♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

大江裕 “夕焼け大将”

2010年02月28日 | 演歌・歌謡曲

独特のキャラクターで話題の大江裕クンが、年明け早々に第二弾の新曲を出しました。タイトルからしても「のろま大将」の二番煎じという印象は否めませんが、余勢をかってというところでしょうか。

もともと歌唱力は堂々たるものですから、この曲も安心して聴けます。内容的には母親に対する感謝の気持ち、そして「師匠(おやじ)ゆずりの魂(こころ)の唄を きっと伝えて歩きたい」と、自分自身のこれからの決意表明もあります。

それにしてもテレビの力はすごいですね。私の周辺の全く演歌に関心のない人でも、大江裕の名前は「さんまのスーパーからくりTV」で知っている人が多いのです。
これからはその話題性を生かしつつ、息の長い歌手になるよう頑張ってほしいですね。
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長保有紀 “木曽路の雨”

2010年02月21日 | 演歌・歌謡曲

長保有紀さんはいいですね。蠱惑的とでも言うのでしょうか、女っぽい妖しげな雰囲気があります。声や歌い方にも独特の個性があって、長保艶歌の魅力に取りつかれているファンが多いと思います。

彼女の年明け早々にリリースされた新曲「木曽路の雨」は、しばらくぶりの旅情演歌です。彼女の旅情演歌といえば、平成17年の「城ヶ島雨情」が特に印象に残っています。今度の「木曽路の雨」も「城ヶ島雨情」と同じくメジャー調で、明るさの中にも哀愁をたたえるという、長保さんの個性にぴったりの曲作りがされています。

木曽路をテーマにした旅情演歌では、原田悠里さんの「木曽路の女」が代表的ですが、この「木曽路の雨」もそれに勝るとも劣らない、いい曲だと思います。きっとカラオケファンにも親しまれることでしょう。
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真木柚布子 “ふられ上手”

2010年02月14日 | 演歌・歌謡曲

真木柚布子さんといえば、本格演歌から歌って踊れるリズム歌謡まで幅広くこなして、独特の存在感を示している歌手です。そんな彼女の新曲「ふられ上手」は、とても楽しくて聴いていて自然に体を動かしたくなるような曲です。全体の感じは50~60年代にかけての洋楽ポップスみたいでもあり、70年代の日本のアイドル歌謡のような味わいもあります。

「ふられ上手」というタイトルがなかなかいいですね。ふられた悲しさを酒でまぎらす自分を自嘲気味に軽く笑い飛ばして立ち直る、そんな感じが出ています。この曲はサビの「逢いたい… 逢えない… 泣きたい…」のところが聴かせどころだと思います。

ところでこの曲ですが、「あぁ…哀しいね」の部分が、何か聴いたことがあると思ったら、郷ひろみさんと樹木希林さんのデュエット「林檎殺人事件」に似ていたのでした。まあこれはお愛嬌と思っておきましょう。

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田川寿美 “北の港駅”

2010年02月11日 | 演歌・歌謡曲

昨年は新曲のリリースがなかった田川寿美さんですが、今年になって早々、1月20日に待望の新曲が発売されました。今度の「北の港駅」はまさに王道をいく本格演歌で、田川さんの演歌歌手としての本領が余すところなく発揮されています。

タイトルには「北」「港」「駅」といずれも演歌の定番といえる字が用いられています。やはり演歌には北国が似合うんですね。そして情景は雪の降る駅での悲しい別れ。もうこれで舞台は完璧に整ったというところでしょう。

田川さん得意のファルセットもうまく用いられていますし、今年の彼女はこの曲でぐいぐいと勢いをつけて突っ走って行きそうです。
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あさみちゆき “おもいで写真館”

2010年02月03日 | 演歌・歌謡曲

井の頭公園でストリートライブを続け、多くのファンに支持されているあさみちゆきさんの9枚目となるシングルは、「おもいで写真館」です。前作「鮨屋で」のようなドラマチック性はありませんが、ほのぼのとした暖かみ、そして郷愁に満ちた佳品です。

タイトルには写真館とありますが、お見合い写真などを撮ってもらう写真館のことを歌っているわけではありません。これは心の中にある想い出のアルバムなのです。アルバムを一枚ずつめくるように優しく語りかけるちゆきさんの歌声を聴いていると、誰もが心に留める想い出がよみがえってくるのではないでしょうか。

聴くほどに味わい深く、聴く者の心をとらえて離さない、素晴らしい作品に出会って、ちゆきさんはまたひとつ大きく成長することでしょう。

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