♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

真木ことみ “恋文川”

2014年08月18日 | 演歌・歌謡曲

8月6日に発売されたばかりの真木ことみさんの新曲『恋文川』は、聴いてみてすぐ、心の琴線に触れるというか何かこれまでの曲とは異なるインパクトを感じました。

ピアノで始まるイントロはドラマチックで、メロディーは淡々と始まりながら徐々に感情を高めていきます。

思いを詩にして短冊にしたため、川に流すという古風な内容の歌詞は、携帯メールであまりにも手軽にやりとりができる現代だからこそ、強い印象を与えるように思います。

またこの曲では三番の歌詞が大変特徴的です。何か複雑な主人公の生い立ちを伺わせるような内容が、この曲に深みと厚みを与えています。

女性演歌歌手のスタイルは和服にアップの髪形というのが定番で、彼女もこれまではそうでしたが、今回は髪形を自然なショートカットにしていて新鮮な魅力があります。その点からもこの曲に賭ける彼女やスタッフの意気込みが伝わってきます。

これはひょっとすると彼女の代表曲になり、今後末永く歌い継がれていく曲になるのではないかの期待が高まります。

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水城なつみ “風未練”

2014年08月09日 | 演歌・歌謡曲

昨年、18歳の若さで『泣いてひとり旅』でデビューし、堂々たる歌唱で注目された水城なつみさんの、6月4日に発売されたセカンドシングルです。

彼女の最大の魅力はその声にあります。演歌というよりは歌謡曲系にぴったりの哀調を帯びた声だと思うのですが、この『風未練』は三連符を多用した歌謡曲テイストなので彼女の声を十分に活かした曲になっています。

この曲も『泣いてひとり旅』と同じくドラマチックな曲で、カラオケでも大変歌い映えがすると思います。

若手女性演歌歌手としては他に、みやさと奏さん、中西りえさんといった実力派が出てきていますが、水城なつみさんの実力も彼女らに勝るとも劣らないものです。今後の活躍が大いに期待される逸材です。
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みやさと奏 “逢いたくて金沢”

2014年08月02日 | 演歌・歌謡曲

ちょうどひと月前の7月2日に発売された、みやさと奏さんのサードシングルです。前作『かもめ町一丁目』ではボーイッシュなスタイルで力強い歌唱を聴かせてくれた彼女が、今度は一転、せつない女心を優しく歌い上げています。

一般的には新人歌手はデビュー曲のイメージを何曲か続け、ある程度評価が定まってからイメージチェンジを試みるといったパターンが多いと思うのですが、彼女の場合、デビューの『風港』、セカンドの『かもめ町一丁目』、そしてこの『逢いたくて金沢』とそれぞれ曲調が異なっています。

これは彼女が度外れた実力の歌手だという証左に他ならないと思います。いくつもの顔を使い分ける変幻自在のミラクルシンガーですね。

今回は彼女がプロ歌手になるきっかけをつかんだ思い入れのある金沢を舞台にしたご当地ソングで、意気込みもひとしおでしょう。ぜひ大きなヒットとなってほしいものです。
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