goo blog サービス終了のお知らせ 

社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

性暴力は「業務の延長線上」

2025-04-01 12:18:52 | 日記

フジテレビ(CX)の第三者委員会の報告書が出された。
 こちら⇒
   273ページ、3.85MBの大きさ 

「業務の延長線上」に性暴力があった。
言いかえると「仕事として」行われていたという衝撃的な内容だ。

前半は中居正広氏と被害者Aとの経緯をプライバシーを守りながら詳細に報告している。

61ページの「結論」では、
「本事案へのCX(フジテレビ)の一連の対応は、上記のとおりであり、経営判断の体をなしていない。港社長ら3名は、性暴力への理解を欠き、被害者救済の視点が乏しかった」と断定。

150ページからは、
重要な社内ハラスメント事案として、石原正人元常務とプライムキャスターの反町理氏を詳細に取り上げている。(反町氏は直ちにプライム番組を欠席した)

読んでいるだけで具合が悪くなる。
後半は社内アンケートの分析となっている。

それにしても、フジテレビの「堕落」は底知れない。

フジの「天皇」と言われていた日枝久氏の責任はあまりにも重い。
彼は、安部元首相と何回も会食を繰り返し、メディアの政権への異常な「忖度」を作り出し、また政治的には強い「反共」の立場をとっていたといわれている。

さらに、2015年のTBS記者による伊藤詩織さんの事件の教訓は何一つくみ取っていない。伊藤さんもPTSDで筆舌につくしがたい苦しみをあじわっている。

こうした状況にも関わらず、報告書ではフジテレビ内でのハラスメントがまん延し、放置されている状況があるとした。
人権意識の希薄化である。

これはフジテレビのジャーナリストの立場を放棄した姿が、今回の事件の背景にあるのではないだろうか。