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小林多喜二の時代か?

2024-02-20 07:05:47 | 日記

ロシアの大統領選まで1カ月、戦争反対候補を弾圧し、プーチンは再選へ突っ走っている。

そんななか、対立候補のナワルヌイ氏が刑務所で死亡し、追悼に集まった支持者を逮捕しているというニュースが流れた。

日本も戦前の軍国主義時代は、戦争反対と言っただけで目を付けられ逮捕された。

「蟹工船」を書いた作家の小林多喜二は、特高に逮捕されたその日のうちに殺された。拷問のすさまじい痕を残し。

弔問に訪れた人たちも監視され、チャンスとばかりに逮捕されていった。

まるで今のロシアと同じではないか。

「侵略国」は戦争を遂行するため、かならず国内の反対勢力の弾圧体制をつくり上げていく。

過去に「大帝国」であった国ほど「先祖返り」がはなはだしい。
私たちは「歴史の逆流」と呼んでいる。

ロシア帝国・・・ツァーリ(皇帝)をトップに政府に反対する勢力を弾圧し、シベリア送りにしていった歴史がある。
形は違えど領土を拡大していった「ロシア帝国」の復活ではないか?

過去に「大帝国」を経た国ほど、国民がしっかりしないと「逆もどり」しかねない。

隣国の中国も「大帝国」の歴史が長い。
ましてや日本に占領されたという「屈辱」があり、現在の「覇権主義」が繰り返し起きている。

日本は?

80年前までは東南アジアを占領した「大帝国」であった。
さらに戦後は、日本の「戦争推進勢力」がアメリカによって続々と政界に復帰していった。「特高」の幹部たちも。アメリカへの「従属」として。

日本も「戦前復活」が安部政権のもとでいっきに進んだ。
「大日本帝国」を夢見る人たちも。

いま世界的に「歴史の逆流」が起きている。
ロシアのウクライナ侵略、すでに2年にもなろうとしている。

イスラエルのガザ侵略、ホロコーストともいうべき事態だ。

アメリカの二重基準(ダブルスタンダード)があまりにもひどい。

あらためて国連憲章、国際人道法の到達点に立つべきだ。
「逆流」を止めるのは各国の国民の力だ。

小林多喜二の時代に戻してはならない。