社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

四つの脅威

2020-01-24 13:48:40 | 日記

22日、国連のグテーレス事務総長は、
所信表明の演説で「今世紀の進歩を
危うくする4つの脅威」を表明した。

そのうちの一つが「デジタル技術の
負の側面」となっている。

インターネットはデジタル技術その
ものだ。そしてスマホにより、手の
ひらにパソコンがのってしまった。

いまや小学生からネットの世界に入
ってしまう。

ネットの世界は、闇(ダーク)ウェ
ブやディープウェブなど、圧倒的多
数が水面下に隠れてしまっている。

そこから泡(バブル)のように浮か
び上がってくる「フェイク」や「マ
ルウェア」、「麻薬などの違法物」。

今回、明らかになった三菱電機のサ
ーバー攻撃による情報流出も、危険
きわまりない。

サイバー攻撃で、今までどれほどの
個人情報が流出したであろう。

廃棄したディスクから流出したとい
うニュースも最近だ。

そして、グーグルやヤフーなどの検
索はネットのごく一部しか表示しな
い。

さらに、ぼう大なネット情報は、子
どもの人格形成にまで多大な影響を
与えはじめている。
ゲーム依存、ネット依存症も警告が
なされている。犯罪もネットがらみ
だ。

ロヒンギャの虐殺事件もネットのフ
ェイクニュース、FBがからんでい
ると国連報告にある。

顔認識も生体認識コードもどんどん
広がって、プライバシーそのものが
危機的となっている。もし生体認識
データが流出したなら、アカウント
とパスワードの流出どころの騒ぎで
はない。

国家権力の「自由」、犯罪者の「自
由」など、規制されないまま暴走し
かねない状況だ。

国連の四つの脅威のひとつに入った
ことは、未来を照らすものとなった。

安倍自公政府は、財界・大企業の要
請で、マイナンバーによるキャッシ
ュレス社会を強力に推し進めている。

このままでは国家が、個人のプライ
バシーのすべてを掌握してしまう。

ネット社会の「民主主義」をどのよ
うに進めていくか。

あらためて「自由で民主的な社会」
とはどのようなものなのか、を考え
ていかなければと思う。

四つの脅威のなかで。