アメリカ大統領は、他国に軍を派兵で
きる。もちろん議会の承認も必要だ。
しかし、日本は?
憲法9条があるため、中東への自衛隊
の派遣に対して過去、新しい法律を国
会にかけ、与野党の攻防のなか、自民
党の強行採決・・・というパターンで
あった。
自衛隊は、他国から見れば「軍隊」で
ある。先の大戦の侵略国としての反省
から、二度と戦争をしない、だから
「自衛」だけだから、と「自衛隊」の
発足となったのではないか。
歴史的には「時代の大うそ」という言
葉もある。
だからこそ、過去に国会で大論争にな
った。
しかし、今回の中東への自衛隊の派遣
は、新たな法律ではなく、防衛省設置
法第4条「所掌事務」の「調査研究」
が名目だ。
法律の目的が違う。
派遣先にありき、で官僚が考え出した
知恵なのであろう;
これであれば何でもできる。
こんなひどいやり方はない。
安倍内閣のもとで、憲法だけでなく、
法律も無視して、勝手に解釈していく
ことがあまりにも多い。
法治国家の危機だ。
今、日本共産党第28回大会が開か
れている。
大会のあいさつに来た他党派の代表
は、法治主義の危機、霞が関の官僚
のモラルの崩壊がひどいことが述べ
られた。
動画はこちら ⇒19分から
こうした政府のモラル崩壊に対して、
大手メディアのジャーナリストとし
て機能が発揮されていない。
戦争はマスコミの煽動で起きるとい
われている。日本の戦前もそうであ
った。
やはり、我々野党が、そして、しん
ぶん赤旗が頑張らなければ!