 | 演歌・歌謡曲
★演歌・歌謡曲界にまた楽しみな新人女性歌手があらわれた。その名は「山本あき」で、6月21日に『哀しみ模様』でデビューしている。もともとロックバンドをやっていたが、流しを体験したことで演歌に目覚めたという変り種だ。

★前に新人歌手紹介のサイトでデビュー曲『哀しみ模様』の一部を試聴したときに印象に残り、先日CDを購入した。テレビでもラジオでもまだ聴いたことがないのにCDを買ったのはおそらく初めてだと思う。
山本あきは、中学2年からバンド活動をしていたというだけに、しっかりした歌唱である。聴いていて何とはなしに惹き込まれるようないい声をしている。やや低めの声質が気分を落ち着かせてくれる。『哀しみ模様』は、さほど演歌っぽくない曲であるが、適度にこぶしもきいている。メロディーにも工夫があって印象的。

★カップリングの『恋しくて』はメジャー演歌で、これもまた大変うまく唄いこなしている。カップリングにするのがもったいないようないい曲だ。
彼女の安定した歌唱からは、演歌でも歌謡曲でもポップスでも幅広く歌いこなせる力量を感じる。
18日に大阪でキャンペーンがあったので行きたかったのだが、残念ながら都合がつかなかった。またの機会にぜひ彼女の生歌を聴いてみたい。テレビ出演もそのうちあるだろう。


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梅雨空吹き飛ばす曲

2006年07月17日 | 演歌・歌謡曲
★今年の梅雨は末期になってからよく雨が降る。「夕立三日」ならぬ四日続きの雷雨があったと思えば、きょうは強い雨が断続的に降り続いている。
京都の祇園祭もせっかく絶好の日程だったが雨にたたられてしまった。
こんなうっとおしい季節には、スカッと梅雨空を吹き飛ばすような豪快な演歌を聴きたい気分になる。

★そこで、きょうは若手ではなく、またこれまでほとんど取り上げたことのない歌手だが、神野美伽の新曲『日本の男』をお薦めしたい。
神野美伽といえば、もともと威勢のいい男歌が持ち味だったのだが、最近は夫婦ものやしっとり演歌が多かった。今回は久々に豪快な曲である。
タイトルもストレートで、夫である作詞者の荒木とよひさ氏も誰はばかるところなく、日本の男よ元気を出せとのメッセージをぶつけた感じだ。

★「空元気」「アナクロ」「何格好つけてんの」といった揶揄、嘲笑が聞こえてきそうだが、とにかく元気が一番、たまにはど演歌を聴いて歌っていい気分になるのもいいのではないか。

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