♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

おかゆ “渋谷のマリア”

2023年06月26日 | 演歌・歌謡曲

     

演歌・歌謡曲系シンガーソングライターの「おかゆ」さんは、そのユニークな芸名、そして令和のスタートの日にメジャーデビューしたということでインパクトのある歌手です。

「平成のおんなギター流し」と言われたその経歴もまことにユニークなものがあります。

とびこみで東京のスナックを回り、32軒連続で断られたというエピソードもあり、色々といやな目に会いながらもめげずに流しを続けたというのは、根っからの歌好きだからこそでしょう。

5月31日に発売された新曲『渋谷のマリア』は、そんな彼女自身の生い立ちを重ね合わせたようなストーリー性のある曲になっています。

出だしの歌詞は「道玄坂でマリアは生まれたの」ですが、彼女自身は札幌市出身で、17歳のときに上京しています。「歌うのが大好きな母の姿見て」は彼女のとおりで、すすきののスナックに連れて行かれて母の歌を聞いて育ったそうです。

印象的なイントロに始まるアップテンポの歌謡ポップスで、大変ノリのいい曲です。80年代の歌謡ポップスを思わせる感じで、メロディーが自然に入ってきて口ずさみたくなります。

このへんが言っては何ですが、今どきのJポップのとっつきの悪さとは大違いですね。

テンポさえつかめれば、メロディーは覚えやすいのでカラオケで歌うのもそんなに難しくないと思います。

CDはカップリング曲を異にする「GM盤」「雪舞桜盤」「黄昏盤」の3種類が発売されています。

MVではスクランブル交差点などを背景にギターの弾き語りをする彼女がとっても格好良く、ダンサーの女性の使い方も効果的です。

歌謡曲ファンを中心に幅広くおすすめしたい曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=ehC93LjPiFQ

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石原詢子 “五島椿”

2023年06月17日 | 演歌・歌謡曲

   

演歌界にも自分で作詞作曲をする、いわゆるシンガーソングライターがいます。有名なところでは北島三郎さんや吉幾三さんで、他の歌手にも積極的に楽曲提供をしています。

石原詢子さんが自分で作詞作曲をすることはこれまで知らなかったのですが、今回紹介する5月24日発売の新曲『五島椿』は、「いとう冨士子」のペンネームでみずから作詞作曲しています。

長崎県の五島列島を舞台にしたご当地ソングで、この地で有名な椿をテーマにしたしあわせ演歌になっています。

五島の地で育ち、島の教会で結婚式をあげた女性主人公が、島の椿にことよせてこれからも幸せが続くことを願うという内容です。

メロディー的にはまあ言ってみれば、どこかで聴いたような感じのメジャー演歌ですが、それだけに落ち着いた気分で聴けますし、また覚えやすいのでカラオケでも人気が出るように思います。

石原さんの歌唱は、自分で作った曲のせいもあるのか楽しい気分でのびのび歌っているような感じです。

MVでは彼女が洋服姿で五島列島の美しい景色をバックに歌っている姿がとてもさわやかで、本当にいい動画だと思いました。

ベテランの域に達している彼女にとって、この曲はまた新しい転機となるのではないでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=8bOmEMT5R6E

 

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水城なつみ “あかつき情話”

2023年06月12日 | 演歌・歌謡曲

   

女性演歌の若手実力派歌手、それも本格派の担い手として期待が大きい水城なつみさんの新曲を紹介したいと思います。

彼女がデビューしたのは、ちょうど10年前の『泣いてひとり旅』で、当時から私は将来性のあるいい歌手だと思っていました。

彼女はどちらかと言えば、切なさを前面に出すより力強く歌うのが得意な歌手で、ご当地ソングで純な恋心を表現するイメージです。

5月24日に発売された新曲『あかつき情話』もまさにその得意の路線で、舞台は千葉県の銚子の漁港です。そこで育った幼なじみの漁師の恋人に想いを寄せる女主人公の曲になっています。

漁をテーマの演歌は結構あり、大きく分けると『北の漁場』のように漁師の男性が主人公のものと、『女の漁歌』のように漁師の妻や恋人の女性が主人公のものがあり、この曲は後者というわけです。

曲調は勇壮にして軽快、メジャー演歌の小気味良さが出ていて、伴奏のアレンジもよく耳にする感じかと思えば、間奏では少し雰囲気を変えてといった工夫もされています。

歌詞でいいと思ったのは三番の「いつか一緒にサー なれると信じ 女房気取りで飯炊く番屋」の部分で、一途な想いがよく表現されていると感じます。

比較的覚えやすいメロディーで、ノリのいい曲なのでカラオケでも人気が出るに違いないと思います。

演歌ファンにはおすすめの曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=VHVFUhuquJU

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金村ひろし “人生流れ雲”

2023年06月03日 | 演歌・歌謡曲

 

今回はこのブログで初めて取り上げる歌手、金村ひろしさんの曲で、もう2か月以上前の3月29日に発売された曲ですが、『人生流れ雲』を紹介したいと思います。

この曲は、私が毎月チェックしているNHK-FM「歌謡スクランブル」の5月の新曲・話題曲特集で初めて耳にし、いい曲だなと感じたものです。

そしてネットで情報検索すると、小田純平氏が作曲でプロデュースしていると知り、余計に注目したというわけです。

金村ひろしさんは新人ではなく、2015年に『立山連峰』でデビューしていて、福井県出身の富山県在住で、これまでは北陸を拠点に活動していたようで、全然知らなかった歌手です。

内容的には人生をしみじみ振り返り、男の生きざまを歌う、小田氏の色がにじみ出た人生応援歌です。

曲調は昭和のムード歌謡コーラスを感じさせるもので、三連符主体のしみじみと心地よいメロディーです。

金村さんの歌声はやや粗削りというか男っぽい印象で、そのへんが小田氏との共通点があって相通ずるところなのかも知れませんね。

演歌ファンならきっとカラオケで歌ってみたくなる曲だと思います。男性はもとより女性にもチャレンジしてほしい曲です。

私も早く覚えて歌ってみたくなりました。

https://www.youtube.com/watch?v=ZARpFh3G1nY

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