中国政府の治安維持能力の低下!「北京オリンピック」「上海万博」は自主的に辞退・返上を!

2005年04月10日 18時02分45秒 | 反日問題
反日行動、きかぬ統制 北京1万人デモ (朝日新聞) - goo ニュース

 中国各地で「反日暴動」が起きている。町村外相は、王毅・駐日中国大使に厳重抗議した。中国政府が、デモ隊の暴走を「意図的に食い止めなかった」のか「食い止める意思が希薄だった」のかは、ともかとくして、中国政府の統治能力の低下を印象づけた。中原の地から江南、東北、さらにはかつて辺境の地といわれた、新疆、ウイグル地区、チベット、内モンゴルまでの、広大な領土と公称13億人の人民(実際は20億?)を極少数の指導者や、人民解放軍、治安部隊で抑えつけることが、もはや困難になってきているのではないか?
 国内の治安秩序を武力で制御する自信がなくなっているというのなら、中国政府は、不測の事態を回避するため、「北京オリンピック」と「上海万博」の開催を自主的にあきらめ、早めに辞退し「返上」すべきである。
 デモ隊からは「米国のブッシュ大統領」を非難するシュプレヒコールが発せられていたというから、「反米デモ」の性格を持っていると考えられる。
 
英国の歴史学者アーノルド・トインビーの名著「歴史の研究」をひもとくまでもなく、文明の歴史は、版図を拡大しすぎた帝国は必ず衰退し、滅亡することを示している。
 「ローマ帝国の衰亡」をはじめ、「元帝国」「ムガール帝国」「ハンガリーオーストリア帝国」「ロシア帝国」そして「大日本帝国」七つの海を支配した「大英帝国」のどれもこれも衰亡し、このなかには滅亡した帝国がほとんどだ。
 そして現代、「大帝国」を形成している「アメリカ」、「中華人民共和国」も、すでに版図を広げすぎて、その支配コスト、軍事コストが重荷になりつつある。
 中国がいかにひとつの中国に固執しようとも、もはや「分裂」は避けられない。これが歴史の必然というものである。
 日本は、戦前、北は千島列島、南方は国際連盟のもとでミクロネシア辺りまで信託統治していたが、今は日本列島とその周辺のわずかな島々だけの国になっている。無駄なコストをかけずに「平和」を堅持できているこの幸せを改めてじっくりとかみしめたい。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする