小沢一郎の「対米45年戦争」と米軍普天間基地移設をめぐる「米軍と闇の世界」の処理

2010年03月31日 19時42分39秒 | 政治
◆鳩山由紀夫首相は米軍普天間基地移設問題について概要を固めたようである。しかし、実際には、米国務省のカート・キャンベル国務次官補が2月2日に来日して、小沢一郎幹事長と国会内で会談したなかで、結論は出でいた。ならば、最終的解決を何故に5月末に設定したのかの疑問が残る。その答えは、「闇の世界」の存在である。土地、とりわけ基地には、米軍と結びついている「闇の世界」の連中に話をつけなくてはならないという厄介な問題がある。その処理をしているのが、小沢一郎幹事長ということである。完全処理には、時間とカネがかかる。
◆鹿児島県徳之島には、小沢一郎幹事長の別荘があるので、都合がよい。サトウキビと闘牛で有名なこの島は、2時間もあれば、一周できる。長寿で有名な泉重千代さんの銅像は、海に向かって立っている。戦艦大和が撃沈されたと言われている方向につくられた記念碑もある。長寿新婚旅行先としてハワイに人気が集まる前までは、徳之島が夢のパラダイスとして多くの新婚カップルが押しかけていた。
だが、水が澄んで風光明媚なリゾート海岸には、プリンスホテルの廃墟が無残な姿を晒している。この島の経済を思えば、米海兵隊の訓練場をここに移設して、見返りに基地周辺の整備と騒音被害に対する補償を名目に巨額の国費を投入すれば、多くの島民が潤うのは、間違いない。
◆米軍普天間基地移設問題から見えてくるのは、何と言っても、日米関係の宿命的な確執である。この歴史的な流れのなかで、小沢一郎幹事長は、父・小沢佐重喜(元建設相)と政治の師匠・田中角栄から引き継いだ「アメリカ従属国からの解放」という政治的課題の解決を担い、奮戦している姿が浮かび上がってくる。
太平洋戦争は、日本の総資本(三井、三菱などの財閥)とアメリカの総資本(ロックフェラー、ロスチャイルドなどの財閥)の対立を背景とする国家どうしの総力戦であり、日本はアメリカの軍門に下った。
父は1960年、日米安保改定当時の衆議院日米安保特別委員長であり、憲法改正のため小選挙区制度導入に向けて準備中、他界した。小沢一郎は1065年、つまり45年前父の遺志を受け継いで政界入りしている。師匠は、日本国憲法改正の手段としての「小選挙区制度導入」を閣議決定したものの、オール野党の反対に阻まれ、原子力の独自開発に乗り出してアメリカに睨まれ、失脚した。小沢一郎は、その姿を目の当たりにしている。
 さらに小沢一郎は、バブル経済の最中、竹下登首相が東京と大阪の株式市場に新たに導入した「TОPIX日経平均株価」の先物取引(裁定取引)により日本の富が歯止めなくアメリカに流出する状況を見て憤激した。それは、竹下首相がアメリカ資本に強要されて日本の富が収奪されながら放置している姿があったからである。
小沢一郎は金丸信副総裁とともにこれを食い止めようとして新党づくりに乗り出した。だが、金丸副総裁は、志半ばにして、失脚した。その後、小沢一郎は、常にアメリカを強烈に意識し、「日米の対等な関係」構築を目指して政権奪取に全精力を傾注してきた。
◆しかし、衆議院で308議席を獲得したものの、参議院では、単独過半数を確保していない。これを果たせるか否かは、2010年7月の参議院選挙の結果次第となっている。
 衆参両議院で圧倒的勢力を形成した暁には、いよいよ憲法改正に踏み切り、一気に「アメリカ従属国からの解放」を果たす。小沢一郎が政界入りして45年、自民党を離党してから16年、ひたすら「アメリカ従属国からの解放」のために戦ってきた戦歴を踏まえ、日本が真の独立国になるということは何かを、ここいらで本格的に解明しなくてはならない。いつまでも平和ボケしている場合ではない。
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「数は力」の小沢一郎が「政界再編」を睨み、「敵味方」の票読みを進めているという

2010年03月30日 21時08分41秒 | 政治
◆最近とみに、大新聞が「鳩山首相は、いつ小沢一郎幹事長に辞任をもとめるのだろうか」とか「鳩山首相が小沢離れしている」などという記事を書いているけれど、本当だろうか。どうも、民主党の「グループ」を事実上「派閥」であることを認識していないようである。確かに旧来の自民党の派閥というイメージはない。だからといって「派閥」でないとは言えない。それは、昨年夏の総選挙で小沢幹事長の息のかかった新人候補者が、143人も当選してから「グループの質」が変ったとみられるからである。
◆試しに、民主党の衆参両院の議員423人(衆院307人、参院116人)の派閥分布を点検してみると、次のような結果が出た。民主党内には、以下のように八大派閥と一グループ、それに無派閥が存在している。
①鳩山由紀夫派(政権公約を実現する会)=40人(衆院30人、参院10人)②小沢一郎派(一新会・旧自由党系、新人)=167人(衆院130人、参院37人)③羽田孜派(政権戦略研究会=ベテラン保守系)=34人(衆院25人、参院9人)④横路孝弘派(新政局懇談会=旧社会党系)=39人(衆院20人、参院19人)⑤川端達夫派(民主協会=旧民社党系)=34人(衆院15人、参院19人)⑥菅直人派(国のかたち研究会)=35人(衆院24人、参院11人)⑦前原誠司・枝野幸男派(凌雲会=旧日本新党系)=29人(衆院25人、参院4人)⑧野田派(花斉会=若手保守系・「松下政経塾系旧「志士の会」)=16人(衆院12人、参院4人)⑨リベラルの会=4人(衆院3人、参院1人)⑩無派閥=25人(衆院23人、参院2人) 
最大派閥は小沢派(全体の39%の勢力)であり、衆院は、自民党の119人を上回っており、さながら「小沢党」である。第2派閥は、総理・代表派閥の鳩山派であるが、月とスッポンである。主流派は、「小沢派+鳩山派+横路派+菅派+川端派+羽田派」の6大派閥で構成されている。主流派は、349人(衆院議員244人、参院議員105人)で渡部恒三、生方幸夫ら一部の落ちこぼれ組を除いても、全体の82%)を占める大勢力である。
◆民主党内の「反小沢グループ」(反小沢派)は、大きく分けて3つある。「前原誠司・枝野幸男グループ」(凌雲会=日本新党・若手保守系)、「野田佳彦グループ(花斉会、旧志士の会=松下政経塾出身の若手保守系の集まり)、「リベラルの会=平岡秀夫代表」それに、「無派閥の一部」小沢一郎の政治手腕に反感を抱く者たちである。反主流派は、「前原・枝野派+野田派」(45人=衆院議員37人、参院議員8人)である。「リベラル・グループ+無派閥」には、29人(衆院議員26人、参院議員3人)がいる。
◆参議院議員選挙は、「組織戦」、すなわち、組織と組織の激突なので、無党派層は、寝ていてもらいたいところであろう。「みんなの党」(候補者20人擁立)が吸収しても、大勢は「民主党圧勝」が予想される。目下、小沢一郎は、参院選後の「政界再編」を睨み、「敵味方」の票読みを進めているという。「反小沢派」を切り捨てて追い出すか、「主流派」を引き連れて離党するかして、自民党の与謝野馨、舛添要一、無所属の鳩山邦夫らと合流、衆議院過半数(241人)、参議院過半数(122人)を上回る勢力を確保する確信を得て、反主流派と決別する計略のようである。公明党とは、「連立」ですでに話しがついているとも言われている。


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ペイオフは、日本の銀行の信用力を低下させるのが目的だった

2010年03月30日 10時06分48秒 | 政治
◆亀井静香金融担当相と菅直人副総理兼財務相の郵政をめぐる口争いは、みっともなかった。とくに首相を狙う菅直人は、とてもではないけれど、「首相の器」に非ずの感を見せつけられた。相変わらずの短気、イラ菅であった。首相には、十年早い。
 菅直人も、仙谷由人、野田佳彦も、みなそうなのだが、郵政民営化がだれのために行われたのかを忘れている。はっきり言えば、アメリカ最大、否、世界最大財閥であるロックフェラーのシティグループとゴールドマンサックス社のためではなかったのか。にもかかわらず馬鹿正直に「ペイオフ」を守り続け、いまだに呪縛にとらわれている。
◆この呪縛とマジックのカラクリを知っているのは、亀井静香金融担当相である。日本版金融のビッグバンの断行を強要されたのは、橋本龍太郎首相であり、開始したのは、小渕恵三首相だった。その総仕上げにペイオフをさせられたのは、一体何の目的だったか。ペイオフとは、日本の銀行も倒産することがあり、現行では、銀行が倒産した場合、預金保険機構は、1000万円では保障するが、これ以上は保障しないという制度で、日本の銀行の信用力を落とすのが狙いだった。それは、預金好きな民族である日本人を投資民族に変えるのが目的だった。預貯金を銀行、信用金庫、信用組合から解約させ、その資金を株式投資や外貨預金に振り向けさせようとしたのである。
◆しかし、現実は、そううまくはいかなかった。「飲む、打つ、買う」という「三悪」に手を染めるのを諌め、禁止する教育を受けた日本の高齢者は、超低金利にもかかわらず預貯金を固く守り、コツコツと預貯金に励んだ。老後生活安心のためである。
 結論的に言えば、高齢者は、カネを使わず、預金する。株にも債権にも、外貨預金にも手を出さない。この結果、預貯金ばかりが増えつつけることになる。この資金は、国債に化けていく。企業家の設備に向かわず、ますます預貯金に向かう。日銀から都市銀行に下ろされる資金の大半も国債に投入されている。資金が、産業投資に向かわない。企業家の設備投資意欲が萎縮しており、金融機関の貸付は広がらない。
◆鳩山政権が樹立されて半年を過ぎているというのに、国家戦略室は、何をやっているのか、頭脳の程度が疑われる。最大の間違いは、経済のプロを配置していないということである。弁護士上がりを配置してはダメだ。仙谷由人など経済オンチは、即刻配置替えしてしまわなければ、日本は滅ぶ。弁理士上がりのアジテーター・菅直人もミスキャストである。この際、年齢、当選回数を無視して、若い経済人出身の政治家を大抜擢すべきである。

 
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「みんなの党」や「日本志民会議」が、参院選の台風の目になりつつある

2010年03月29日 00時05分05秒 | 政治
◆日本民族は、気が短い。まだ半年しか経ていない民主党に幻滅し、立ち上がれない自民党に絶望し、未来に展望を開いてくれない社民党、共産党に希望を見出せない。こうなると、無党派層は無関係層に閉じこもり投票所に行かなくなるのは、必定である。かつて国民には、寝ていて欲しいといったバカな首相、みんな知っているので、隠す必要はなく、森喜朗元首相がぶ懐かしく思い出される。参議院議員選挙は、業界団体・組合団体・宗教団体どうしの組織戦なので、いまのところ、支持率低下気味でも民主党が圧勝しそうである。 そうさせてはなるものか、新党結党が、ブームになりそうな勢いである。
◆その一つが「みんなの党」であり、若者世代に注目されてきている。このため社会民主党や公明党には脅威であり、大変ビビッている。渡辺喜美党首は「みんなの党が候補者を立てれば、民主、自民の支持層を奪うことになるばかりに止まらず、公明党候補者を上回る票を取る可能性がある」と欣喜雀躍の体である。
公明党は、前回総選挙で太田昭宏代表(東京12区)をはじめ10人が枕を並べて落選し、現有勢力は21議席(参院も21人)となり、すっかり落ちぶれており、参院選挙で議席を減らす結果を招けば、中央政界での公明党の存在感は、極めて薄くなってしまう。それだけに危機感は募るばかりのようである。連立を組んできた自民党から協力要請を受けても、自分の頭のハエすら追えない状況では、自民党の応援どころではない。ヘタをすれば、国民・有権者から、引導を渡されないドン底気分が漂っている。最悪の場合が、頭によぎっているからである。
◆「公明党の歴史的使命は終った」と国民・有権者にこう思われたら、公明党に未来はない。支持母体である創価学会会員の生活を豊かにしようと懸命に戦ってきた成果として、学会員の生活レベルが向上した分、戦闘力が弱まるという皮肉な結末に、公明党・創価学会は悩まされている。
◆地方政治家の動きは、少なくとも松下政経塾出身者の「人材の層」の厚さを証明している。若い政治家が陸続と輩出されており、このなかから、次代の国政を担い、国家最高指導者である「首相」を生み出してくる大きな可能性を秘めている。山田宏、中田宏らが仕掛けている「日本志民会議」が準備しているし新党結成が、日本の政治を変えるもう一つの台風の目になるのは、確実である。

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日刊ゲンダイの「事の本質」を突く報道にエール!

2010年03月27日 15時06分57秒 | 政治
◆日刊ゲンダイの3月27日付紙面の3面に小生のコメントが掲載されています。記事のタイトルは「だから言わんこっちゃない―もう止まらない小沢批判 生方の妄動」、記事中に「党内では四面楚歌状態、だから吠え続けるしかない」の見出しがある。
◆民主党の生方幸夫副幹事長のインタビュー記事(17日付朝刊)を掲載した産経新聞はじめ全国紙、テレビ局の大半が、生方副幹事長のマスコミ攪乱の言動に幻惑され、すべて小沢一郎幹事長が悪いかの如く、「思い込み」「レッテル貼り」報道に終始してきた。その極め付けが、「(小沢幹事長の気持ちを)忖度して」という言葉である。それはまるで精神異常者のような狂奔ぶりであった。
◆これに対して、日刊ゲンダイは、一貫して「事の本質」を突く報道を続けている。これは、「小沢一郎VS検察」の対立構図の報道においても然りであった。その結果は、「嫌疑不十分の不起訴」であり、東京地検特捜部の完敗となった。
そもそも逮捕権・徴税権を本質とする国家権力の一翼を担う検察、それも近年は「特高検察」に凶悪化している検察の尻馬に乗って、チンドン屋まがいの報道にうつつを抜かしているマスメディアは、市民の敵である。メディアというものは、本来、市民の側に立ち、それらの人権を国家権力から守るのが、本来の使命であるはずである。
◆これはともかくとして、生方副幹事長の今回の騒動の根本的な動機は、「昨年の総選挙で4年間の浪人生活から復帰し、小沢幹事長から与えられたのが副幹事長(2度目)のポストだった。ところが、自分と同じ横路派に所属している高嶋良充参院議員が格上の筆頭副幹事長の座に座っていた。何でこのオレが格下なのか。やっていられないよ」という文字通り、待遇に対する不満に根ざしていた。このことは、生方副幹事長本人のブログに明記されており、明らかな証拠である。
(ちなみに、この日刊ゲンダイの記事に並んで「ジャーナリスト大森実氏死去88歳」と死亡記事が掲載されている。ベトナム報道で天下に高名を博した大記者の活躍ぶりが偲ばれて感無量であった)
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冤罪は、警察官や検察官、裁判官のなかの「サディスト」が起こしているのではないか?

2010年03月26日 23時29分17秒 | 社会
◆宇都宮地裁が、足利冤罪事件の菅家利和さんに無罪判決した。これで菅家さんは、晴れて普通の市民に戻ることができた。
しかし、警察官や検察官、裁判官の失敗は、日本の司法史上に拭いきれない汚点を残した。これは、司法に携わる「官憲」の人間性の欠如が起因した失点である。要するに、「人をみたらドロボーと思え」式の病理的な欠陥人間が、とくに警察官や検察官、裁判官が少なくないのではないかとの不信感を国民の多くに与えた大事件で、司法権の権威を揺るがしたと言える。この際、すべての司法官憲に「精神鑑定」を求めたい。ほとんどが、「サディスト」の判定を受けるのではないか。
◆学園紛争が激化していたころ、司法試験受験のための法学研究会のなかに、白ヘルメットに手ぬぐい、手にはゲバ棒という姿の法学生がかなりいた。過激集団である中核派の一員かシンパだったのであろう。
ところが、そのなかから、司法試験に合格して、検事や判事に任官した者が少なくなかった。たとえば、出世街道を歩み、東京地検総務部長や最高検検事、北陸地方の検事正に就任した検事もいる。、いつか会ったときに「Nさん、あのゲバ棒はどうしたでしょうね」と嫌味の一言も浴びせてやりたい気持ちである。要するに、この種の人間は、「権力主義」が強烈なのである。逮捕した相手なら尚更である。とにかく起訴に持ち込んで、有罪なら極刑に処したいという異常心理に取り付かれている。冤罪という事実上の犯罪も、こうした心理のなかで行われるのではないか。冷静な捜査が行われてない要因は、「決め付け」や「見込み」「思い込み」で行われているのではないか。
◆冤罪の「冤」は、<軽冂(けい)と兔>を組み合わせた文字である。兔(うさぎ)が、冂(境界)のうちに捕らえ、逸脱(逃げること)することができない状態を表わしている。無実であるのに犯罪者として扱われ、罪を着せられて刑罰を受けるという意味である。
国家権力の手にかかると、国民は、袋のネズミどころか、頑丈な柵(牢獄)の兔にされて、恐ろしい目に遭わされてしまう恐れがあることを忘れてはならない。「濡れ衣」を着せられて死刑判決を受け、絞首刑を執行された者は、過去に多数いると見られている。
 このところ、「冤罪事件」が白日の下にさらされて、警察、検察の捜査当局ばかりか、罪刑を確定する裁判所の相次ぐ「失態」に国民から厳しい批判の矢が浴びせられている。
まず、鹿児島県の志布志冤罪事件である。平成15年(2003)四月の鹿児島県議会議員選挙で当選した県議らが住民十一人に一九一万円を配った疑いで、志布志市に住む十五人が県警に逮捕された。このうち十三人が公職選挙法違反罪で鹿児島地方裁判所に起訴されている。
 ところが、警部補が取調室で容疑者の男性に「お前をこんな人間に育てた覚えはない ○○(父の名)」「早く正直なじいちゃんになってください ○○(孫の名)」などと書いた紙を、男性の両足首をつかんで「踏み字」を強要したことなどが明らかになったのである。
このため、鹿児島地裁は平成19年(2007)年2月、「強圧的な取り調べによって引き出された被告人たちの自白は信用できない」として、被告人12人全員(1人死亡)に無罪を言い渡した。検察側は控訴をあきらめ、無罪が確定した。警部補は罪に問われて、間もなく退職し、平成20年(2008)3月、「取り調べの方法としてまともではなく違法」として有罪判決を受け、刑が確定している。
次に、富山冤罪罪事件である。平成14年(2〇〇2)年1月と3月に、富山県氷見市で女性への暴行事件などが発生した。富山県警は4月にタクシー運転手の男性を逮捕し、長時間の取り調べを行い、自白を迫ったのでした。
富山地裁は、男性に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。二年一か月、富山刑務所に服役し、仮釈放された後の平成十八年(二〇〇六)八月、別の男が「自分が氷見市の二つの事件をやった」と自白したことから、冤罪事件と判じ、男性は平成⑲年(2007)10月、再審(裁判のやり直し)によりで無罪が確定している。
しかし、男性は「顔と名前を公表した富山県警の行きすぎた取り調べは、法律違反である」と訴えている。
◆さらに多くの国民に衝撃を与えたのは、足利冤罪事件であった。平成2年(1990)5月12日、父親が足利市内のパチンコ店でパチンコに熱中している間に、同店駐車場から女児(四歳)が行方不明になり、五月十三日、渡良瀬川の河川敷で遺体が発見された。
 栃木県警捜査本部は、総勢一八〇人余の態勢で捜査をしていたが、平成3年(1991)12月2日、「女児の下着に付着していた体液のDNA型と、被疑者のDNA型が一致した」として、同市内に住む幼稚園バス運転手・菅家利和さん(当時四十五歳)を猥褻目的誘拐と殺人の容疑で逮捕した。
菅家さんは、警察や検察の厳しい取り調べに堪え切れず、犯行を自白。しかし、第一審・宇都宮地裁の公判の途中(第六回公判)から否認に転じ、無罪を主張していた。だが、無期懲役判決を受け、東京高裁(高木俊夫裁判長)は平成8年(1996)5月9日、控訴棄却。最高裁も平成十二年(二〇〇〇)年七月十七日、「DNA型(MCT118)鑑定の証拠能力を認める」との初判断を示し、第一審の無期懲役判決が確定したのであった。
その後、菅家さんは優秀な弁護士に恵まれ、平成14(2002)12二月、宇都宮地裁に対し、再審請求を申立てた。だが、同地裁(池本寿美子裁判長)は、平成20年(1008)2月13日、これを棄却していた。これに対して、菅家さんは、東京高裁に即時抗告した。
弁護側は、「事件当時、DNA鑑定(正しくはDNA型鑑定)は警察庁科学警察研究所に導入されたばかりであり、信頼性に疑問がある」と主張し、これを受け入れた同高裁はDNA再鑑定を行うことを決定、同鑑定の結果、菅家さん犯人の同一性に疑問が生じたため、平成21年(2009)6月23日、同高裁(矢村宏裁判長)は原決定を取り消して、再審開始を決定した。DNA鑑定を盲信した結果、招いた冤罪であったが、幼児のシャツが残されていたのが、幸いした。しかし、菅家さんは、千葉刑務所に14年間も、服役していた。
釈放後、記者会見に臨んだ菅家さんは、逮捕されてからの取り調べの状況に対し「刑事達の責めが酷かったである。『お前がやったんだろ、お前は現場に行ってた筈だ』とか『早く吐いて楽になれ』と言われました」と述べており、その他、殴る蹴るの暴行や、頭髪を引っ張られる等、拷問に等しい暴行を受けていた。甲を取り調べた刑事達については「私は刑事達を許す気になれません」とも述べている。
足利事件とほぼ同時期に起きた事件で、DNA型鑑定により被疑者が逮捕されたのが飯塚事件であった。
平成4年(1992)2月20日、福岡県飯塚市の小学校一年生だった女児二人(当時七歳)が登校中に行方不明になった。その後、同県甘木市(現在の朝倉市)の雑木林で殺害され遺棄されているのが発見された。死因は窒息死であった。同じ「MCT118」という検査法を用いて、DNA型鑑定により、久間三千年が逮捕、起訴され、死刑判決を受けた。死刑囚となった久間は冤罪を主張し、弁護団は再審のための準備をしていた。
しかし、死刑判決確定から2年2か月弱の平成20年(2008)10月28日に福岡拘置所でKの死刑が執行された。70歳であった。再審を待たずして死刑が執行されたのである。
死刑執行命令を出したのは、麻生太郎内閣の森英介法相だった。大臣就任後一か月しか経っていなかった。執行時のKの死刑判決順位は100人中61番目で、先に死刑が確定している死刑囚で再審請求をしていない者も数多くいたにも関わらず、異例に速い死刑執行であった。
ところで、戦後の大事件のなかで、「四大死刑冤罪事件」と呼ばれているものがある。死刑判決が確定した死刑囚が、再審裁判を受けて、無罪を勝ち取り、晴れて自由の身になった事件である。
①免田事件=昭和23年(1948)、熊本県人吉市の一家4人が就寝中に襲われ夫婦が即死、娘二人も重傷を負った。翌年、免田栄さんが別件で逮捕され、無罪を勝ち取るのに三十四年を費やした。
②財田川事件=昭和25年(1950)、香川県財田村の闇米ブローカーが惨殺される。同年4月に強盗傷害事件で逮捕された19歳の少年(谷口繁義さん)がこの事件の犯人とされ、無罪獲得まで33年を費やした。
③島田事件=昭和29年(1954)、静岡県島田市の幼稚園から六歳の少女が連れ去られ、のちに遺体で発見。五月に軽度の知的障害と精神病歴のある男性(当時25歳)が窃盗(賽銭泥棒)容疑で別件逮捕され、厳しい拷問を受けて、自白を強要された。死刑判決を受けて服役し三十四年以上が経った平成元年一月に無罪判決が下されている。
④松山事件=昭和30年(1955)10月、宮城県志田郡松山町で農家が全焼し、焼け跡から一家4人の惨殺体が発見された。斉藤幸夫(当時24歳)が12月に、別件で逮捕、起訴され、死刑判決を受け、死刑囚として28年7か月を獄中で過ごしている。
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中井洽国家公安委員長、鳩山首相夫人は、スパイ事件に巻き込まれてはいないか?要注意!

2010年03月25日 22時12分59秒 | 政治
◆中井洽国家公安委員長の女性スキャンダルが週刊新潮によって暴露され、鳩山由紀夫政権の危機管理に赤信号が点滅している。伴侶を10年前に亡くし、独身であるとはいえ、迂闊の謗りは免れない。それも国家公安委員長の要職にある大臣の所業であるだけに、平野官房長官による厳重注意で済ませ、一件落着にしてもらっては困るのである。
◆問題は、国家の安寧・秩序にかかわる重大事である。一体、警視庁のSPは何をしていたのか。SPは、要人警護だけが仕事ではない。警護対象をしっかり見張ってもらわなくてはならない。相手の女性の身上をよく調べているのであろうか。うっかりしたことは言えないが、中井国家公安委員長が取り組んできた北朝鮮問題にかかわりはないのか。女性は、金正日総書記が放った工作員ではないのか。近々に来日すると言われている元死刑囚・金賢姫に対する「暗殺指令」が発令されていないとは限らない。
◆鳩山政権は、米軍普天間基地移設問題でぐずぐずしているばかりではない。国家の防衛そのものにたるんでいる。国内の治安維持、それも外国勢力によるスパイ活動に対してもいまや弱体なのではないか。疑わしい。
一例が、首相官邸・公邸のインテリジェント・セキュリティである。韓国の俳優イ・ソジン(韓国民団広報大使)が、韓国金融財閥の御曹司であり、一族が李明博大統領に近い関係にあるからといって、軽々しく公邸に招き入れるのは、危険である。鳩山首相は、幸夫人の「プライバシー」を盾に、詳細を説明していないようであるが、いかに夫人の行動であるとはいえ、公邸には、基本的に「プライバシー」はない。
◆アメリカ大統領府では、いったん足を踏み入れれば、官邸・公邸ともに電話の交信記録はもとより、通話内容まで録音して、インテリジェント・セキュリティを守っているという。そうでなくても、日本では、外国人参政権法案の賛否が先鋭化している。この最中に韓国側からの強い働きかけを受けているのではないか。いらぬ邪推を招くのは必至である。警視庁公安部は、特に幸夫人を徹底マークしているという。当然である。手を抜かないように。
◆もう一つ注意しなくてはならないことがある。それは、ロシアと鳩山首相との親密な関係である。米軍普天間基地移設問題が、これまで遅滞きたのは、なぜか。ロシアは、日本列島から米軍基地を全面撤去すれば、北方領土四島一括返還すると言っている。これまでこの条件を提示して、鳩山首相に働きかけてきた経緯がある。移設先が複数検討されているが、これらの情報がロシア側に漏洩してはいないか。これも警視庁公安部の仕事である。鳩山政権が、大スパイ事件によって崩壊することのないよう願うしかない。
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生方幸夫副幹事長は、間違っているゾ! 英国型選挙実現のため、党首・幹事長の独裁的統制に従え!

2010年03月24日 23時25分26秒 | 政治
◆民主党の生方幸夫副幹事長は、小選挙区比例代表制度の下での政党政治を誤解している。「自由闊達に議論ができる雰囲気」を求めているけれど、これも間違いである。もっと言えば、「私は、小沢一郎幹事長のお陰で当選したのではない」とマスコミに応えているが、これほど「小選挙区比例代表制度の下での政党政治」を理解していない話はない。
◆中選挙区制度の下での選挙と違い、「小選挙区比例代表制度の下での政党政治」では、個々の政治家は、党首や幹事長の単なる「手駒」にすぎず、政治家の個性や特性は問われないのである。生方副幹事長は、だれに「公認候補者」として選ばれたのか。選挙の総責任者である小沢一郎幹事長に外ならないのである。生方副幹事長は、その恩を忘れた非常識な政治家といわざるを得ない。
◆小沢一郎幹事長は、日本に英国型の下院における小選挙制度による選挙を実現しようと考えている。ただし、上院は貴族の世襲制度によって行われており、日本とは根本的に。違う。であるから、真似できるのは、下院のみである。
英国では、120年以上も前に腐敗防止法を確立しており、完全小選挙区制度の下、候補者は、政党が決めたマニフェストに忠実に従い、選挙運動を行う。小選挙区の供託金は20万円(日本は、300万円、比例区600万円)で、選挙運動費用は、しめて150万円で終るという。日本の場合、何千万円から億単位になると言われている。
候補者が何処の選挙区から立候補するかは、政党の党首や幹事長が決める。英国のサッチャー首相は、当選までに3度も選挙区を替えられたという。党首や幹事長に歯向かったり、マニフェストと異なる見解を持ったり、主張したりすると、たちどころに公認を剥奪される。今回の生方副幹事長の「反党的態度」をやすやすと容認するような「甘さ」はない。いかに貢献度の高い実力者であっても逆らえば、たちまちクビになる。
◆マスコミ各社や コメンティター諸氏に少々聞きたいのは、組織内で、社長や上司に、「お前辞めろ」という自由な発言が許されているところが、どこにあるのであろうか。政党という組織体、派閥という組織においては、スタンドプレーのような勝手な言動は許されない。自由勝手に自由闊達に物を言える政党を望むのであれば、中選挙区制度のように一つの政党から複数の候補者が立候補きる制度に戻す必要がある。生方副幹事長は、小沢一郎に文句あるのであれば、民主党を離党してから言え。国民・有権者、マスコミが徹底して「ピュアな政治」を求めるのであれば、みんなピュアにならなくてはならない。



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生方幸夫衆院議員が留任で、はっきりしたホモ老人どうしの愛憎劇には、もうウンザリだ

2010年03月23日 23時01分54秒 | 政治
◆案の定というか、単なる「老人どうしの痴情のもつれ」で、気持ちの悪い話であった。民主党の生方幸夫解任問題は、小沢一郎幹事長が自らの手で解決した。生方衆院議員に「副幹事長留任」を要請して、生方衆院議員が「断る理由はない」として受諾したからである。一言で言えば、この問題は、小沢幹事長と生方衆院議員の単なる愛情関係の問題、愛の渇望がすべてであった。 周りで小沢幹事長を「独裁者」と非難したり、批判したりしていた渡部恒三衆院議員らもみな同様であった。こんな政治家をいままでに何人も見てきた。
◆生方衆院議員は、かつて小沢幹事長と派閥のボスである横路孝弘衆院議長との間を取り持つキューピット役を務めていた。ところが、落選して4年の浪人期間を経て返り咲いてきたところ、世の中はすっかり変わっていて、小沢幹事長から与えられたポストは、「副幹事長」の末席を汚す軽量ポストだった。この瞬間、「愛の減量感」に襲われ、情けない感情に陥れられたのであろう。
◆このことに気づいた小沢幹事長が、慌てて収拾に乗り出して、「仲良くやつてくれ」と頼み、一件落着した。得したのは、生方衆院議員に指名されていた辻恵衆院議員だった。糞まじめに社説にまで書いて民主党執行部を批判して国民を惑わせた大新聞各社や放送局であり、最も馬鹿をさらけ出したのは、国民であった。
◆嫉妬と妬みが渦巻く政界では、ホモ老人どうしの「愛憎劇」が日常茶飯事で繰り返されている。吐き気がするほど、気持ちが悪い世界である。それに幻惑されているのが、マスコミである。そのなかで、国民にくだらない質問をして、世論調査の結果でございと鳴り物入りで報道している。内閣支持率、政党支持率の調査結果が、国政選挙の結果とイコールということは、ほとんどないのであるから、世間を惑わしてはいけない。もうウンザリである。いい加減にして欲しい。


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生方幸夫衆院議員が「副幹事長職」を冷遇と感じた不満から起こしたマスコミ攪乱に幻惑されるな!

2010年03月22日 23時20分00秒 | 政治
◆民主党の生方幸夫衆議院議員(副幹事長)解任問題の本質は、一体何なのか。生方衆院議員のブログを検索していて、はっきりと突き止めることができた。
 平成21(2009)年10月9日付のブログ「副幹事長の仕事」をみるとよい。以下、引用してみよう。
 「副幹事長の仕事 10月8日(木) 昨日、小沢幹事長から電話があって、副幹事長に就任することが決まりました。藤井元幹事長の時代にも副幹事長はやったことがありますので、二度目ということになります。
 それを受けて今日お昼にテレビ朝日に出演しました。コメンテーターの川村さんが「生方さんの役割は新人教育」と言っていましたが、確かに党の役員の一人として新人教育は極めて大事な仕事だと思います。また、番組でも言いましたように、新人は来年の参議院選挙を応援することによって、自分の選挙地盤を固めるという仕事もありますので、その面から選挙応援を新人と一緒にしなければならないと考えています。
 しかし、今回の人事は不可解な部分があります。参議院の議員会長が幹事長代行を勤めていたり、参議院の幹事長が筆頭副幹事長になっていたりと、前例のない人事となっています。一般的には今回の人事は参議院選挙シフトと言われています。しかし、あまりポストを重複させると、かえって力をそぐことにならないかと心配もしています。
 いずれにせよ、まだ、新体制が始まったばかりなので、これからもしばらくは試行錯誤を続けていかざるをえないと思います。大事なことは政権交代で目指した、国民主導の政策決定をどのようにシステムとして確立していくかということです。私もこれから仲間と一緒に研究していきたいと思います」
◆「小沢幹事長から電話があって、副幹事長に就任することが決まりました」と記述しているように、生方衆院議員は、小沢一郎幹事長から、直々に副幹事長を任命されたのである。副幹事長は、幹事長を補佐する役目を担うまさに側近集団である。それほど信頼され、
期待されているからこそ、選抜されたとも言える。
ところが、生方衆院議員には、うれしいポストではなかったようである。つぎのよう
な記述が明確に示している。
「今回の人事は不可解な部分があります。参議院の議員会長が幹事長代行を勤めていたり、参議院の幹事長が筆頭副幹事長になっていたりと、前例のない人事となっています。一般的には今回の人事は参議院選挙シフトと言われています。しかし、あまりポストを重複させると、かえって力をそぐことにならないかと心配もしています」
◆参議院議員会長とは、輿石東参院議員(現、幹事長代行)のことであり、参議院幹事長とは、高嶋良充参院議員(現、筆頭副幹事長)のことである。生方衆院議員は、小泉純一郎首相が行った郵政解散・総選挙で落選し、四年間の浪人生活を経て、平成21(2009)年8月30日の総選挙で四回目の当選を果たして中央政界に返り咲いて小沢幹事長から与えられたポストが、「副幹事長」だった。自分の上に、参院院比例区当選2回の高嶋参院議員が自分より格上の筆頭副幹事長に就任していた。さらにそのうえに輿石東参院議員が幹事長代行として小沢幹事長に最も信頼されて権勢を振るうポジションにいるではないか。それは、よほどショックだったあろう。しかも、輿石東参院議員、高嶋参院議員は、生方衆院議員と同じ「横路派」の仲間である。派閥の長は、横路孝弘衆院議長である。生方衆院議員は、小沢幹事長に公認されて当選し、側近ポストを与えられていながら、冷遇されたと逆恨みしてしまったらしい。男の嫉妬と恨みは、女のそれよりタチが悪い。
◆輿石東参院議員と高嶋参院議員は、その嫉妬と恨みを知ってか知らずか、生方衆院議員「反小沢」的な跳ね返り行動を許しておくと、いかにも「横路派」による「反小沢」の行と誤解を招きかねないと憂慮。ましてや甘い処分をすれば、確実に誤解どころか真実として受け取られる。急遽招集して開いた副幹事長会(高嶋、生方、宮崎県に出張中の細野豪志を除く11人)は、そう判断して、「生方解任」を決めたようである。8つの派閥連合体である民主党において、横路派が、派閥内の不始末を「生方解任」によって購おうとしたのが、今回の騒動の本質である。国民生活とはまったく無関係な権力欲の成せる結果であった。生方衆院議員の歪んだ欲望に幻惑されてはならない。

板垣英憲マスコミ事務所

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