ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.6.8-9 今週もやっぱり不調な二日間

2019-06-09 21:55:16 | 日記

 6月2回目の玉砕の土曜日。
 昨夜は帰宅後、夕方からウトウトと横になりっぱなし。食欲はないし、気持ち悪さもだるさも酷くなる一方。母のことが気になって電話をかけたら、この前整理した筈の思考が堂々巡りになっていて、開腹手術より穴を開ける(腹腔鏡)方がいいかしらと言ってみたり、スケジュールについてあれこれ言ってみたり・・・。本当にトホホである。これからの治療は本人が納得しなければ始まらないのだけれど、新しい病院を紹介され、そこで複数の検査を一から始めて、手術まで一体どれだけ時間がかかることか、よく理解出来ていないらしい。

 初めての病院に一人で行ける筈もないし、ましてや一人で入・退院出来るわけではないし、こちらが付き添いするマンパワーにも限りがある。帯状疱疹もまだ完治していないし、とも言い始めた。それなら(がんを)無治療のまま放っておくということでいいのか、と言えばそうでもない。

 月曜日にケアマネさんが来訪する時に、前回決めた日程で話すということまでは何とか説得して辿り着いたのだけれど、また揺り戻しが来そうで頭が痛い。
 平成どころか昭和で時がストップしているように見える実家では、数十年前の家庭医学事典等でしか調べることも出来ないだろうから、現在の治療には全く役に立たないだろう。図書館に調べに行くとも思えないし、本を買ってくるとも思えない。

 読んでくれるかどうかわからないが、とりあえずネットから分かり易い記事をピックアップして手術方式のメリット・デメリット等をプリントアウトしておく。次回の診察時に夫に質問してほしいことのメモも作って。
 息子からはパソコンのプリンターが壊れたとか、夫が自分の部屋の遮光カーテンを新調したいとか、あれこれ家族のリクエストもあって、寝ながらスマホをいじってポチポチしていたら、とんでもなく遅い週末の夜になった。

 入浴後、ワイパックスのおかげで6時間ほど連続して眠れる。朝の連続テレビ小説をベッドで視て、また寝直す。お腹は殆ど空かない。次に起こされたのは夫から「お昼だけど~」と。
 朝ご飯抜きで朝の薬も飲めず、お昼回しになった。

 テーブルには、夫の得意料理であるオニオングラタンスープや、目玉焼きに野菜のソテー、トーストと複数の果物が並んだけれど、お腹が全く空いていない。気持ち悪い。漢方とドンペリドンを飲んで、好物のスープだけは時間をかけて頂き、黄身の部分とトーストを半切れだけ何とか流し込んだ。

 汚れ物も溜まっていて、のそのそと洗濯機を回し、干し終えるかどうかのところで貧血気味になって、横になったらそのまま夕方になってしまった。リビングでクッションを積み上げた足置きを作って横になってばかり。手足の痺れが酷く不快だ。ビデオを視ながら気づけばウトウトウトウト。時間はあっという間に過ぎて、何もしない1日が過ぎる。お天気もぱっとしないので暗くなるのも早い。
 
 夕方、夫は歯科クリニックで歯を削られ、麻酔が取れない感じだという。そんな状況で夕食を作ってもらうに忍びないし、食欲もない。最初から私は作る元気もないので家事を放棄しているし、今夜は2人でカップ麺でいいや、ということに。なんだかなあだけれど、もう主婦としての矜持(最初からないか)の片鱗すら存在していない。

 一体今日も何時間起きていたものやら。ハラヴェンは5割減量だし、昨日の夕方からこんな調子でずっとダラダラウトウトしているのに、全然復調の兆しがない。明日はもう少しましになっていてほしいものだが。

 日曜日。
 ワイパックスのおかげで6時間ほど連続して眠れて、お手洗いで目が覚める。昨日は一日動きがなかった腸が動き始めて少し排出。これがきっかけになって普通便に。そのまま下痢にならなくてほっとする。
 気持ち悪さは昨日に比べて大分収まってきている。でも、だるくてだるくてとにかくやる気が全く起こらない。本当に何もしたくない。そして手足の痺れが酷い。ジンジンビリビリ。痛みが強い。
 一昨日の夜遅く注文したプリンターやカーテンの配達連絡がある。昨日のように寝ているわけにはいかない。諦めて起き出して、朝食の支度を整えていると夫が起きてくる。何か一つするとすぐに疲れる。

 すっかり梅雨空だ。日差しがない。今日は午後から雨の予報だというが、午前中から小雨になった。夕飯の簡単な仕込みだけして、横になる。

 このままずっとダラダラしていては、昨日同様、籠城蟄居だし、と午後からボティバランスヨガのクラスに出席した。レッスンだけで十分なので、その後のオマケ、10分ヨガはパスしてスタジオを出る。1週間ぶりのスタジオ、身体はすっかり硬くなっている。今週は休薬週だから、平日にも少しは行けるといいな、と思う。
 汗をかいてシャワーを浴びてちょっとスッキリしたけれど、とにかく手足の痺れが悪化している。歩くと痛いというよりも地面に立つと痛い足の裏、何かを触ると痛い指の先。寝ポーズや座りポーズなのでなんとかなるけれど、立ちポーズはフラフラヨロヨロ。これでは危なくて困ってしまう。

 せっかく駅前まで出たので、そのまま2駅電車に乗って、仕上がっているかつらを受取りに行き、現地で夫と合流した。
 そして、他社の製品であるけれど・・・とダメ元で、10年以上前、一番最初に買い求め(でも一番高価)、今はほぼ出番のないミディアムボブのかつらのカットをお願いしたところ、快く引き受けて頂けた。このまま使わずにお釈迦にするにはちょっと憚られたが、とてもリーズナブルな部分カット代でOKとのこと。有難いこと。次回病院帰りに受け取ることが出来るそうだ。生き返るのが楽しみである。

 お願いしていたボブのカットも、ショートに少し暗い色目の毛の植え込みも終わっていて、被ってみたらイメージ通りだった。フィッティングした後はブロー仕上げをして頂いて、新しいかつらが2つ、手元にやってきた。帰路新しいかつらを被って帰るのは雨なのでもったいないかな、と我慢してそのままいつものかつらで帰ってきた。

 すっかりお昼が抜きになってしまっていたので、夫も私も胃が痛むほどハラペコ。中華レストランで五目麺を頂いた。やっとお腹が空いて、美味しいと思って食事が出来た。変な時間に食べてしまうと夜が、と言いながらカフェでお茶とデザートまで頂いて、荷物を持ってくれる夫がいるのをいいことに食料品を買い込んで、夕方帰宅した。

 幸い雨が小止みになっていたが、お天気は不安定。手足の痺れもどんどんきつくなってきて、歩きながらとても不安になった。帰宅後は洗濯機を回して手持ちのかつらのシャンプー・リンス。
 まだ本調子ではなかったのか、ちょっと動きすぎてしまったのかぐったり疲れる。

 私がスタジオに出かけている間、夫が掃除機はかけてくれたので、帰ったら拭き掃除だけはしようと思っていたのに、疲れてしまってダウン。夫が水回りの掃除を引き受けてくれる。情けないことだ。なんとかごみ捨てだけは頑張った。
 母にご機嫌伺いの電話。とりあえず話が戻らず、明日はケアマネさんにちゃんと話せるということだったので、ほっとする。

 それにしても、日曜の夜がこんな体調では、明日もまだスッキリ元気にはなっていないだろう。梅雨の折、元気な人たちも体調を崩しやすい時期だ。救いは今週治療がお休みのこと。
 変な時間にお腹一杯にしてしまったため、全然お腹が空かないね、と夕飯も遅くなってしまった。朝準備したご飯とサラダにレトルトカレー、トホホな土日の我が家の食卓である。
 5クール2回目、やはりそろそろ限界かな・・・と思い知らされる手足の痺れにため息が止まらない日曜日の夜である。
コメント
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