民主党の小沢一郎代表は、ドブに落ちた「グズラな安倍首相」を徹底的に叩き潰せ!

2007年07月31日 23時42分55秒 | 政治
◆大敗していながら、安倍首相は、依然として「グズラぶり」を続けている。自民党が衆議院で「305議席」を堅持しているとはいえ、これでは、国家最高指導者とは、とても言えない。退陣するつもりがないのなら、せめて内閣改造くらいは、さっさとやってもらわなければ、とてもではないけれど、国政は任せられない。参議院議員選挙で恥をさらし、これに恥を上塗りしようとしている。
◆内閣改造を8月下旬に行うつもりのようである。それまで時間が無為に流れていくなかで、安倍首相は、「決断力」と「実行力」のなさを国民に印象づけてしまう。これが、「グズラ」を決定的にしてしまう。
 安倍政権を「10か月内閣」に終わらせようと願っていた他派閥の領袖たちは、あまりにも多くの落選者を出し、その「大敗ぶり」に腰が抜けたようである。呆然自失とは、おそらくは、こういう様を言うのであろう。
◆この選挙結果を見て、内心ほくそえんでいるのは、共産党である。政治資金収支報告書を丹念に分析しているうちに、「政治資金管理団体」や「政治団体」の会計に「不明朗な記載」があるのを発見したのである。閣僚や自民党議員を追及するための好材料を獲るための「情報の宝庫」である。これは、未だに変化していない。自民党議員の大半は、共産党の「アラ探し」のタ―ゲットであり続ける。従って、いかに内閣改造を行おうとも、今後ともに、佐田玄一郎、伊吹文明、松岡利勝、赤城徳彦、塩崎恭久らに続き、まだまだ「不明朗な記載」を材料に猛烈に攻撃が、繰り返される。
◆民主党の小沢一郎代表は、安倍政権の「アラ探し」と攻撃は、共産党に任せておけば、よいだろう。後は、尻馬に乗り、援護攻撃するのである。そして、次のステップである「政権交代、ただ一点」を目指し、安倍首相を衆議院の解散・総選挙に追い込み、「必勝」を期すべきである。「グズラ」を倒すのは、たやすい。ドブに落ちた「グズラな安倍首相」を背後霊である森喜朗元首相、青木幹雄参議院自民党幹事長ともども徹底的に叩き潰せ!
自民党は、いまや烏合の衆にすぎない。「小泉チルドレン」などバブリーな議員は、次期総選挙では、大半が、姿を消す。がんばれ! 小沢民主党!!
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あら嬉しや!「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」(共栄書房刊)、次期総選挙まで売れ続けることになった

2007年07月30日 13時18分04秒 | 演劇・映画
◆「民主党大勝」でホッと胸を撫で下ろすどころか、民主党候補者に「当確」が出るたびに事務所の全員が手を叩き、小躍りして大喜びした。自民党、公明党の候補者の「落選」が報じられるたびに、手を叩き、小躍りして大喜びした。菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が、インビューに応えているのがテレビに映り、勝因を語っているのを聞くたびに、手を叩き、小躍りして大喜びした。中川秀直幹事長が敗北の原因を語っているのを聞くたびに、手を叩き、小躍りして大喜びした。お蔭で手が赤くなってしまった。
◆自民党が歴史的大敗をしてくれたので、拙著「政権交代―小沢一郎 最後の挑戦」(共栄書房刊)が、ゴミにならないで済んだ。投票・開票の結果がはっきりするまで、ハラハラしどうしだった。「民主党大勝」の瞬間から、この著書の本格的な販売が始まった。
◆ただ、心配なのは、小沢一郎代表が、勝利宣言の記者会見に姿を現さなかったことである。このクソ暑いなか、全国各地を選挙運動に飛び歩いたため、過労でダウンしたという。この際、じっくり静養されるとよい。
◆政局は、衆議院解散・総選挙含みで推移していく。いつ総選挙になってもおかしくはない。次期総選挙のときこそ、「小沢一郎―最後の大決戦」となる。それまでの間、「政権交代―小沢一郎 最後の挑戦」は、売れ続けることになる。こんな嬉しいことはない。
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柏崎刈羽原発を廃棄処分し、東電の勝俣恒久社長は即刻、辞職せよ!

2007年07月23日 20時26分59秒 | 政治
◆フジテレビが、深夜に「24Ⅳ」というテレビ番組を再放送している。テロリストが原子力発電所を破壊するというハードボイルなサススペンス・ドラマである。テロリストが原子炉の炉心をメルトダウンさせ、周辺地域が放射能に汚染されて多数の住民が殺傷される危機に立たされるという恐怖のドラマである。国防総省の情報マンたちが、それを何とか防ごうとする。タイムリミットが設定されているだけに、視聴者は、ハラハラしどうしである。
◆このドラマを見ながら、背筋が寒くなるのを覚えた。中越沖地震で柏崎刈羽原発が、打撃を受けたからである。火災すら想定していなかったというのであるから、何をか言わんで、開いた口がしまらない。まったくの無防備だったとは、何たる不始末。
◆それ以上に、たとえば、北朝鮮からテロリストが密かに上陸して、爆発物でも仕掛けたらどうなるか。何しろ、横田めぐみちゃんらが、北朝鮮に拉致されたのが、この新潟県の日本海沿岸である。テロリストが、柏崎刈羽原発をはじめ日本海側の原発に侵入するのは、たやすい。東京電力、北陸電力などの経営者、管理職は、どう考えているのか。おそらくは、想定すらしていないだろう。
◆原発職員は、原子炉施設で放射能汚染の可能性があるところには、絶対に近づかないと聞く。危険地帯で作業をさせられているのは、知識のない現場作業員ばかりだという。作業員の人権は、鼻から無視されている。原発の危険については、挙げればキリがない。
活断層の上に原発が設置されていること自体が、そもそもの間違いであるから、まずは、柏崎刈羽原発を停止するだけでなく、施設そのものを廃棄処分するしかない。その前に、東電の社長は、責任の重大性を深く認識して、即刻、辞職すべきである。
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民主党の小沢一郎代表の「檄」は名文であり、「弱者・負け組」は必ず「強者・勝ち組」に転生できる

2007年07月20日 21時35分18秒 | 政治
◆麻生太郎外相が、演説のなかで「アルツハイマー」患者をたとえにして多くの国民から顰蹙を買っている。謝罪し、撤回したというけれど、一度口をついて出てきた言葉は、消しゴムで消すようには簡単に消せるものではない。
◆柳沢伯夫厚生労働相の「女性は子どもを生む機械」発言と同様、麻生外相の発言も、それぞれ常日頃思っていることが、ほと走って出てきたのである。「馬鹿でも分かる」程度の表現に止めておくべきだった。「馬鹿につける薬はない」と言われるくらいだから、「馬鹿症」という病気はなく、患者もいない。しかし、「アルツハイマー」というのは、多くの患者が存在するのであるから、決して人格を傷付けるような「馬鹿」にしてはならない。
 麻生外相は、大資本家の子弟であり、会社の経営者出身である。いわば「強者」あるいは「勝ち組」の階層にいる。どこかで、弱者を馬鹿にしているのであろう。弱者の側に立つべき柳沢厚生労働相の女性蔑視の思想と水脈が底流でつながっている。
◆今回の参議院議員選挙は、自民・公明両党の「強者・勝ち組」と民主党はじめ野党の「弱者・負け組」と戦い、全面対決の様相を呈している。これは、いわば、「思想戦」であり、「経済戦」である。人口的には、「弱者・負け組」が圧倒的に多数を占めていることからすれば、民主党はじめ野党が圧勝してもおかしくはない。
◆これに対して、民主党の小沢一郎代表が全組織に飛ばした「緩めば負ける。必死で戦え」と題する「檄」は、感動的な名文であり、「弱者・負け組」には必読である。この通り実行するならば、「弱者・負け組」は、必ずや、「強者・勝ち組」に転生できる。
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「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」(板垣英憲著、共栄書房)が重版になった

2007年07月19日 17時49分58秒 | 政治
◆「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」(板垣英憲著、共栄書房)が、出版早々、重版になった。主要書店では平積みになっていたり、表紙をこちら向きにして棚に立てかけてあったりしている。著者としては、これほど名誉なことはない。
◆さいたま市のJR武蔵浦和駅隣のビル2階にある「須原屋」という書店を覗いてみると、「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」の表紙がこちら向きにして棚に立てかけてあり、その前で、黒いスーツを着た若いサラリーマン風の人が、無心に立ち読みしていた。通りすがりに肩越しに覗いてみると、この本の3分の1くらいの頁を無心に読んでいた。遠くからその様子を窺っていたのだが、依然として読み耽っている。
◆民主党の小沢一郎代表が、平成5年6月に仲間を率いて自民党を離党し、新生党を立ち上げ、同年7月18日の総選挙で自民党を野党に転落させ、8月9日に細川護煕政権を樹立してから早いもので、もう15年が経過する。当時、まだ5歳くらいだった子どもたちが、現在20歳の有権者となっている。
しかし、新成人の多くは、激烈な権力闘争を戦ってきた小沢代表の軌跡と素顔については、十分に知っているとは限らない。その意味で、「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」は、これまでの日本政治史の一端を知るうえで、有力な素材の一つとなるはずである。同時に小沢代表が、なぜ「政権交代を図ろうとしているのか」、その歴史的意義は何か、「これからの日本がどうなっていくのか」などを考える手がかりにもなると密かに自負している。
◆ともあれ、黒いスーツを着た若いサラリーマン風の人が、日本の政治に関心を持ってくれることは、実に喜ばしい限りである。立ち読んでいた本を買ってくれたかどうかまでは、確かめる暇はなかったけれど、著者としては、その真後ろを通りすぎながら、一種の「愉快犯」のような気分になったことだけは確かであった。欲を言えば、ベストセラーになることを願うばかりである
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小沢一郎の民主党は、報道機関の世論調査の結果に浮かれず、気を引き締めて「擂鉢山」へ突撃敢行せよ

2007年07月18日 19時34分32秒 | 政治
◆読売新聞朝刊(7月17日付)が、一面トップで「与党過半数割れも」(民主第1党の勢い 1人区で自民苦戦)と世論調査の結果を報じている。自民党と公明党に逆風が吹いているのである。
◆与党劣勢の原因として考えられるのは、以下の通りである。
①中越沖地震により日本の「原子力安全神話」が脆くも崩壊し、自民党、公明党の原子力政策がいかにいい加減であったかが、露呈してしまった。
②年金問題の解決方法が、「選挙期間中」だけの「まやかし」に見える。   
③独壇場であるはずの「北朝鮮による拉致事件」について、何ら「結果」を出していない。
④自民党と公明党の選挙協力が、「マイナス」に作用している。いかに連立政権であっても、選挙になれば、友党どうしと言えども、切磋琢磨して競い合ってこそ、票を伸ばせるのに、両党が依存し合っているため、却って、戦闘力が低下している。かつて、派閥連合体の自民党が、複数候補者を立てて戦い、多数の当選者を出したときのころを思い出すべきである。とりわけ、自民党の支持者の大半が、創価学会を生理的に嫌っているということを忘れている。自民党員の名簿を個々の党員の了解もなく、公明党に渡すのは、個人情報保護法違反にもなる。
⑤安倍首相の「美しい国」が、曖昧模糊としており、単なる「幻想」にしかすぎず、それも「戦争の悪夢」という印象を国民に与えている。安部首相の大人気ない言動に対して、「最高指導者としての風格」が感じられないという失望感を有権者が強めている。
◆民主党の小沢一郎代表は、このフォローの風に対して、「気を緩めるな」と檄を飛ばしているという。報道機関の世論調査の結果に浮かれていると、足下を掬われる。「油断大敵」である。「あと一歩の戦い」と気を引き締めて、「擂鉢山」へ突撃敢行せよ。
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民主党の小沢一郎代表は、「邪悪な政権を倒し、政権交代を図る」、この一点に戦力を集中せよ!

2007年07月17日 16時21分25秒 | 政治
◆自民党の田村公平参議院議員(高知選挙区、津島派)が、安倍首相が提唱している「美しい国」に対して、「何のことか意味がわからない」などと公然と批判し始めている。17日付けの朝日新聞朝刊が社会面で報じている。田村氏は、「わけのわからないことを言うより、カネをもってこい」とズバリ言ってのけ、小泉政権以来の公共事業切捨て政策を厳しく指弾したという。まさに地方の血を吐くような叫びである。時事通信の世論調査で安倍内閣支持率が「28%」まで下がり、これまでの最低を示している。自民党候補者の多くは、安倍首相の応援を迷惑がっていると言い、安倍首相が姿を現し、絶叫すればするほど有権者の不評を買っているとも言われている。無理矢理頼んでテレビ各社での出演をハシゴして、ますます不人気に陥っているだけに、安倍首相は、むしろ首相公邸で「寝ているほうがよい」のかも知れない。
◆しかも悪いことに、「中超沖地震」が16日午前10時13分に発生し、「美しい国」どころか、新潟・長野の美しい自然や町並みをぐじゃぐじゃに破壊してしまった。死者9人、重軽傷者900人以上という惨状である。
 さらに恐ろしいのは、東京電力の柏崎・刈羽原発3号原発に電気を供給する系統の変圧器で火災が起きたことである。現場映像を放映しつつ逸早く報道していたのは、テレビ朝日と日本テレビだった。NHKは、一般民家などの被災状況をのんびりとレポートしていた。
 この火災は、2時間もかかってようやく鎮火したが、地元消防署の消防車の姿が現れたのは、1時間以上も経ってからのことだった。2時間も手間取ったのは、自衛消防隊が完璧に組織されておらず、職員も訓練されていなかったためという。今回の火災が3号原発に電気を供給する系統の変圧器一箇所だったからよかったようなものの、あちこちで同時多発していたら一体どうなったことかと心配しながらテレビに釘付けになっていた。
◆もっと深刻に受け止めるべきは、放射能を含む水が流出し、海に流れ込んでことである。石川県の志賀原発で起きた事故隠し事件の際にも憂慮されたことだが、大地震が発生した時に原発が破壊されたらどうなるかということである。能登地方を襲った大地震に続いて起きた「中超沖地震」が、その憂慮をますます現実化させたとも言える。原発施設の安全性を信頼するとしても、電力会社の経営陣をはじめ、全職員を信用するわけにはいかないという思いが、強まった。この際、ドイツのように「原発を止める」くらいの大英断が、国家指導者には求められる。
◆いささか、非科学的な言い方になるけれど、これほど天災が競い襲ってくるのは、政権与党である公明党の支持母体教団の教えに従えば、時の政権が、「仏教の正しい教え」を信じていないからではなかったか…。皮肉にも、柏崎や出雲崎、佐渡は、法華経の行者・日蓮上人ゆかりの地であった。安倍政権とそれを支える自民・公明両党が心を入れ替えなければ、日本列島はこれからも「三災七難」に繰り返し襲われるのは、間違いない。そのなかでも「利美善」が人生の最高価値であると称して、とくに「利」のみに走る政党は、必ずや天罰を受けるはずである。
 民主党の小沢一郎代表は、いまや「絶好の好機」に恵まれている。「邪悪な政権を倒し、政権交代を図る」、この一点に持てる戦力を集中して勇猛果敢に攻め立てていけば、宿願を果たすことはできる。
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小沢一郎は「自民党が半世紀も権力の座に居続けていること自体、異常である」と声高に訴えよ!

2007年07月13日 22時11分09秒 | 政治
小沢一郎は、「戦後政治のあり方」を根本的に「改革」しようと、「歴史の裂け目」から、装いを新たにして政治の舞台に再登場している。「戦後政治のあり方」を根本的に「改革」しようとしている。
この心情をよく表しているのが、前述したビジネス雑誌「プレジデント」(1999年2月号) の特集「小渕政権の命運を握る小沢一郎が、99年政局に向かう新たなる決意を語る   小沢一郎のわが『日本再興計画』」であった。このなかで、こう述べている。
 「私は政権交代可能な二大政党制を長年提唱してきた。今回の自自連立はそれに相反すると見る向きもあるが、決してそんなことはない。逆に今回の連立によって政治の対立軸は徐々に明確になっていくと思う」
「戦後政治と言うが、辛辣に言えば、戦後に政治は必要なかった。政治はすべてアメリカがやってくれたのである。日本は経済に専念すればよかったし、その反映として、自民党は政治思想や政治理念により結束する必要はなかった。混乱した戦後社会の中から何とはなしに皆が集まって構成された党だ。ゆえに、転換期である今、身動きが取れなくなってしまっている」
「しかし、今回の連立協議を通じて、我々は政策論で政治が動くように仕向けた。談合で裏でくっついたり離れたりするのはやめよう。大っぴらに政策で合致するかどうかで決めよう、と。きちんとした将来のビジョンを踏まえて議論しなさいと、自民党に突きつけて主張してきた。新進党は考え方が違うということで、それぞれの勢力に分かれた。自民党も自民党内で政策・理念についてどんどん議論をすればいい。
 大きい政府がいいのか、小さな政府がいいのか。官僚を頂点とした管理社会でいくのか、より自由な社会でいくのか。国際協調を基本にした社会にするか、それとも内向きの閉鎖的な社会のままでいるのか。安全保障論、憲法論なども大いにやるべきだ。いまだ、各党の中でそれぞれ主張が喰い違っている。しかしやがては、そのねじれが解消され、二大政党に収斂されていくと私は考えている」
 「そのときに自由党が存続しているか否かなどというのは問題ではない。国民にとっては与党が何党であろうが、総理大臣が誰であろうがどうでもいいことだ。私が入閣しようがしまいが、それは大きな問題ではない。いかに国民の平和で豊かな生活を守り発展させていくかが大切なのである」
 これらの一連の文章に、小沢一郎の「私的な権力欲」と「公的な政治目的」がよく示されている。「いかに国民の平和で豊かな生活を守り発展させていくか」という「公的な政治目的」を実現するための「理想的な政治のあり方」を求めていくと、民主主義の正常な姿としてどうしても自然に「二大政党政治」に収斂して行かざるを得ないと予測もし、意欲もしていることがよく窺える。
自民党が昭和30年(1955)11月15日以来、細川政権、羽田政権下のわずか「10か月」を除いて、約51年、半世紀も「権力の座」に居続けていること自体、異常であり、民主主義国として不健全であり、「権力腐敗」に陥るのは、当たり前である。「権力浄化」のためにも、「政権交代」は不可欠なのである。(「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」板垣英憲著、共栄書房刊より)
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「腐敗した政権」を倒し、「政権交代」が可能な政治風土を築けるかどうか

2007年07月12日 20時37分32秒 | 政治
◆参議院議員選挙が、7月12日公示された。今回の選挙は、日本において、「政権交代可能な政治風土」を築けるか否かを決する歴史的な意義のある選挙である。「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」(板垣英憲著・共栄書房刊)の「あとがき」に以下のようにまとめている。
◆民主党政権樹立の成否は、小沢一郎が次期総選挙で自民・公明与党を過半数割れに追い込めるかどうかの「ただの1点」にかかっている。そのために、あらゆる条件や要素を「勝利」に向けて総動員しなくてはならない。民主党内で派閥抗争などエネルギーを消耗させる以外に何の意味もない「不毛な争い」を繰り返している暇はない。
◆日本において、「腐敗した政権」を倒し、「政権交代」が可能な政治風土を築けるかどうかは、ひとえに小沢一郎の「剛腕」にかかっている。小沢一郎がリーダーシップを発揮して、どのように民主党を一つにまとめ、しかも自民党内で生まれつつある「政界再編の芽」を活かすことができるかどうかに国民の多くが、注目しているのである。
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板垣英憲著「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」が好調な滑り出し

2007年07月11日 17時39分40秒 | 政治
◆「政権交代―小沢一郎 最後の戦い」(板垣英憲著、共栄書房刊)が、紀伊国屋をはじめ主要書店に並び始めた。好調な滑り出しである。著者としては、こんなに嬉しいことはない。わが子の晴れ舞台を見るような気分である。
◆参議院議員選挙は12日公示され、民主党の小沢一郎代表は、岡山県の山村で第一声を発するという。岡山県の自民党候補者は、片山虎之助参議院自民党幹事長である。民主党の候補者は、姫井由美子前岡山県議。「姫の虎退治」と言われている。
◆中国地方には、「退治話」がいくつかある。
 ①スサノオ命の「ヤマタノオロチ退治」
 ②桃太郎の「鬼退治」
 ③岩見重太郎の「ヒヒ退治」
◆さて、今回の「姫の虎退治」が目出度く成功するかどうか。虎は、岡山県の実力者・平沼赳夫元経済産業相から「全面支援」を約束されていると言うけれど、平沼氏は、前回の総選挙で刺客を送り込まれた恨みを完全に拭い切れたとは言えないので、ドンデン返しが起こらないとは限らない。本心でどちらを応援するかによって、勝敗は決まるとも言われている所以である。虎が狸に化かされるという結末もあり得るのである。
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