♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

五条哲也 “大阪グッバイ”

2022年05月29日 | 演歌・歌謡曲

          

独特の個性が光る五条哲也さんの新曲は、4月27日発売の『大阪グッバイ』です。大阪ものは演歌・歌謡曲の定番の一つで、これまで多くの有名歌手がヒット曲を出してきました。その中に彼も一枚加わるわけです。

彼は同じ関西の京都出身なので、いつになく意気込みが強いかもしれません。

内容は女性主人公が別れの悲しみを振り切って、新しく生きていく心意気を歌うものです。

レトロっぽいサックスが響くイントロに続いてタイトルの「大阪グッバイ」と歌い出し、大阪弁で「泣いたらあかん」と続きます。最初の一行でこの曲のイメージをビシッと印象づけます。そしてラストも「大阪グッバイ」と締めています。

都会の情景、浪花女の心意気、昭和歌謡の気分、そういったものがないまぜになり、彼の個性をうまく引き出している曲だと感じます。

なかなか大きなヒットに恵まれない彼ですが、是非多くの人に聴いてもらって、彼の良さを味わってほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=HbJx9FHKPCE

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竹川美子 “ひとり岬宿”

2022年05月25日 | 演歌・歌謡曲

          

このgooブログへの移転後では初めて竹川美子さんを取り上げます。と言いますのは、かつてteacupでこのブログを立ち上げたきっかけは、デビューから日の浅い彼女を少しでも応援したいとの気持があったからです。

今や中堅どころの演歌歌手として安定した人気の彼女ですが、移転後のこのブログでも応援を続けていきたいと思います。

さて、5月11日に発売された彼女の新曲が『ひとり岬宿』です。

内容は、男性と別れた女性主人公が、以前に二人で泊まった岬の宿に一人で訪れ、切ない思い出にひたるといったものです。

この曲のキャッチコピーを見ると、(デビュー曲の「江釣子のおんな」のテイストを感じる“健気”で“か細い”女性像を竹川美子が演じます。)となっていて、ブログを立ち上げた頃に何度か彼女のデビュー曲のキャンペーンに行き、直接お話もしたことを懐かしく思い出しました。

確かに健気さと、か細さという彼女の持ち味をうまく引き出した曲で、特に高音の歌唱でのうまさは絶品です。

特徴としては哀愁味のあるイントロに続く、たたみかけるような歌い出しで、ここでしっかりと聴く者に印象づけます。

作曲は彼女の師匠の叶弦大氏、作詞は昨年の『女のいろは坂』に続き原文彦氏です。

歌詞では甘えた彼の肩を思い出したり、彼がお酒を飲むときの癖を真似てみたりの内向きの心境から、各コーラスのラストでは「漁火」「海鳴り」「霧笛」と視点が海の彼方へと向っている、そのあたりの転換を味わうのもいいかなと思いました。

演歌ファンには絶対におすすめしたい素敵な曲なので、是非大きくヒットしてほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=wacfVTas-lk

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二見颯一 “0時の終列車”

2022年05月21日 | 演歌・歌謡曲

          

若手男性演歌歌手の中で、存在感を増しているのが二見颯一さんです。

幼い頃から民謡に親しんできた実力を元に、デビューから3年、望郷演歌路線を中心に次々新曲を出してきました。

4月27日に発売された5枚目シングル『0時の終列車』では少し趣を変えて、演歌の定番の一つ、駅での別れの情景とその切ない心情を歌っています。

曲調はレトロな昭和歌謡の香りいっぱいのもので、懐かしさにひたりたい方には特におすすめです。彼の声や歌い方が、こういったレトロな気分にはぴったりと言っていいのかもしれません。

この曲はタイトルが目を引きます。「0」とか「0時」で始まる演歌はこれまでなかったように思います。各コーラスのラストの歌詞は「午前0時の終列車」なのですが、タイトルでは「午前」を入れなかったのが、インパクトがあってよかったと感じます。

カラオケでもきっと人気が出そうないい曲だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=Wk7vob_Hgic

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おかゆ “赤いひまわり”

2022年05月15日 | 演歌・歌謡曲

       

「おかゆ」さんのメジャーデビュー4枚目になるシングル『赤いひまわり』が、4月27日に発売されました。

ビクター・エンターテインメントのサイトによると、この曲のモチーフは、北海道勇払郡安平町に咲く“赤いひまわり”とのことです。

実際にはこの花はひまわりとは別の、メキシコ原産のチトニアという花で、「メキシコヒマワリ」の別名もあるようです。

曲はストーリー性のある歌謡バラードで、女性主人公が、ある男性と恋に落ちたけれど、たまたま妻子のある人だと知ってしまうことになり、その悲しさ、やるせなさといった心情を歌い上げています。

「赤いひまわり」は、その男性に教えてもらった花で、それが本当のひまわりではないという事実と、偽りの愛だったという事実を重ね合わせているようです。

この曲はMVの見映えがいいのも特筆もので、曲のストーリーをドラマ仕立てにした部分と、彼女が海辺の断崖近くで歌う場面がうまく組み合わされています。

彼女のシンガーソングライターとしての希有な才能を改めて感じさせる、素晴らしい曲だと思いますし、歌謡曲ファンを中心に自信を持っておすすめできます。

https://www.youtube.com/watch?v=k1wkxl1HciE

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椎名佐千子 “面影みなと”

2022年05月07日 | 演歌・歌謡曲

         

4月6日に発売された曲でさらにもう1曲、椎名佐千子さんの新曲『面影みなと』を取り上げておきます。

昨年の『潮騒みなと』に続く「みなと」シリーズといった趣で、今回も軽快な曲調の小気味よいテンポで進む曲です。

内容的には『潮騒みなと』と同じく、港で去って行く船を見送る女性主人公の切ない未練心を歌っています。

張りのある高音を響かせる彼女の歌唱がとてもいい感じです。

演歌ファンにはおすすめの曲で、カラオケではきっと人気が出ることでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=tqVKnSd4ZI8

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