♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

山口ひろみ 「春は桜の夢が咲く」

2009年10月17日 | 演歌・歌謡曲

7年前にデビューした山口ひろみさんは、小柄ながらパワフルな歌唱と明るいキャラクターが売り物の浪花っ娘です。その彼女の新曲は「春は桜の夢が咲く」です。季節はずれといえばそうなんですが、演歌はじっくり時間をかけて売り込んでいくものですから、これから冬に向かい、そして春を待つということで、ちょうどいいのですね。春に春の曲を出してもすぐに夏になってしまいますから。

この曲は、「しあわせ演歌」です。それも直球ストレートでいかにも彼女にぴったりの曲です。何でも「平成21年日本作曲家協会音楽祭」ソングコンテストグランプリ作品とのことですが、別にそんな箔をつける必要もない、いい曲だと思います。
特に3番の歌詞の、「似た者同士が 惚れている 散る時は 一緒と決めた」の健気な愛情表現がいいですね。

アレンジについても、イントロや間奏の筝の音色が大変美しく印象的です。満開の桜の下に緋毛氈を敷いて筝の調べを奏でている情景が浮かんできます。
また何よりもこの曲を聴いていると、幸せな気分が伝わってきます。彼女が本当に幸せな気持ちを込めて歌っているからでしょう。
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カレン 「泣くなオカメちゃん/未練坂」

2009年10月12日 | 演歌・歌謡曲

このところ今ひとつ話題に乏しい感じだった演歌・歌謡曲ですが、面白い歌手がデビューしました。その名もカレンという演歌歌手らしくないネーミングの現役女子高生です。何でもメジャーデビューの条件が、手作りのインディーズ盤CDを1ヶ月で1000枚売るということで、路上ライブでその目標をクリアしたという根性の持ち主です。

デビューシングルが両A面の「泣くなオカメちゃん/未練坂」で、「泣くなオカメちゃん」は、紅屋おかめが1978年に出したコミカルな味わいのある曲のカバーです。「未練坂」は、つんく♂が作詞作曲していて、現代的な感覚の歌謡演歌になっています。
彼女の歌唱はなかなかしっかりしていて、パンチがあります。ルックスはそんなに「オカメ」というわけでもなく、エクボが可愛く、明るくて健康そうなイメージの女の子です。

ところで現役女子高生といえば、先日取り上げた神園さやかさんの6年前のデビューのときを思い出します。彼女もエクボが特徴でした。今度のカレンさんは、より現代的でエネルギッシュな感じがします。未知数だけにこれからどのように成長していくか楽しみがあります。
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