今日も採血後の診察。これで連続7週間採血だ。すっかり30分早めの到着が普通のペースになった。今は採血も血圧測定も全て右腕で対応しているので、テープかぶれなどがやはり気になる。
今朝はあいにく採血が40人以上待ちだったので、1時間待ちを覚悟した。ようやく順番が来て、検査技師さんに「今日は混んでいますね。」と言うと「人数的にはそれほどでもないけれど、急に寒くなったので、血管が出ないで手間取ったり刺し直したりの方が多くて時間がかかっているんですよ。」とのこと。確かに今朝の冷え込みはびっくりするほどだった。しっかり着こんで出かけたがそれでも風がとても冷たく感じた。
内科へ移動し、受付後1時間ほど待つ。診察室に入り、先週は足の攣り、食後の貧血状態、胸の鈍痛・圧痛が酷かったことをご報告。白血球自体は3800あり、好中球も44%。「やはりナベルビンも8割投与だとどちらもそれほど下がっていない。欲張らずにやれば、出来そうだ。今日は問題なくナベルビン投与はできるが、(胸のしこりも小さくなっているのに)痛むということは他のことも考えなくてはいけない。ハーセプチンも長くなっているので至急心電図をとっておきましょう。」と、すぐに心電図を取りに行き、診察室に戻る。結果は「前回と変わらず特に問題なし。長く痛みが続くというのは狭心症ではないし、心筋梗塞等、心臓ではなさそう。逆流性食道炎ではないか。経過を見て、それでも長引くようなら胃酸を押さえる薬を飲んでみて、それで良くなるなら、やはり逆流性食道炎ということでそれほど心配することはないでしょう。」とのこと。胸焼けなどの症状はないのだが。来週は祝日なので、1度お休みして再来週の予約が入る。次回は腫瘍マーカーも含めた採血、レントゲン、ハーセプチン、ナベルビン、ゾメタとフルコースの予定だ。とりあえずほっとして処置室に移動する。
処置室は大掛かりな改装中で、来年春にはこれまで12床(点滴椅子とベッド)だったところが19床に増える予定だそうだ。今の診察室部分まですっかりぶち抜いて、春からは診察室は隣のブースに移動するとのこと。現在、年明けまで第二期の工事中で、先週までとはすっかりレイアウトが変わっており、10床だけが稼動していた。ラッキーにもすぐに席が確保できたけれど、これまでのナースステーションの部分がベニヤの壁で行き止まりになっており、迷路のような狭いところに看護師さんたちがいらしてびっくり。窓側の点滴椅子はすっかりなくなっており、入り口付近にカーテンで仕切られた個室仕様の点滴椅子とベッドが並んでいた。
針刺は今日もチクリで済んだ。1時間ほど待って薬が届き、予定通りのハーセプチン、デキサート、ナベルビン、生理食塩水の4本をお昼過ぎから開始。順調に終わった。針を抜いてもらうともうすぐ3時。なにやらカーテンの外では多くの人たちの出入りが頻繁になっており、何があったのか聞くと監査だそうだ。処置室を出ると、中廊下にはドクターが何人も待機しており、私の主治医の先生も忙しそうに小走りに歩いておられた。
先日の入院診断書を受け取り、会計を済ます。既に3時を回り、駅近辺のランチタイムは終わってしまったし、さすがに空腹だったので、院内のレストランで遅い食事。結局、今日も院内滞在時間は7時間近くになり、疲労感は大きい。
今日は3冊読めた。
1冊目は神谷ちづ子さんの「女性の見識」(ディスカバー携書)。裏表紙には阿川佐和子さんの「素敵にスマートに、楽しく年齢を重ねていくための秘訣を、外交官の妻として各国を渡り歩いてきた著者が語りおろした痛快辛口エッセイ。ほんの少し行動を変えるだけで、見た目も意識も見違えるほど変化します。『かつてオバサンと呼ばれ、世の顰蹙を買っていた種族がいたことを、懐かしく思い出す時代が到来する・・・かもね』」とあったとおり、ニヤニヤしたり、いや、そんな、と思ったりしつつ一気読み。「外見と振る舞いに気を配る」の章では、爪と髪のメンテの重要性にとても納得し、最後の章の「胸を張って生きる」にはなるほどな、と思った。
2冊目は柴崎友香さんの「フルタイムライフ」(河出文庫)。以前に「その街の今は」を読んだことがあったが、大阪府生まれの著者だったのだ、と今回のお話の大阪弁の会話を読みつつ、ちょっと驚いた。新入社員の10ヶ月を描く長編なのだが、忘れていた新人時代をちょっぴり思い出した。私の勤務先は間違いなく丸の内だったけれど、とても丸の内OLらしくはなかったな、と。
3冊目は山田正人さんの「経産省の山田課長補佐、ただいま育休中」(文春文庫)。解説は勝間和代さん。裏表紙には「『仕事は無制限、無定量』がモットーだったキャリア官僚の山田課長補佐が、三番目の子供の誕生を機に1年間の育休を取ることに。同僚の反応、出世の問題はもちろん、保育園のママ友達との付き合いなど、育休パパには戸惑うことばかり。」とあったが、奥様は大学の同級生で同期入省ということだから、本当に対等にやってこられ、奥様のストレスはかなりのものだったのだろう。2人のやりとりが実に痛快で面白かった。私は産休しか取らなかったけれど、1年育休を取って息子と1対1で対峙しきれたかどうかとても自信はない。やはり、後にも先にも息子しか育てなかった私にとって、保育園は今でも様様である。
帰宅したのはいつもと変わらない時間。あたりは既に真っ暗で、本当に気持ちが焦る。今日は朝から気合で夕食の支度までしておいたので、少しはゆっくりと夫と息子の帰りを待つことが出来るのだが・・・。つくづく貧乏性の小心者である。
今日でブログ開設1周年となった。最初は治療日+αのペースでぽちぽちと、今ではほぼ毎日の更新になった。おかげさまで、1年間で延べ5万人以上の方がご覧くださっている。
感謝の気持ちでいっぱいだ。これからも細く長く、書き続けていきます。
今朝はあいにく採血が40人以上待ちだったので、1時間待ちを覚悟した。ようやく順番が来て、検査技師さんに「今日は混んでいますね。」と言うと「人数的にはそれほどでもないけれど、急に寒くなったので、血管が出ないで手間取ったり刺し直したりの方が多くて時間がかかっているんですよ。」とのこと。確かに今朝の冷え込みはびっくりするほどだった。しっかり着こんで出かけたがそれでも風がとても冷たく感じた。
内科へ移動し、受付後1時間ほど待つ。診察室に入り、先週は足の攣り、食後の貧血状態、胸の鈍痛・圧痛が酷かったことをご報告。白血球自体は3800あり、好中球も44%。「やはりナベルビンも8割投与だとどちらもそれほど下がっていない。欲張らずにやれば、出来そうだ。今日は問題なくナベルビン投与はできるが、(胸のしこりも小さくなっているのに)痛むということは他のことも考えなくてはいけない。ハーセプチンも長くなっているので至急心電図をとっておきましょう。」と、すぐに心電図を取りに行き、診察室に戻る。結果は「前回と変わらず特に問題なし。長く痛みが続くというのは狭心症ではないし、心筋梗塞等、心臓ではなさそう。逆流性食道炎ではないか。経過を見て、それでも長引くようなら胃酸を押さえる薬を飲んでみて、それで良くなるなら、やはり逆流性食道炎ということでそれほど心配することはないでしょう。」とのこと。胸焼けなどの症状はないのだが。来週は祝日なので、1度お休みして再来週の予約が入る。次回は腫瘍マーカーも含めた採血、レントゲン、ハーセプチン、ナベルビン、ゾメタとフルコースの予定だ。とりあえずほっとして処置室に移動する。
処置室は大掛かりな改装中で、来年春にはこれまで12床(点滴椅子とベッド)だったところが19床に増える予定だそうだ。今の診察室部分まですっかりぶち抜いて、春からは診察室は隣のブースに移動するとのこと。現在、年明けまで第二期の工事中で、先週までとはすっかりレイアウトが変わっており、10床だけが稼動していた。ラッキーにもすぐに席が確保できたけれど、これまでのナースステーションの部分がベニヤの壁で行き止まりになっており、迷路のような狭いところに看護師さんたちがいらしてびっくり。窓側の点滴椅子はすっかりなくなっており、入り口付近にカーテンで仕切られた個室仕様の点滴椅子とベッドが並んでいた。
針刺は今日もチクリで済んだ。1時間ほど待って薬が届き、予定通りのハーセプチン、デキサート、ナベルビン、生理食塩水の4本をお昼過ぎから開始。順調に終わった。針を抜いてもらうともうすぐ3時。なにやらカーテンの外では多くの人たちの出入りが頻繁になっており、何があったのか聞くと監査だそうだ。処置室を出ると、中廊下にはドクターが何人も待機しており、私の主治医の先生も忙しそうに小走りに歩いておられた。
先日の入院診断書を受け取り、会計を済ます。既に3時を回り、駅近辺のランチタイムは終わってしまったし、さすがに空腹だったので、院内のレストランで遅い食事。結局、今日も院内滞在時間は7時間近くになり、疲労感は大きい。
今日は3冊読めた。
1冊目は神谷ちづ子さんの「女性の見識」(ディスカバー携書)。裏表紙には阿川佐和子さんの「素敵にスマートに、楽しく年齢を重ねていくための秘訣を、外交官の妻として各国を渡り歩いてきた著者が語りおろした痛快辛口エッセイ。ほんの少し行動を変えるだけで、見た目も意識も見違えるほど変化します。『かつてオバサンと呼ばれ、世の顰蹙を買っていた種族がいたことを、懐かしく思い出す時代が到来する・・・かもね』」とあったとおり、ニヤニヤしたり、いや、そんな、と思ったりしつつ一気読み。「外見と振る舞いに気を配る」の章では、爪と髪のメンテの重要性にとても納得し、最後の章の「胸を張って生きる」にはなるほどな、と思った。
2冊目は柴崎友香さんの「フルタイムライフ」(河出文庫)。以前に「その街の今は」を読んだことがあったが、大阪府生まれの著者だったのだ、と今回のお話の大阪弁の会話を読みつつ、ちょっと驚いた。新入社員の10ヶ月を描く長編なのだが、忘れていた新人時代をちょっぴり思い出した。私の勤務先は間違いなく丸の内だったけれど、とても丸の内OLらしくはなかったな、と。
3冊目は山田正人さんの「経産省の山田課長補佐、ただいま育休中」(文春文庫)。解説は勝間和代さん。裏表紙には「『仕事は無制限、無定量』がモットーだったキャリア官僚の山田課長補佐が、三番目の子供の誕生を機に1年間の育休を取ることに。同僚の反応、出世の問題はもちろん、保育園のママ友達との付き合いなど、育休パパには戸惑うことばかり。」とあったが、奥様は大学の同級生で同期入省ということだから、本当に対等にやってこられ、奥様のストレスはかなりのものだったのだろう。2人のやりとりが実に痛快で面白かった。私は産休しか取らなかったけれど、1年育休を取って息子と1対1で対峙しきれたかどうかとても自信はない。やはり、後にも先にも息子しか育てなかった私にとって、保育園は今でも様様である。
帰宅したのはいつもと変わらない時間。あたりは既に真っ暗で、本当に気持ちが焦る。今日は朝から気合で夕食の支度までしておいたので、少しはゆっくりと夫と息子の帰りを待つことが出来るのだが・・・。つくづく貧乏性の小心者である。
今日でブログ開設1周年となった。最初は治療日+αのペースでぽちぽちと、今ではほぼ毎日の更新になった。おかげさまで、1年間で延べ5万人以上の方がご覧くださっている。
感謝の気持ちでいっぱいだ。これからも細く長く、書き続けていきます。