ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.6.6 ハラヴェン5クール2回目翌日のことと腎がんの母のこと

2019-06-06 20:52:54 | 日記

 昨夜は夫が帰宅するまでウトウト、その後もあまり空腹を感じず、吐き気止めは効いているとはいえ、お腹がモタモタするので、夕食を準備する元気もなく、だらしなくも全て夫にお任せ。夫と母シフトについて相談し、母に電話し、意向確認をし、で、なんだかお役目終了という雰囲気になってしまった。

 夕食時間も遅くなり、ブログアップも日付が変わってしまった。ステロイドハイのせいで余り眠気を感じない。夜更かしをつき合わされている夫からブーイングが出た。すみません。
 入浴後、眠くなるギリギリまで粘り、安定剤ワイパックスを飲んだら、お腹がモタモタしているにもかかわらずわりとすんなり眠れた。

 今朝は目覚ましが鳴る小一時間前にお手洗いに起き、予約で仕上がっていた洗濯干しを夫と。まだ時間があったので、しつこくベッドに戻って横になる。なんとなく気持ち悪さは続いている。

 起きた時の感じでは、前回同様か。火照りもあまり酷くない。ムカムカするし、腹痛はあるが、とにかく今回の副作用の出方で、次回6クールまでハラヴェンを続けられるかどうかが決まる。いずれにせよ、短期的なゴールは見えている。エンドレスでこの状態を甘んじて受けなければならないというストレスが手放せて大分楽になった。

 昨日、化学療法認定看護師のKrさんに色々愚痴った時、「普通の人だったら、“もうどれかを捨ててもいいかな”と思うのかもしれないですね。」と言われた。なるほど、私は実に欲張りである。仕事は辞めたくありません、治療もします、好きなことも出来るだけやります、と病院関係者、家族、職場、沢山の方たちの力をお借りしつつもその3つを追い求めて、それが曲がりなりにも叶っている。でも、そろそろちゃんと考えなければならないタイミングなのかもしれない、と思うことも正直、増えた。何から捨てるのか、最期まで捨てられないのは何か。それが問題だ。

 「色々悩んだときはどうされているのですか。」と訊かれ、間髪を入れず「瞑想です。」と答えて自分でもびっくりした。「やっぱり、ご自身と向き合うのですね。一度○○さんのお話、ゆっくり聞かせて頂きたいです。」と言われちょっと涙腺が緩くなってしまった。

 ルーティンの瞑想ヨーガの後、朝食。味覚異常もそれほど感じない。水が不味くないのが有り難い。漢方を2種類、不味い水で飲むのはストレスだ。カステラを一切れ、バナナスムージー、ぶどう、ピンクグレープフルーツとアメリカンチェリーをひとかけずつ。今日も紅茶はグレープフルーツ。治療後はすっかり青汁はパスになった。食後、イメンド80㎎とデカドロン4錠、ロキソニン、タケプロン、ビタノイリン合わせて8錠を飲んで、夜のサラダだけ用意して出勤。出勤前にうさぎの糞状の排便があった。それで止まってくれてほっとする。

 やはり気持ち悪さに加えてなんとなく腹痛。全体的にはお腹がモタモタムカムカして、ちょっと顔がぽっぽとする程度で、仕事はほぼ問題なくいつものペースだ。しゃっくりも出ていない。

 午前中は、会議の準備、昼当番で窓口対応をして、午後は会議。お天気はうす曇りから陽射しが出て30度を超える予想。相変わらず空調は入らないから、網戸を空けて、涼しい風が入るのを心待ちにしつつ過ごす。吐き気があっても、今日もウエストがブラウジングのウエストゴムのワンピースを着てきたので、それほど辛くない。

 早めのランチの前には漢方2種とドンペリドンを飲んで、馴染みのカフェでカフェラテとデニッシュを1つ時間をかけてほぼ頂くことが出来た。1つはお持ち帰り。食後はロキソニン。水分もそこそこ摂れるので、お手洗いでもビタミン剤色の尿量はそれほど減っていない。食後に普通便が少し。そのまま一気に下痢になることはなかった。

 会議が長引いて疲れてくるにつれて火照りは出てきたし、ムカムカと吐き気は続いたけれど、早退させてほしいと思うほど酷く悪化することはなかった。お腹も昼食後は落ち着いている。何とか無事定時まで勤務。
 さすがに帰宅したらガックリきた。食洗器の中身を食器棚に戻し、朝夫と干した洗濯物をゆっくり畳んだらそれだけでダウン。それにしてもまだ6月が始まったばかりというのに、夏のような暑さが堪える。

 夕食はそれほど沢山食べられないし、と朝のうちにサラダだけは用意し、帰宅した夫にリクエストして、酸辣湯麺にしてもらった。夏野菜たっぷりのラタトウィユやピクルスもたんまり作ってもらったので、青汁に頼らずとも野菜はOK。
 今夜もワイパックスでコロリと眠って、明朝もイメンドプラスデカドロン、昼食前ドンペリドンでなんとか夕方まで仕事、で頑張りたいと思う。

 さて、もうひとつの標題のこと。
 昨日、私の治療と同日に母の診察があった。以前も書いたのだけれど、私が治療をずらすと後々まで影響が大きいので、午前中休みを取れるといってくれた夫に母に付き添ってもらった。

 私が治療状況を報告するのと同時進行で、夫からはLINEで随時報告連絡が入った。スマホ大活躍だった。つくづく便利な時代になったものだ。

 診断は「初期の右腎臓がん、ステージⅠといってもごく早期」とのこと。泌尿器科医長のS先生は1年置いてもそれほど変化はない(大きくはならない)だろうというお見立てである。とはいえ、放置ではなく、やはり手術を薦めるとのことだった。わき腹下の肋骨辺りから切ることになるという。
 けれど、こちらの病院では腹腔鏡手術やロボット手術はしていないので、手術するとなると2週間の入院が必要な開腹手術のみだそうだ。希望とあらば、都心のロボット手術を行える病院も紹介出来るという。それなら傷口も小さいし1週間で退院できるとのこと。
 
 そもそも今回、母が再び手術をすることについて、どこまで理解し、納得しているのかどうかがイマイチ心配だった。
 先日一人で先生から結果を聴いてきた時には、このまま手術はしないで経過観察かもしれない、というあまり現実的でないことを言っていた。今日の夫からの話と総合すると、1年置いていてもあまり大きくならないかも(つまり一刻も早く手術が必要であるほどの急を要する病状ではない)、と言われたことに、彼女の希望的観測がプラスされて、そのまま切らないで放置する選択肢がある、と理解してしまったということらしい。

 私の主治医からも手術を薦める、経過観察という選択肢はなし、というアドバイスを頂いていたのでお見立ては同じである。術後の補助療法として抗がん剤治療もなし。また、手術をするとなれば金曜日だという。次回2週間後に再診予約が入り、それまでに意向を決めてくるように、と言われたそうだ。

 もろもろ母の手術前後のスケジューリングをすると、私が3週に2回通院治療をする限り、元気で動ける日がほぼ数日しかない、という今の状況ではあまりよろしくない。このことからも、一旦ここでハラヴェンを止めて3週間に1度の通院にして、ハーセプチンとパージェタ2剤で引っ張るという選択肢が俄然リアリティを帯びてきた。
 泌尿器科の後、親切にも麻酔科も受診させて頂いたというが、この科では多摩地区のロボット手術可能な病院を紹介出来るということだったようだ。とはいえ、齢の割には全身麻酔に耐えられる良い数値であるというお墨付きも頂いた模様。
 その後、2人は病院を出て行きつけのケーキ屋さんでお茶をして少し話をしたようだ。

 母が納得しているのかどうか、それが一番心配だったが、夕方帰宅した夫の話では、都心の新しい病院に行かず、ここで開腹手術を受けるという希望だったという。

 夫の話を聞いた後、電話で母とこれからのことをもろもろ話したが、やはり夫には少し遠慮があったようで(当然か)、実際はあれよあれよと手術する方向に向かってしまい、心の準備が出来ないと不安を口にしていた。
 それでも、手術なしで無治療のまま寿命と追いかけっこをするかどうか、等色々聞いているうちに、出来るといわれたのだから手術をする、都心まで行くのは大変だし、改めてイチから検査を始めて、手術がいつになるかもわからない、というのも嬉しくはない、と結局1度手術を経験した病院で開腹手術をする方向で落ち着いた。

 仕事や夏休みのスケジュールを見ながら、私が入退院や手術等で付き添うことが出来そうな手術希望日を2パターン用意した。どちらに転んでもこれならまず乗り切れる筈だ。ケアマネさんが来週早々自宅を訪問してくれるという。手術後のケア等の相談に、本当は同席したいところだが、色々噛んでふくんだ話をして、母も自分の置かれた状況が一応理解できたようなので、ひとまず任せることした。後でケアマネさんに電話でフォローしなくては。

 もちろん退院してすぐ一人暮らしはさせられないし、日中誰もいない我が家に泊まり込み、というのも現実的でないし、逆に私が実家に泊まり込んで仕事に通うのも負担が大きすぎる。今通っているデイサービスで1週間なり10日なり、ショートステイをお願いすることになるだろう。このあたり、父のように初めての施設にいきなり1ヶ月のショートステイと言われいきなり引き篭もってしまった時の轍は踏まないつもりだ。デイサービスに通ってもらっていて良かった。

 いずれにせよ次回の再診予約は、またしても私の治療日とバッティングする日になってしまったため、夫に付き添ってもらわなければならなくなった。毎度毎度申し訳ない気持ちで一杯だけれど、ここが踏ん張りどころ、なんとか家族揃って乗り切っていかなくては。

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2019.6.5腫瘍内科診察、イメンド服用後ハラヴェン(5割減量)5クール2回目

2019-06-06 00:31:49 | 治療日記
昨夕は仕事を終えて一旦帰宅。あれこれ片付け、ほぼ1週間ぶりに夕食の支度。
夫が最寄り駅まで送ってくれて、前泊するため病院最寄り駅へ向かった。外は湿度が高く蒸し暑い。昨日の酷い下痢はミヤBM錠のおかげでひとまず落ち着いたようだが、普通便を少し排出出来た後は、やはり緩い。

ホテルに向かう行きの電車で荻原浩さんの「海の見える理髪店」(集英社文庫)を読み始めた。
直木賞受賞作で以前から気になっていた。紋切型の帯ではあるが、「直木賞受賞作 待望の文庫化」とある。裏表紙には「人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見い出す人々を描く全6編。父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族小説集」。荻原さんの作品なら面白くないわけがない、と読み始めたが本当に巧い。どれもラストが秀逸だ。明日にとっておくつもりだったのに、頁を繰る手が止まらない。電車の中で3編読了。

 ホテルにチェックインして、よせばいいのに残り3編を読み切ってしまった。解説を同窓の齋藤美奈子さんが書いておられるが、頷くことしきり。1編だけ、あれ?読んだことがあるみたい、なぜだろう・・・と思ったのが、他5編は全て30代以上の大人を描いている中で、唯一子どもが主人公の「空は今日もスカイ」。
 初出を見たら、2012年に同じ集英社文庫の「短編少女」に収録されていた。
 
 その後、お風呂でゆっくりお腹を温め、末梢神経障害手足をマッサージして、眠りについた。
 緩く空調を入れて眠ったが、蒸し暑さとお手洗いで2時間おきに目が覚めてしまう。それでもしつこく寝直して、目覚ましが鳴るまで切れ切れに6時間眠ることが出来た。

 目覚めとともにすんなり快便。これも今朝までのことだ。今日もハラヴェン点滴前に吐き気止めイメンドを飲んだら間違いなく便秘が待っている。家族におはようLINEを入れる。
 足回りをマッサージしながら浴槽足湯を済ませ、レストランへ降りる。新聞片手にまずは痺れ対策漢方2種を飲んでから焼きたてデニッシュ、半熟卵、野菜スープ、野菜果物ジュースの定番朝食。
 食後はビタノイリン、ロキソニン、タケプロンを内服。食後もまた快便である。朝の連続テレビ小説を視てチェックアウトもいつも通り。外は曇り空。今日も蒸し暑さがあり、雷雨もあるやもしれないという予報。怪しい空模様だ。

 今月初めての通院である。
 相変わらず1台のID受付機が点検中で2台のみ稼働中だったが、それほどの長い列ではなく、すぐに受付を終える。なんと受付番号が666と、6月6が3つ並んだ。何か幸先がいいかもしれない、と一人でニヤニヤする。今日も採血なしなので、そのまま腫瘍内科へ移動。まだ早いので待合い椅子はそれほど混んでいない。
本受付が始まる前なので、紙の番号を取って呼ばれるのを待つ。その間に血圧測定。102-65、脈拍は94。脈拍数が多いのは歩いてまだ間もなかったせいだろう。ほどなくして呼ばれ、月初めなので保険証のチェックも済ませた。

 今日のお伴は芦沢央さんの「許されようとは思いません」(新潮文庫)。
 本作が「初めまして」の若い作家さんだけれど、帯に「このどんでん返しがヤバい‼ 絶対に読み逃せないミステリー短編集」とあり、手に取った。結果、「人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編」という触れ込みのとおり、ハズレはなくどの作品も楽しめた。今回持参した2冊はどちらもアタリ。ハッピーである。
 20分ほどすると「中待合へどうぞ」に番号が出た。この調子なら午前中で解放されるかな、と待っていると10分ほどで先生から呼んで頂いた。

 病院到着からまだ1時間しか経過していない。ご挨拶をすると、先生が「今日は学生さんが同席されます。」と、脇に座っておられた男性を紹介される。こちらも「よろしくお願いいたします。」と席についた。
 先生が「またいつもどおりでしたか?」と問われるので、「半分に減量して頂いたので、楽かと思いきや、とんでもない1週間でした。今までで一番きつかったです。」と状況報告開始。「うーん、楽だ、と思ったのがいけなかったかな・・・」と先生。

 「翌日から調子が悪くなり、金曜日の午後は早退しました。帰宅して、殆ど夜まで延々と眠り、夫が帰宅したのにも気づけず、土曜日も一日動けず寝込みました。ようやく日曜日の午後遅くから少しずつ動きましたが、とにかくだるくて眠くて・・・。そして月曜日、朝いきなり酷い下痢になり、自宅から職場まで徒歩の間に脂汗で大変でした。結局、10回くらいお手洗い通いでした。ミヤBM錠でなんとか今日は落ち着いていますが、貧血でフラフラでした。土日に何もしなかったので、痺れや痛みが薬のおかげで少しいいのかも、と思いましたが、月曜日に仕事に行ったら、全く改善はしていませんでした。」と。診察室での検温は6度7分。
 先生は「うーん、もう止め時ですかね」と一言。

 「確かに今日も投与したら、また同じ辛さか、と思うと・・・。ですが、目標8クール、せめて6クールとしてきたのに、今日これで止めてしまうのは不安です。採血をして白血球の値が低いので中止になった、というような、何か理由が欲しいくらいです。」と言うと、「うーん。でも半分減量していますから、数値的にはあまり下がっていないと思いますよ。」と先生。
 「今日はハラヴェン単剤ですし、3剤の時は長くてとても疲れるのですが、今日は前回より楽なのではないかとも・・・」

 暫しやりとりが続いた後、先生が「今日はやらなくてもいいかも、という状況だけれど、とりあえず踏ん切りをつけるために(やめる理由にするために)やりましょう。そしてやはりダメだ、と思ったら次回は止める。もし大丈夫だったら、トライしてみる、ということにしましょう。タキソテールなら6クールということで、6クールを目標にしましたが、もしこれがタキソテールなら即刻中止ですよ。」と仰る。
 確かに、タキソテールのトラウマを思うと、身震いがする。
 
 「とりあえず次回は3剤でオーダーを入れましょう。そこからハラヴェンをカットするのは簡単ですから」のこと。「まず、今後どうやって続けていくかを考えなくてはいけません。コテンパンに痛めつけられて再開できなくなるよりも、気力体力を温存して、また再開できるようにした方が良い。今回かなり叩けたので、当分症状は落ち着いているのではないかと思っています」と仰る。
 「例えば3剤がきついなら、1週目にハーセプチンとパージェタ、2週目にハラヴェンだけというサイクルを繰り返すのもありです。」と仰る。「そんなパターンもあるのですか。」と問うと、「普通はないです。○○さんスペシャル」だそうだ。

 なるほど、今回は効かなくなった薬を止めるわけではない。あくまで投与後の身体がしんど過ぎるということで、十分効果があるのは実感しているし、検査結果でも明らかだから、ハラヴェンだけお休みして、ハーセプチンパージェタを続け、また数値や自覚症状等により、ハラヴェンを再開すればよいのである。
持ち駒をまた一つ減らすといういつものパターンではないわけだ。効いている限り使えるのだから。
 先生は「今の様子を見ていると、出来そうかな、と思いますが、この1週間の話を聴いたら、とてもとても・・・昨日やっと下痢が落ち着いたわけですから、いや~やめた方がいいくらいです。」と再び。

 確かにもうヘロヘロだったので、この状況であと1回トライするというのは私としてはかなり頑張った結論である。そして、次回もうだめだと思ったら、我慢しないでお休みする、ということで気持ちが決まった。
 ご挨拶をして席を立ち、あ、と思い出して母のことを報告。

 「実は直腸がんの経過観察でCT撮影をした母に、右腎臓に18ミリのがんが見つかりました。今日最終的に超音波検査の結果を聴きに行っている、今まさに診察中だと思われます。夫が同席してくれています。」とご報告。先生が「おいくつでしたっけ」と訊かれ「85です。経過観察なのか手術なのか、開腹か腹腔鏡かロボットかわからないのですが・・・」と言うと「基本経過観察はないです。腎臓がんは転移しても切ります。そのままにしておくと炎症を起こして出血し、貧血になるので。そして、化学療法はあまり効かない。高齢の方は副作用が酷く出ますから、薦めません。なるべく負担のない手術をお薦めします。」とのことだった。お礼を言って、診察室を出、化学療法室へ。

 2,3人座っておられた。お手洗いを済ませ、夫やお友達に例のごとくLINE報告。Kwさんからすぐにイメンド125㎎が届き、先ほどコンビニで買ったペットボトルの蓋を開けて頂いて(自分で開けられない)その場で飲む。その後窓側ナースステーション寄りのリクライニングシートに誘導された。

 かつらを外してケア帽子を被り、身支度を整えて読書を再開。20分ほどして看護師のMさんが刺針にみえる。やはり少し痛んだが、今日は採血もないし、あと1回抜けば終わり、と納得する。本が面白い。
 40分ほどして薬が届く。「時間になりましたので」とKrさんが点滴棒に3本の薬を用意される。1週間の辛かったことを吐き出させて頂いたら少しスッキリ。吐き気止めのデキサートとアロキシミックス、ハラヴェン、生理食塩水。吐き気止め2剤混合は10分、ハラヴェンは10分弱、ラストの生理食塩水も10分強で、正味30分ちょっと。2回目は本当に楽ちんだ。化学療法室滞在時間は1時間半ほど。
 終了間際の血圧は123-78、脈拍は67。私にしては少し高めだが問題なし。抜針もKrさん。若干衝撃はあったが無事終了。 

 お手洗いを済ませ、かつらを装着してご挨拶して部屋を後にする。会計へ移動して受付。待合い椅子はかなり混んでいて、診察終了受付も長蛇の列だったが、思いのほか早く会計番号が出た。今日はハラヴェン5割減量の点滴のみで支払いは3万弱。8割投与していた時のほぼ半額だ。カードでお支払い。

 病院を出ると弱い陽射しが出ていた。湿度が高くてねっとりした空気感。まだお昼少し前である。本日の病院滞在時間3時間半弱。
 イメンド・アロキシ・デキサートの3剤併用制吐剤のおかげで、吐き気は殆どない。朝からたっぷり排出したせいか既に空腹。そのままJRに乗り、席を確保して読書を続行した。

 JR乗換駅で下車して、落ち着けるレストランでキーマカレーランチをほぼ完食。本も読み終え、用事を済ませてから駅ナカスーパーで夫のお弁当等を買い込む。最寄り駅では迷わずタクシーに乗って体力温存。車中、普段当たらないスマホのスロットゲームで今日の受付番号666ならぬ777が出てびっくり。帰宅後、生協から配達された食品を運び入れ、一通り収納を済ませる。

 今晩から飲む副作用対策の薬の仕分けやあれこれ片付けてリビングで横になる。夫が帰宅するまでなんとなくウトウト。帰宅した夫に今日の母の付き添いの様子を直接聞いてから母に電話をした。
 母についてのことは長くなるのでまた別の記事にしたい。
 
 明日は会議の日。出張ではないのが有難い。もしかしたら今期最後のハラヴェン。副作用対策が上手くいって少しでも楽に過ごせますように。

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