ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.10.28 窓ガラスが綺麗になったら・・・

2014-10-28 20:00:35 | 日記
 今日も秋晴れの気持ち良いお天気だった。
 来週の三連休は大学祭だ。学内では出し物の看板や入場門等の準備が進んでいる。例年この時期は学内の紅葉が見頃になる(都内といっても気温が低いので、都心とは季節に大分タイムラグがある。)。
 かれこれ20年近く、エントランスのイチョウ並木を見続けているけれど、青い空に白い雲、黄色い葉。実によく映えるのだ。

 さて、今日は午前中、事務室に窓ガラス掃除が入った。
 この事務室に来てもう丸5年以上経つが、窓ガラスの拭き掃除を見るのは殆ど記憶にない・・・というくらい、埃や汚れでかなり曇っていた。
 が、さすがにプロの技である。一人で身軽にやって来たと思ったら、ゴチャゴチャと窓際に並んでいるPCやら書棚やらプリンターやらをヒョイヒョイうまく乗り越えて、窓枠の外に出て、あっという間に作業が始まった。道具もプロ仕様だからか、自宅で雑巾を使ってチマチマ拭くのとは違って、腰に巻いたポケットから各種の刷毛が次々に登場する。
 高層階ではないといっても、命綱も何も付けずの仕事。あまり皆で見つめては、と遠慮しながらも、なんとなく皆が心配そうに視線を向けてしまう。そう、見ているこちらがドキドキする位だったのだが、難なく終了。
 そして、ガラスが嵌めてあるのかと思うほど、透き通ってしまった。ふと窓の外を見れば、事務室に居ながらにして、赤や黄色に色づいた紅葉を愛でることが出来るではないか。遠くには人造池までクッキリ見渡せて、職員一同の歓声が上がった。
 難を言えば網戸掃除は別契約だったのか、こちらはそのまま手つかずで、相変わらず埃っぽいのが玉にきず。とはいえ、これまでが嘘のように明るくなって外の光が眩しくて目に沁みる。間違って窓を開けずに飛び出してしまいそう、と皆で言い合った。
 これまで気にもかけていなかったけれど、本当に何も見えていなかったのだな、としみじみ。

 翻って、敢えて年末、寒い時期に震えながら大掃除をしなくとも、こうした小春日和の日に思い切って掃除をすれば、我が家もスッキリ気持ち良くなるのだろうな、と思う。
 とはいえ、普段の手抜き掃除が祟って、そう簡単に済まないだろうから、では休みを取って・・・とまで算段すると、これまたハードルがぐんと高くなってしまうのだ。

 昨夜は東京にも木枯らし一号が吹いたという。今宵は漆黒の空に浮かんだ金色の三日月が美しい秋の夜である。

コメント
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