♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

あさみちゆき “黄昏シネマ”

2010年05月05日 | 演歌・歌謡曲

この曲は、2005年に発売された彼女のオリジナルアルバム「あさみのうたⅡ」に収録されていた曲で、今回新しいアレンジでシングル曲として発売されました。
「あさみのうたⅡ」には本当にいい曲が多いのですが、その中でも「黄昏シネマ」は1、2を争う名曲だと思いますので、シングル化は大賛成です。また、今回のアレンジは、この曲全体にただよう哀愁をより引き立たせています。

誰にでも何かのきっかけで、過ぎ去った思い出に胸をしめつけられることがあります。この曲にはそういう感情を私たちに呼び起こす力があるように思います。歌詞の中では「エキストラ」という言葉がポイントになっていて、たとえエキストラであっても同じ季節を生きたという満足感の表現が巧みなところです。

彼女の歌唱には力強さと寂寥感が兼ね備わっており、この曲を耳にしていると、思わず鳥肌が立つほどまでに感情が伝わってきます。さすがに故・阿久悠氏が見込んだだけのことはあります。新感覚の歌謡曲の旗手として、さらに大きく成長してほしいものです。


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菊地まどか “浪花女のげんき節”

2010年05月02日 | 演歌・歌謡曲

このところ公私とも色々とありまして、一か月以上も更新できませんでした。そんなわけで久々の更新に持って来ましたのが、すこぶる元気なところで菊地まどかさんの「浪花女のげんき節」です。

彼女は平成17年に浪曲師としてデビューし、今年2月にはこの曲で演歌歌手としてメジャーデビューしています。浪曲師から演歌歌手へというと、過去には三波春夫さん、村田英雄さん、二葉百合子さんといった大物が何人もいますので、彼女にも是非頑張ってほしいものです。

さてこの曲ですが、こういう歌はとにかく理屈抜きで、聴いていて元気な気持ちになれればいいのだと思います。浪曲調というのは何か日本人の心のルーツに訴えるようなところがあります。それを嫌悪する人も多いでしょうが、そういう人は聴かなければいいだけのことです。大衆音楽には理屈は要りません。聴いた人がいいと思うか思わないか、それだけです。

大阪市出身の生粋の浪花女である彼女には、関西パワーを日本中に向けて発信してもらいたいと思います。
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