佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

長き釣り友の歴史13

2022-11-12 19:10:38 | 釣り
  • 3 磯釣りクラブと遠征

Episode1 クラブの始ま

単独行で続けていた磯釣りであるが、勤めていた社内には他にも釣行している方々がおられるということがわかってきて、そのことがいつの間にか同好会を作ろうではないかという話に自然に発生した。

10人に足らないメンバーで誠に頼りない組織ではあったが社内の同好会ということで年長のMさんに会長を依頼してとりあえず発足した。その頃まだ車での釣行はあまりない時代であるから天王寺発の夜行列車に乗って串本方面へよく釣行した。今振り返れば関西でも非常に磯釣りが盛んになった時で色んなクラブや同好会ができて、また釣り雑誌やテレビでも盛んに取り上げられるようになってきていた。しかし社内のクラブであるため上部団体への所属など考えてもいない同好会であった。

串本方面への釣行が多くのんびりとしたクラブであった。

私はいつも会長と同じ磯に上げられた。理由は会長は磯で必ず一杯やりだすから、その足元などの監視役である。

しかし、まもなく年配者が順次退職して、また誰もが車を持つような時代になってきた。昭和の高度成長の真っただ中だったと思う。

 

Episode2 遠征1

それまで単独行での釣りが多かったが、クラブで活動しだすと四国などにも遠征するようになってきた。中でも当時はまだ知る人が少なかった高知県沖ノ島への釣行は印象深い。宿毛から連絡船で母島に渡るのであるが何しろ揺れる。みんなはそれだけでグロッキーになるが自分は殆ど酔わないのでその点だけは助かった。

何回か行ったが2つの印象深い釣行がある。

一つは名礁二並島で自己記録の60cmの尾長グレを釣ったことである。夜中に渡礁していて夜明けに釣った。撒き餌のアミエビを撒いていたらハタンボがウロウロしていたが、やがて深いところから尾長の群れが浮き上がってきた。しかし釣れない。そこで逸る気持ちを落ち着かせハリスを新品の5号に括り直して、足元に再投入。一発で掛けた。当時は体力もあったので割合早く上げることができた。しかし仲間も見えているがそんな大きなグレは釣れなかったし、その後も何回も挑戦したが釣ったことがない。マグレであったと思う。

また沖ノ島の別の磯では優に70cm以上はある尾長グレを直下で目撃したこともあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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