文化庁指定の重要文化財である、「綿業倶楽部」
私の本業である建築の方がここのところ、ご無沙汰しているが、今回大阪ガス主催の
見学会でこの綿業倶楽部(綿業会館)を見学させてもらった。
この建物は文化庁指定の建築の第2441号に指定されているもので、{この建造物は貴重な国民的財産です}と書かれています。
この建物は昭和6年(1931年)12月に竣工したもので、設計は渡部節氏で、ヘッドドラフトマンには村野藤吾氏が参画しました。
この建物は将来の本格的な冷暖房の普及を予想してダクトの径を太くして建物に内蔵させ、当時からすでに井戸水による冷風装気を行い、地下室に冷暖房設備のスペースを残すなどの工夫も見られます、
各部屋の窓に鋼鉄ワイヤー入り耐火ガラスを使用していたために戦火をまぬがれましたという素晴らしい建築です。玄関ホールはイタリアルネッサンス調でまとめられてあり、
談話室は、吹き抜け天井で各部屋の中で一番豪華で素晴らしいと言われています。
壁面のタイルタペストリーは京都泉涌寺の窯場で焼いたもの
玄関ホールのシャンデリヤ
案内・・館内見学は毎月第4土曜日開催されています。(有料)
場所・・大阪中央区備後町2丁目5番8号
三休橋筋と備後町通利の角
電話・・06-6231-4881
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