連日書いています児島弘明の夜釣りの仕掛けについて。
浅いワンドを攻めるため道糸はほとんど出さない、その延びによる強度は期待できないため
かなり太い仕掛けを使用する。
ロッドはシマノBBXスペシャル3号5,3m、リールはBBXテクニウム5000番、道糸は
ゴーセンフロートEX8号ハリス10号矢引~2ヒロ、ハリはヒラマサバリ12号、ウキ中通し1号固定(ルミコ装着)中通オモリ0,8~1号ラインは中型サルカンにて結ぶ。
ここで注意したいのは「明かり」巨グレはチラチラした明かりを警戒するため、ヘッドランプ
はほとんど点けない、電気ウキも使用せずルミコ1本のみ装着、エサ付けは月明かりの元
手探りで行う、ハリのチモト20センチほど上にルミコのグリーンを付けるがそれも黒のチューブでほとんど隠し小さな点の発光のみとする。
エサはボイルのオキアミを3っ抱き合わせにし大きくみせる、これでもひと飲みにするのだからいかに大きい口かわかるだろう。
尾長グレが釣れる条件として「満月」があげられる、漁船の明かりも一定していれば釣果に
結びつくと言う、グレも明るい方がエサを探しやすく行動範囲も広がるようだ。
今回は2日間同じパターンで地合いが訪れた、1回目は満潮時にワンドの入り口で食ってきた
沖向きは反応が無かった。
3日目の夜は2尾の尾長グレしか食わなかったのだが、これは明るい時間帯にマキエを打たなかったことが原因だと児島は語った、巨グレを手中にするには日中の休息とマキエの打ち込みがキーポイントとなるようだ。
夜釣りで快釣をした翌日、児島は男女の象徴である「帆立岩」の上にいた。
そして、源流の中から次々とグレをひきずりだすことになる。