佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

長き釣り友の歴史2

2022-09-29 19:39:33 | 釣り

我が人生の釣遊記

 

  • 1 釣りとの出会い
  • 2 釣りの休止時期と再開
  • 3 磯釣りクラブと遠征
  • 4 大阪府釣連盟
  • 5 定年と釣り
  • 6 終末の釣り人生
  • 7 釣り文化の変遷と未来

 

  • 1 釣りとの出会い

Episode イガミ釣りの始まり

祖父と一緒に行ったというより仕込まれたイガミ釣りは、釣行前日のカニ取りから始まる。谷川に生息しているあの赤いやつを縁にブリキの戻りがついているカニかごにいっぱい採集していく。

当日は長い竹竿と仕掛け一式をもってひたすら浜、磯を歩く。そして祖父がわかっているポイントにつくとすぐにカニを金槌で潰してポイントに撒き餌をする。しかし竿は出さない。次のポイントまでまた磯を歩く。そして次のポイントでまた同じ作業をする。しかし竿は出さない。再び別のポイントに移動して同じ作業をする。そんな作業を4、5か所してから最初のポイントに戻る。そこで改めて同じようにカニを潰して撒き餌をしたのち初めて釣り道具をセットして釣りを開始する。すると割合すぐにイガミが釣れる。アタリが遠のくまで釣るのではなく既に撒き餌をしている2番目のポイントに移動する。そこでも同じように改めて撒き餌を少ししてイガミを釣り上げる。次も同じ作業を繰り返し、逆にまた釣りながら帰路につく。必ずと言っていいほど10匹くらいは釣れる。今のように釣り人はなく大変効率的というかプロの釣り方を観て私の釣りは始まった。

今はそのような釣りはできないしあまり自分自身が学べていないと思う。

それから2~3年経って私が小学5年生のころ、母方の祖父がイガミ釣りに来た。私が案内して同じ釣り方で祖父の世話をした。その時祖父はイガミを釣り上げて喜びお前のイガミは小さいけどわしのは大きいと言って自慢した。子供心に大人げないなあと思ったがよほど嬉しかったのかもしれない、今その気持ちもわかる。

 

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