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年金の「100年安心プラン」はいずこへ?

2023-03-13 08:12:02 | 日記

異常な物価高は年金暮らしの高齢者を直撃している。
電気代だけで年金が消えてしまう。
灯油代だけで 〃

思い起こしてほしい。
20年近く前の2004年、公明党の大臣であった厚労省は「100年安心の年金プラン」を公表した。

これは誰のための100年安心なのか。
はっきり言えば、政府の、厚労省のための安心なのだ。巨額な年金積立金の「利権」は絶対に手放さない。

そのためにさまざまな「言葉」が編み出されてきた。
「無限」均衡方式から有限均衡方式へ
保険料固定方式
マクロ経済スライド方式
積立方式から賦課方式へ(修正積立方式)
・・・などなど

この結果、毎年増え続けた国民年金の保険料は、月16,590円に、
厚生年金保険料は、13.9%から18.3%へ。これが「保険料固定方式」の実態だ。

物価が上がっても年金額は増えないという結果になった。
いわゆるマクロ経済スライドだ。

当時の公明党の厚労大臣が打ち出した「100年安心プラン」は、高齢者の、国民の側からみれば「ウソ」だったということだ。

以上のようなことが、雑誌「経済4月号」に唐鎌直義佐久大学教授が寄稿している。
表題は、「100年安心」の虚構。

いま厚労省が恐れていることは、物価の値上がりと賃金の上昇ではないか。
またぞろ「年金財政の破綻」を喧伝しなければならなくなるからだ。

年金財政の4分の1を株式投資にまわし、アベノミクスを支えてきた。経済パニックが起きれば年金もいっきに破綻しかねない。
天下り先もなくなってしまうなど不安を広げているのではないか。

保険料を上げて支給額を減らしていく。
厚労省は、「100年」の次の手をどううつか。必死に考えているのではないか。

言葉にごまかされない。
国民の側も、しっかりと防衛し、反撃をしなければ。