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「人権外交」のダブルスタンダード

2022-02-21 07:09:13 | 日記

ミャンマーの軍事クーデターから1年を過ぎた。軍による大規模な国民殺傷による弾圧が今も続いている。

昨年8月のNHKスペシャルでも放映されたように、軍の利権がすさまじい。民主化がすすむことによって、軍を中心とした「利権」が脅かされることが引き金とみられている。

そのミャンマーの国軍へ日本の企業からお金が流れている?
民間企業とのつながりも問題になっている。
さらに日本の自衛隊はミャンマー軍の幹部教育も行っていることが明らかになった。

自公政府は、口では「人権外交」を言っているが、ミャンマーに対しては国際社会からの制裁とは真逆の行動を行っている。

まさに「人権」のダブルスタンダード(二重基準)ではないか。

まあ自民党がアメリカ言いなりで、アメリカが中国やロシアに「人権外交」といえば、同じように日本も従っている。

中国やロシアでの「人権」は国際条約に照らして、事実をもって批判しなければならない。

国連憲章、世界人権宣言、国際人権規約などの立場から、徹底的に批判していかなければ。

同時に日本国内ではどうか。

非正規労働を増やす法律を可決したあと、いっきに派遣などが増えてしまった。格差と貧困のかくだいこそ、人権にかかわることではないか。
ひきつづき「解雇の自由」化をめざす法改正が狙われている。

名古屋入管でのウィシュマさんの死亡は、アジア人の健康と命を配慮しないというすさまじい人権侵害だ。

二度と戦争をしないと誓った日本国憲法も、9条が攻撃を受けている。

ハト派の派閥出身ということなのだが、岸田政権で防衛予算があっというまに5兆円から6兆円になってしまった。
「敵地攻撃」も繰り返し述べている。

戦争こそ、最大の人権侵害が行われる。
軍事独裁政権しかり。

自民党の、岸田首相の、「人権」のダブルスタンダードは止めよの声をあげていかなければ。