今日は、国連総会で「子どもの権条約」が
採決された日である。
もう30年も経過したのかと感慨深げに思っ
た。
なぜなら、未だに「子どもの権利」といっ
た場合、「わがままを助長する」「権利と
いう前に義務をはたせ」という言葉が多く
聞かれる。
そして学校のなかで「ものが言えない」な
ど、「いきぐるしさ」が増大しているとい
われている。
割れ窓理論、ゼロトレランス、細かいルー
ルづくりの「100の決まり」など・・・
そして「学力テスト」対策、膨大な宿題。
さらにスマホと通して「ネット社会」がど
んどん子どもたちに入っていく。
そもそも「なぜ子どもの権利」が必要なの
かを考えていく土壌があまりにも弱いので
はと考えてしまうことがある。
歴史の流れのなかで、「個人としての尊厳」
を持てる人間として、「他人の尊厳」を尊
重し、主権者として成長するために。
あらためて「子どもの権利条約」について
学ぶ機会が必要ではないか。
とりわけ安倍首相の「今だけ、金だけ、自
分だけ」という風潮をただしていくために。